「心から好き!と思うなら、物が増えても気にしません」井筒麻三子さんのパリ暮らし

2023/08/28

パリの蚤の市で出会った、一期一会の物たち。心から好き!と感じると躊躇せずに家に迎えてきたから、おしゃれで自分らしいインテリアが完成。自分らしさあふれる、好きな物に満たされた部屋をご紹介します。

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<教えてくれた人>
エッセイスト 井筒麻三子さん
出版社に勤務後、フリーライターに。英国を経て、2014年にパリへ。フォトグラファーの夫と愛猫2匹と暮らす。コロナ禍に始めたYouTubeの登録者は36万人超。

◎House DATA◎
·パリ12区郊外
·賃貸(1965年築のアパルトマン)
·1LDK(50平米)+地下倉庫
·家賃 1315ユーロ

『GOROGORO KITCHEN 心満たされるパリの暮らし』(講談社)

しっくりこないなら物をもっと追加すべし!そうやって自分らしい部屋に。

パリ暮らしも10年目になる麻三子さん。ご自宅はフランスの風を感じる大人かわいい空間です。その秘密は?とのぞかせていただくと、花の飾り方やかご使い、器選びと、麻三子さんらしさを感じさせる要素が満載。
心から好き!と思うなら、物が増えても気にしません。パリの友人たちの家の多くも同じだそう。「らしさ」を爆発させてこそ、おしゃれも生まれるのです。「好きな物を置いたのにしっくりこないと感じたら、同テイストの物をプラスすべし」という、麻三子さん流の解決法はシンプル全盛な日本の住まいにも刺激をくれます。

カラフルなクッションは出会いがあるたびに増やす!

色柄のファブリックは部屋の印象を大きく変えてくれるアイテム。とくにクッションは手軽なのに空間に華やぎを与えてくれるので、いいなと思ったら買い足し。バラバラでもたくさんあるとまとまる!

緑を足したいときはアイビーの鉢から!

鉢植えで育てているアイビーを少し切って、ちょっと物足りないと感じる場所に飾ります。買ってきた花を生けるときに加えることも。

部屋でいちばん目がいく場所に必ず花を飾る

パリに来てから花を飾ることが習慣に。視線に入りやすいダイニングの奥のベンチと玄関のテーブル上、2カ所が定位置。場所を決めると、花を飾ることのハードルが下がります。

麻三子さん流 花の生け方

●茎はばっさり切る
●口が広めの花瓶に生ける

ベランダにもグリーンがいっぱい

花予算は週20ユーロくらいマルシェで購入

花屋さんより安いので、近所にやってくるマルシェで購入。「茎を短めに切るとまとまりやすい気がします」。反対色を組み合わせる、グリーンを一緒に生けるのも、簡単におしゃれに見せるコツだそう。

食器は好きな色と柄を。不揃いでも食卓が華やぐ

食器はほとんど蚤の市で購入。セットでは買わず、1枚ずつ選び、混ぜこぜで使うのが麻三子さん流。「コーディネートがまとまらないときは、皿を1枚取り替えるだけで変わります」。

よく使うのはラヴィエとコンポティエ

ひし形やオーバルの小皿=ラヴィエと、お菓子やフルーツを盛る脚付き皿=コンポティエがお気に入り。「食卓に動きが生まれて、まとまりやすくなります」。

大好きなかごは収納代わりに部屋のあちこちに

とにかくかご好きで、蚤の市で出会ってしまったら、用途も決めずに買ってしまうという麻三子さん。どんどん増えてしまうけれど、飾ってかわいく、何かしらの収納に使えるので問題なし。

スツールに置いたかごには「夫のCDなどが入ってます」
木製のふた付きのかごにはぬいぐるみを入れ、壁に飾りました
薬を入れたかごはソファ前のテーブル下が定位置。ふたがあるので、生活感はちゃんとシャットアウト
悩ましいコード類もかごの中に収納。ふたがないからバンダナで目隠しを

参照:『サンキュ!』2023年9月号「小さくて豊かなパリの暮らし」より。掲載している情報は2023年7月現在のものです。撮影/ Yas 取材・文/加藤郷子 編集/サンキュ!編集部

 
 

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