断捨離(R)すれば、家も、人生も、片づく理由。

2020/02/28

モノを通して自分と向き合う断捨離には、片づけにとどまらない効用があります。私生活でも断捨離を実践するやましたさんのご自宅を案内していただきながら、断捨離の意味とゴールをおさらいしました。

\教えていただいたのは…/
クラターコンサルタント:やましたひでこ
東京都出身・昨年から沖縄県在住。学生時代に出合ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を提唱。全国各地で講演やセミナーを行いながら、『サンキュ!』を始めとする雑誌、書籍、新聞、テレビ、ラジオ、Web で幅広く発信している。著書の総部数は300 万を突破。おもな著書に『断捨離』、『俯瞰力』、『自在力』(マガジンハウス)、『家事の断捨離』(大和書房)などがある

断捨離って何ですか?

定義
「暮らしの新陳代謝」。「断つ」と「捨てる」を繰り返すことでモノへの執着から自然に離れ、身軽でスッキリした「離」の境地に至る。

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断 <行動>
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□ 不要なモノはもらわない
□ 必要なモノだけ持つ
□ 買い物を吟味


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捨 <行動>
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要・不要を見極めて、
□ 不要なモノを捨てる
□ あげる
□ 寄付する
□ リサイクルする
□ 売る


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離 <状態>
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□ 自分のことがわかる
□ 自分のことを
  好きになる
□ 執着が消える
□ ご機嫌の状態が続く

<やり方>
1.断捨離する場所を決める
使える時間に合わせて場所を選ぶのが基本。持ち時間が5分なら財布の中、30分なら引き出し1つ、1時間なら食器棚などを断捨離

2.ごみ袋を用意する
ごみ袋さえあればいつでも断捨離をスタートできます。ごみ袋に不要なモノをひたすら入れていくだけ。特別なグッズやテクは不要

3.その場所にあるモノを全部出してしっかり見る
散らかり方やため込みぐあいをチェックして現状を把握。物量は多すぎない? 使わないモノはない? いつからため込んでいる?

4.モノ一つ一つを「今」「私が」「必要か」を見極め、必要ではないモノを手放す
選別の基準は「私」が使うかどうか。そして「今」必要かどうか。モノと自分が今、生きた関係にあるかを考え、不要なモノは捨てる

断捨離とは、「今の私に 必要なモノか?」をしぼり込むトレーニング

私たちがモノを蓄えようとするのは生存本能。本能のままつきあえばモノは増える一方。断捨離ではその無自覚な状態をストップし、真に必要なモノだけを選び抜きます。それには「自分軸」と「今という時間軸」の視点が重要。「今の自分に必要なモノか」を常に考えながらモノと向き合い、不要品を手放すことを習慣にすると、現役選手だけが活躍するすがすがしい住空間になります

断捨離で要・不要を見極める感覚を磨けば、人間関係や生き方も自分に必要なモノを選び取れるようになるそう。まずは小さな引出し1カ所から断捨離してみませんか?そこからあなたの人生が変わるかもしれません。


参照:『サンキュ!』3月号別冊「やましたひでこさんんと今さら聞けない断捨離(R)入門」より一部抜粋。掲載している情報は18年2月現在のものです。
撮影/小田垣吉則 イラスト/篠本映 取材・文/神坐陽子
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