磯で子どものイセエビを発見。小さくても立派なヒゲのある姿に「かわいい!」と注目集まる
2023/10/07
でんかさん(@K_theHermit)がX(Twitter)に投稿したのは、小さなイセエビの写真。普段あまり見ることのないイセエビのかわいらしい姿に、多くの反響がありました。
子どもイセエビとの遭遇
海洋生物観測所で活動するでんかさんが、磯でイセエビの子どもを発見します。
「磯でピチピチ音がするので、何かなと思って見てみたらイセエビの子どもが干からびかけてた」
「大きくなって恩返しにきてくれ」と、干からびかけていたイセエビを優しく助けたそうです。
イセエビといえば、長い触覚やトゲのある硬い殻のイメージがありますが、子どものイセエビは貝殻よりも小さく、とても繊細な姿で守ってあげたくなるかわいさ。
普段あまり見ることのない子どものイセエビが話題になり、でんかさんの投稿には、「かわいい!」や「小さくても立派なヒゲがある!」というコメントが集まりました。
助けたときの状況について、でんかさんにお話をうかがいました。
偶然の出会い
でんかさんはどうして子どものイセエビに気づけたのでしょうか。
「いつものように磯で生物観察していたのですが、ピチピチ跳ねる音がしたので見てみたらこの子がいました。
大潮でよく潮が引く日だったので、磯の小さな潮だまりに取り残されてしまったのだと思います」
干からびかけていたとのことですが、その後はどうされたのでしょう?
「とりあえずもっていたバケツで海水をかけてやって、潮が満ちてくるまで耐えられるようにしました」
でんかさんは、あまり生物の生態系に手を出さないようにしているそうですが、海水をかけてもらったイセエビは偶然出会ったでんかさんの行動に助けられたことでしょう。
助けたイセエビの大きさ
このイセエビの体長はどのくらいでしたか?
「目から尾まで5cmくらいです。まだ稚エビと呼ぶべき大きさですね」
5cmくらいというと、手のひらに余裕で乗るサイズ!
体長20〜30cmほどある大人のイセエビとまったく印象が異なります。
子どものイセエビは、とても愛らしい姿なんですね。
イセエビの恩返し
コメントには、「鶴の恩返し」ならぬ「エビの恩返し」を期待する声も多く寄せられています。
もしも、助けたイセエビが恩返しをしてくれるとしたら、どんな恩返しを望みますか?
「漁獲されるサイズまで数年かかりますが、大きくなって家の食卓に来てくれたらいいですね」
磯で偶然出会った子どものイセエビ。普段目にする迫力あるイセエビからは、想像できないほどかわいらしいその姿に、多くの人が注目しました。このイセエビも大きく成長して、でんかさんと再会する日が来るといいですね。
取材協力:でんかさん(@K_theHermit)
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