食費月2万5,000円のやりくり男子が 、結婚して夫になったらどうなる?
2023/08/20
食費2万5,000円で、毎晩一汁七菜の旅館のような和定食を作り続けていた、一人暮らし独身男子たくぞうさん。
「前に座ってごはんを食べてくれる人が欲しい」と言っていた彼の夢がかない、この春、妻と二人暮らしをスタート。
図々しくもその新居に編集部がお邪魔しました。
毎日一緒に夕ごはんを食べられる妻のいる暮らし。料理男子の腕がなりそう
サンキュ!コメつぶです。おじゃましま~す!
引っ越してまだ半年もたたないという新居にお邪魔しました。
二人で選んだ家具が並ぶ気持ちの良いリビングダイニング。
テレビ台や食器棚の中には、何が入っているのでしょうか?
トコトンハマって作り続けてしまうタイプ。料理本から遍歴がわかる
料理教室に通っていたときのレシピを見せてもらうと、
小さな字でびっしりと書き込みが!
いかに熱心に通っていたかが、わかります。
気になる料理は食べるだけではなくて、レシピを学んで繰り返し実践して、身につけたくなるたくぞうさん。
これまで、フランス料理だけではなく、チーズケーキとチョコレートケーキ、チョコペンアート、カレー……と様々な料理にのめりこんできました。
最近はもっぱらイタリア料理が気になるそうで、
有名レストランのシェフが作り方を公開しているYouTubeをじっくり見ては実践し、試食して、また実践。
この繰り返しで「パスタの味も盛りつけも、作るたびにどんどんあか抜けていく」とゆりこさん。
実際にそのシェフのレストランに出かけて料理を食べてみて、答え合わせまでもしているそう。
もはや修行ですね。
レストランにはご夫婦で行かれるんですよね?と尋ねると
「彼女のほうが僕より味覚も嗅覚も優れているから、
お店に行っても気づきが多いんです。
意見をいろいろもらって、さらに料理を進化させます」とたくぞうさん。
妻は、家で前に座って料理を食べてくれるだけでなく、
一緒にレストラン巡りをして、自分の料理に刺激をくれるパートナーでもあったのです。
改めて、最近の食卓の様子を、見せてほしいとリクエストしたところ、
あれあれ?
小皿が並んでいません。
最近はどうやら、小皿料理を並べた定食ではなく、新たな境地へ。
「2人分になってからは、作り置きしても食べ切るのが早いし
洗い物が多くなる小皿料理は効率が悪く感じて」
今はイタリアンにハマっているのもあって、レストラン風のメニュー構成に。
この日はガーリックライスのステーキ丼にコーンスープ。ゆり子さんのリクエストにより、チーズケーキも並んでいました。
作り置き総菜は、妻のお弁当として活躍中です
あの大量の作り置きは止めてしまったの?と思ったら
じつは、お弁当として健在。
看護師として働くゆりこさんのお弁当作りも楽しんでいます。
毎日のことなので、時間と手間は上手にカット。
メインは冷凍食品を活用しつつ、作り置きのお惣菜を盛りつけると…。
お惣菜は、以前のように休日に複数の種類をまとめて作り置いて冷蔵庫へ。
夕食の副菜になったり、お弁当になったり。
作り置き習慣は独身時代と変わらないのですね。
変わったことといえば、
スーパーへの買い出しを土曜日に二人で行くことが多く、二人で買いに行くと、いろいろ見ては「おいしそ〜」と盛り上がり、
ついつい財布の紐がゆるみ、食材を奮発してしまうことが多くなったそう。
「ちょっといいお肉を買うことが多くなりました」と
幸せそうに笑うたくぞうさん。
いまは、1カ月2万5,000円食費ではなくなりました。
でもね、とても豊かなお金の使い方をされている気がしますよ…と
幸せあたりしつつも思う編集部。
では次回、キッチンをトコトン見せていただきます。
撮影/清永洋 取材・文/加藤郷子 企画/サンキュ!コメつぶ編集部