【韓ドラ/Disney+独占配信】『悪魔なカノジョは裁判官』パク・シネ&キム・ジェヨンにインタビュー!スカッと爽快な悪魔と熱血刑事を演じる二人。役との共通点は?

2024/09/27

2024年9月21日からDisney+で独占配信された韓国ドラマ『悪魔なカノジョは裁判官』。
主演を務めるのは韓国の国民的女優パク・シネ。クリーンで正義のイメージのが強いパク・シネが、本作では邪悪で魅惑的な悪魔役だというので、注目せずにはいられません!そして相手役には『100日の郎君様』で日本での認知度を上げた注目株キム・ジェヨンです。

配信開始に先駆けて行われた制作発表記者会見&主演2人へのインタビューにサンキュ!韓ドラ班も参加させていただきました。詳しくレポートしていきます!

韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間50作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極...

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悪魔な裁判官と熱血刑事が織りなすファンタジーラブコメディ『悪魔なカノジョは裁判官』あらすじは?

超エリートで美人な裁判官カン・ビンナの正体は、10人の犯罪者を地獄に引きずり戻す使命のために地獄からやってきた悪魔ユースティティア。
犯罪者に対し寛大な判決を下し世間から批判を浴びるビンナですが、それはわざと軽い判決を下して犯罪者が日常生活に戻ったところで地獄へ連れていくという、とんでもなく「悪魔的」な考えによるものでした。

そんな中、ビンナは誰よりも人間的で誠実な刑事ハン・ダオンに出会います。最初はダオンを利用するつもりでしたが、ダオンの温かさに触れたビンナは徐々に彼に想いを寄せるようになり…⁉︎

主要キャストをご紹介!

パク・シネ/カン・ビンナ役

美人で優秀な裁判官。ある事件を機に邪悪で冷酷な悪魔ユースティティアに憑依され性格が一変。
図々しくて人目も一切気にせず、自分が言いたいことは全て言い放ちます。冷酷で情もないまさに悪魔ですが、どこか憎むことができない愛らしく魅惑的なキャラクター。

ビンナを演じたパク・シネは子役から活躍する韓国の国民的女優。日本の韓流ブームの先駆けとなった『天国の階段』では、チェ・ジウ演じるヒロインの少女時代を演じていました。
『美男<イケメン>ですね』『相続者たち』『ピノキオ』『ドクタースランプ』など、日本でも大ヒットした多くの作品で主演を務めています。

キム・ジェヨン/ハン・ダオン役

被害者や遺族に寄り添い責任を背負おうとする人間味があり、犯罪者は決して許さず最後まで追い詰める熱血刑事。悪魔を夢中にさせてしまうほど、情に厚く誠実で真っ直ぐな男です。

キム・ジェヨンはモデル出身で身長186センチ。『じれったいロマンス』『100日の郎君様』などで俳優として注目を集めました。
原田マハの小説が原作のドラマ『旅屋おかえり』の韓国版にも出演が決定。また今年11月には日本でのファンミーティングも開催予定!日本での人気が急上昇しそうな、いま目が離せない俳優の一人です。

キム・イングォン/ク・マンド役

悪魔界の序列で一番下の子ども悪魔バラクが憑依したのは、ソウル中央裁判所の中年実務官ク・マンドでした。悪魔の大先輩ユースティティアとちょっと先輩なグレモリーの世話をします。
見た目はおじさんだけど中身は下っ端という立場から生まれる面白シーンを担当するコマンド的存在。

映画・ドラマを問わず、様々なジャンルで幅広い役柄をこなす個性派俳優キム・イングォン。『美男<イケメン>ですね』ではパク・シネ演じるミナムのマネージャー役で共演しています。

キム・アヨン/イ・アロン役

コンビニでアルバイトをしているイ・アロンに憑依した悪魔グレモリー。悪魔の大先輩ユースティティアに強い憧れを持っており、自分の全てを差し出すほどの忠誠心で慕っていますが、後輩バラクに対しては180度態度が変わります。

コント番組『SNL』のクレイジーな演技で「澄んだ目の狂人」と話題を集めたキム・アヨン。『サムダルリへようこそ』『Missナイト&Missデイ』など話題作への出演が続いています。

『悪魔なカノジョは裁判官』見どころは?

実話をもとに構想を得たリアリティーのある映画作品を得意としてきたパク・ジンピョ監督が、今回はファンタジーラブコメディを手掛けます。美しくも不気味な地獄の世界観をどのように作り上げるのでしょうか。
犯人を追い詰めていくという部分では、監督がこれまで築いてきた緊迫感のある演出力も生きてくることでしょう!ファアンタジー・ブラックコメディ・ロマンスがどのように調和を成すのか注目したいと思います。

メインポスターからは実力派で多彩なキャストたちが脇を固めていることも伺えます。彼らがどのようにストーリーに登場するのかも気になりますね!
そして何よりも、冷酷な悪魔と熱血人間のロマンスがどのように進展し、どのような結末を迎えるのでしょうか。パク・シネとキム・ジェヨンの一風変わったケミストリーにも期待が高まります。

制作発表会見をレポート!監督「パク・シネはモニター越しに見入ってしまう俳優だった」

SBS

2024年9月19日、配信開始目前に現地韓国にて記者会見が開催されました。韓国を代表する人気女優パク・シネの最新作というだけあって、メディアの注目度が高いのを感じました。
サンキュ!韓ドラ班もオンラインで会見を見守りました。

フォトセッションからスタート!

SBS

主要キャスト・監督・取材陣にハイライト映像が公開された後、フォトセッションがスタート!

エレガントなワンピースを身に纏ったパク・シネは、悪魔役とは正反対の柔らかく自然体な雰囲気。
司会者のリクエストに応えて、眩しい笑顔を見せたり、悪魔的な表情を見せたり、ハートから角が生えたような「悪魔ハート」ポーズをしたり!サービス精神旺盛な愛らしい姿を見せてくれました。

SBS

キム・ジェヨンは上下白のスーツで登場。スタイルの良さが際立ちました!
手を振ったり、悪魔ハートポーズをする他に、刑事役らしいピストルを構えるポーズも披露!『100日の郎君様』では寡黙なムヨンを演じていた印象が強いですが、とてもチャーミングな一面を見せてくれました。

SBS

パク・シネ&キム・ジェヨンの2ショット撮影では、腕を組んで仲睦まじい姿も。
悪魔チームや監督も交えた全体写真なども撮影され、和やかな雰囲気でフォトセッションは終了!

続いては、監督やキャストが記者の質問に答える質疑応答がスタートします。

悪魔役にパク・シネを選んだ理由は?監督「満場一致でした」

◇パク・シネさんが悪魔役というのはイメージがかけ離れていますが、キャスティングした理由は?

パク・ジンピョ監督:パク・シネさんはキャンディキャンディのような(どんな困難にも屈せず明るく前向きに生きる)役を演じてきたイメージがあると思います。
でも私はパク・シネさんに俳優としての欲望・欲心があると感じていました。そしてビンナというキャラクターは愛らしい魅力がなくてはいけない。その2つを持っているのはパク・シネさんだと、私も制作チームも満場一致で推薦しました。
本作をご覧になったら想像以上に驚くと思いますし、パク・シネさんをもっと好きになるでしょう。

パク・シネ「私が積み上げてきた時間をビンナという多彩な姿で見せたかった」

SBS

◇パク・シネさんはこの役がイメージチェンジにもなり得るチャレンジだったと思います。どんな覚悟で挑みましたか?

パク・シネ:私としては「イメージチェンジしよう!」というより「私がこのような役を演じたら、見ている方はどんな反応をするだろう?」という考えで、この作品を選ぶことになりました。
そして何より、今まで私が演じてきたキャラクターたちは、演じている瞬間全てが幸せで楽しかった。それならこのキャラクターを演じながら私はまたどれだけ楽しく新しい経験をするだろうか、と自分自身への期待もありました。

生きていると、様々な人と出会って様々な経験をして、自分という人間の経験値が積み上がっていきます。その経験値をどのような作品でどのように見せられるだろうかと考えた時に、ビンナというキャラクターはものすごく多彩に思えたんです。なので私がこれまで積み上げてきた時間を、この機会に今までとは違う多彩な姿で見せるのはどうだろうかと。見ている方にもそのように感じてもらえたらとても嬉しいです。

監督「ネット記事への1つのコメントから生まれた作品」

◇監督が手掛けてきた作品は実話に基づいたものが多いですが、今回ファンタジーというこれまでと全く違うジャンルに挑んだ理由を教えてください。

パク・ジンピョ監督:本作はチョ・イス脚本家が、到底許し難い事件を伝える記事『天人共怒』に書かれていた「悪魔でも泣く判決」というコメントを見たことから生まれました。
ファンタジー世界を描いてますが、この残酷な社会で生きている私たちが心に抱いている希望のようなものだと思います。作中で起きる事件や被害者・加害者など、そのどれもが現実にも存在している地に足のついた内容です。それをそのまま表現するにはあまりに凶悪で残酷すぎて、むしろ包み隠しているところもあります。
善悪が共存する痛快なファンタジーアクション劇だと思っていただき、カタルシスを感じてもらえたら嬉しいです。

初めての悪役に挑戦⁉︎ パク・シネ「相手の涙が枯れるまで泣かせる役」

SBS

◇パク・シネさんにとっては初めての悪役だと思いますが、どこに重点を置いて演じましたか?

パク・シネ:私はビンナが一般的な悪役とは違うと思っています。視点が違っているだけです。一般的な悪役が人に危害を加えたり犯罪を犯したりするとすれば、ビンナは悪魔というだけなんです。
悪魔って茶目っ気があって、人を振り回したり、状況をめちゃくちゃにしたり、空気を読まない言動をしたり、いたずら好きな子供みたいですよね。ビンナもそんな悪魔で、スカッと爽快なキャラクターだと思います。
誰の目も気にせず、言いたいことを全部吐き出す図々しさをポイントに。悪魔だけど視聴者の皆さんに愛されるようにそれにはどうすればいいかを、悩みながら演じました。

これまで私が演じてきた役が「一人静かに涙する役」だったとすれば、今回は「相手の涙が枯れるまで泣かせる役」ですね!

キム・イングォン「もう地獄には戻りたくない…」と嘆き⁉︎

SBS

◇演じていて難しかった点はどこですか?

パク・シネ:ビンナは悪魔なので人間の感情がわかりません。誰かが困っていたり傷ついていても共感できないキャラクターです。なので撮影中は相手役の演技を見ても感情移入してはいけないのに、知らないうちにつられて涙が出そうになった時がありました。
これまでは「泣け」と言われれば上手く泣いてましたが(笑)泣くなと言われると逆に難しかったですね。リアクションも自分の演技に含まれるものですが、感情を押し殺さなければならない瞬間が多くて大変でした。

キム・ジェヨン:私は反対に涙をいっぱい流しました。それに私だけ人間じゃないですか!悪魔たちとアクションで対峙する時は常に残念でした。物理的に弱いので。ファンタジーなので、悪魔に対して自分がどの程度できるのか、打撃感がどの程度くるのかというのを考えながら演技するのは難しかったです。

キム・イングォン:僕は末っ子悪魔なので、シネさんとアヨンさんが来ると怖かったです。シネは『美男ですね』の時は涙もいっぱい流してかわいそうな姿だったのに、今回は目つきが変わって現れて。監督にも「キム・イングォンのオーラを出すな!」と言われました。唯一の人間であるジェヨンだけが癒しでした。

パク・シネ:イングォン先輩が一番年上にも関わらず末っ子悪魔役なので、頭を地面につけて土下座させられたり、肉体的にたくさん苦労されました。アヨンさんも私も、全ての人を少し下に見ているキャラクターベースがあったので大変でしたよね。

イングォン:何はともあれ、地獄にはもう戻りたくない(笑)撮影が無事に終わってよかったです!

キム・アヨン:イングォン先輩は大先輩なのに、撮影初日に「おい!」と言わなければならなくて。良いケミストリーを起こすためには私が先輩感をしっかり出さなければいけませんが、演技をするうえでやりにくさはありました。先輩を叩いてみたり、髪をぐしゃぐしゃにする演技を提案したら、先輩がしっかり受け止めてくださり、監督も「それいいね」と言ってくださり。とても感謝しています。

キム・アヨン大感激!「寒い冬の撮影中、シネ先輩が肌着をくれたんです」

SBS

◇パク・シネさんとキム・アヨンさんのヨヨケミ(女性俳優同士のケミストリー)はどうでしたか?

キム・アヨン:シネ先輩は私が幼い頃から見ていた大好きなドラマに出てらしたので緊張はありました。
でも初めての撮影の時にものすごく寒かったんですが、冬の撮影の経験がなくて温かい肌着を着てなかったんです。そしたらシネ先輩が持っていた肌着をくださったんです!
その時の記憶がハッキリと残ってます。シネ先輩はとってもかっこいいお姉さんという感じで。撮影しながらも人として心から尊敬する部分がたくさんあって、そのような点はアロンがビンナを慕う演技にも生きてると思います。

パク・シネ「ジェヨンは現場で一人一人にエネルギーを分け与えていた」

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◇ジェヨンさんはシネさんと息を合わせてみてどうでしたか?シネさんから学んだことは?

キム・ジェヨン:シネのほうが年下ですが、ずっと先輩なのでとても頼っていました。私より体力もあると思います。恥ずかしいですが(笑)。
シネは感情の起伏がありません。そんな姿を隣で見ていてとても頼もしかったです。感情的なシーンなどで私がなかなか集中できない時には、声をかけてくれることもあったり、とても多くのことを学びました。本当は私のほうが気遣ってあげるべきなのに、それができなくて申し訳なかったです。

パク・シネ:現場で私の感情の起伏がなかったのは、良いパートナーに出会えたからだと思います。
撮影中の現場はスタッフや出演者など人が多いので、私は全体の雰囲気を見ようとしますが、ジェヨンさんは一人一人に尽きないエネルギーを分けてくれていました。私もそのエネルギーを自然にもらって、一体感を持って仕事ができたと思います。

天国から地獄まで行ってきた国内唯一の女優パク・シネ⁉︎

SBS

◇『美男ですね』『相続者たち』『ピノキオ』などSBSで特に高い視聴率を残しています。今作の期待やプレッシャーはありますか?
※『悪魔なカノジョは裁判官』(韓国タイトル『地獄からきた判事』)は韓国ではSBSで放送されます。

パク・シネ:「プレッシャーはない」と言ったら嘘になります。8年ぶりにSBSに復帰しますが、デビュー作の『天国の階段』もSBSですね。なので私はSBSと縁があります。今回の撮影中も『美男ですね』の時の監督や代表にもお会いしたりして。そんなことが重なったので、プレッシャーに思うのは事実ですが、良い気運を受けられればいいなと思います。
でも人の為すことは自分の思うようにできないので。様々な方が作品を見てくださるので、その結果を自分がどうにか作り出すというより、出た結果を受け止めるべきだと思います。

司会者:言われてみれば、不思議ですね。SBSで天国から地獄!『天国の階段』から始まり『地獄からきた判事』まで来たんですね!

パク・シネ:多分こんな経験をした人は私しかいないでしょう。

司会者:国内唯一ですね!!

キャスト・監督による最後の挨拶!キム・ジェヨン「ドーパミンがバンバン出る作品」

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パク・ジンピョ監督:私はこの作品を演出しながら、モニターでパク・シネさんの演技を見ていて、見入ってしまった記憶があります。モニター前でリアクションをしてあげないといけないのに、演技に見惚れさせる俳優でした。
他のキャストも真冬から真夏までとても苦労して撮影しました。ここにいる記者の方々も視聴者の皆さんも、ドラマを見たら演技に見入ってしまうだろうと確信しています。

パク・シネ:特に監督とビンナというキャラクターについて話し合いながら撮影しましたが、監督がディテールについて説明してくださる度に胸が弾むような感じを受けました。演技しながらもカタルシスや多様な感動を受けました。
これまでとまた違う楽しさを感じながら撮影しました。それが作品に反映されて、見ている方に伝わればいいなと思います。多くの方に楽しさ・希望・感動を与えられたらいいです。

キム・ジェヨン:このドラマに参加できて本当に光栄でした。シナリオを見てとても面白くて、早く映像になればいいのにと思っていましたが、私が運よく参加することになりました。本当に一生懸命撮影しましたし、楽しく作り上げました。見どころも多いです。ドーパミンもバンバン溢れてくると思います!

キム・イングォン:編集しながら(監督が)このように言っていました。「どれだけ期待してもその上をいくだろう」と。連休中にも監督から電話が来て「セリフが足りないから録って送ってくれ」と連絡がありました(笑)。休みも返上してとにかく必死に作ったので、ものすごいドラマになっていることでしょう。

キム・アヨン:先輩方の目を見ながら演技ができただけでも光栄でした。話が進むにつれてもっとたくさんの先輩方が出てきますので、そこにも注目してもらいたいと思います。

パク・シネ&キム・ジェヨンにインタビュー!

SBS

サンキュ!韓ドラ班はオンラインではありますが、主演のパク・シネ&キム・ジェヨンに直接インタビューできる時間を設けていただきました。
パク・シネさんが子役で『天国の階段』に出演していた頃からの韓ドラファンとしては、こんなに嬉しい機会はありません。震える声を抑えながら、緊張のインタビュースタートです!

パク・シネさんから見たビンナというキャラクターの魅力は?

パク・シネ:忖度なしに物を言うビンナのセリフに魅力を感じました。ビンナの体に憑依しているユースティティアは600歳を超えた悪魔で、人間のことを好きではなく、自分よりずっと下の存在だと思っています(笑)。
これまで私が演じてきたキャラクターとは違い、清々しい、思い切りのいい性格だと思います。

キム・ジェヨンさんが思うダオンの一番の魅力は?

キム・ジェヨン:誠実さと人間味。そしてビンナの真相に迫ろうとしてずっと追いかける執拗さ。そこにビンナは好奇心をくすぐられたんじゃないかと思います。魅力が散りばめられているので、どうぞご覧ください!(笑)

パク・シネ:ダオンには謎があるんですが、その謎をビンナが知っていきながら惹かれていくのかな…⁉︎

パク・シネさんとビンナの似ているところは?

パク・シネ:おっちょこちょいなところは似ていると思います(笑)
私は明るい性格です。家では物静かになるときもありますが。好きな人の前では明るく振る舞うことが多いです。好きな人の前で出る茶目っ気たっぷりなところとか。

キム・ジェヨン:そうですね。純真無垢なところが似ていますね。

◇そのような「似ている部分」は演技にどのように影響しましたか?

パク・シネ:やはり伸び伸びと演技しやすくはなると思いますし、今まで隠していた部分を思い切り発散しよう!みたいな。封印していたところを解除するような場面が何度かありましたね。

キム・ジェヨンさんとハン・ダオンの共通点は?

キム・ジェヨン:その部分(真っ直ぐで熱血)に関しては私との一番の違いだと思います(笑)。
自分も真っ直ぐな方だとは思うんですが、その真っ直ぐさがダオンの場合は想像を絶するほどです。なので似ている部分を自分の中で最大化して演技で表現しようとしました。

パク・シネ:ジェヨンさんは真っ直ぐですよ!それにダオンみたいに優しい人です。私が撮影が忙しかった日は、「今日もお疲れ様、すごく疲れただろうに早く休んで、体に気をつけて」という連絡を必ずくれました。

キム・ジェヨン:本当に大変そうだったんです。どうやって耐えてるんだろう?と思うほど。

インタビュアー:本当に優しい方なんですね。これから日本のファンももっと増えると思います!

キム・ジェヨン:私ですか⁉︎ありがとうございます。シネさんのおかげで(笑)

これまで出演したラブコメ作品との違いは?

パク・シネ:多くの日本のファンの方々が、私の作品を応援してくださっているのは知っています。これまでご覧になってきたラブコメディとは、今作は違うジャンルになると思います。
今作のジャンルそのものはサイダー(スカッっと爽快な)アクションファンタジーなので、ロマンス要素より、登場人物それぞれの話が浮き彫りになっていく作品。その中でお互い別に好きじゃなかった2人がどのように親しくなっていくのかというポイント、お互いをどのように理解していくかというところを見てもらいたいです。
そしてアクションファンタジーでもあるので、ビンナがどのように犯罪者たちを裁いていくのかというポイントもご注目ください。

キム・ジェヨン:これまでの作品では私は少しダークな役でした。今回明るく温かく人間味もある役をやってみて、すごく人間くさい人物だから共感できる部分も多かったですね。自分が役に反映されているとも思います。なのでこれまでの作品とはすごく違うと思います。

パク・シネ:キム・ジェヨンという俳優の、今まで見たことのない魅力、温かい魅力に触れられると思います。女性たちは、守ってあげたい、抱きしめてあげたいと母性をくすぐられると思いますよ!

キム・ジェヨン:実際にそういうシーンがありますのでお楽しみに!

残念ながら時間となり、インタビューはここまで!終始笑顔を絶やさず、明るいトーンで丁寧に回答してくれたお2人に感謝の気持ちでいっぱいです。
インタビュー中に相談が始まった場面では「あそこかな?」「いや、そこじゃなくて、あのシーンの…」と肩を寄せ合って話し合う可愛らしい2人にニヤニヤしてしまいました。信頼しあって撮影していたのが見て取れるような絆を感じました。

『悪魔なカノジョは裁判官』1・2話を見た韓ドラマニアの感想は⁉︎

日本メディア向けの事前資料では「ファンタジーラブコメディ」となっていましたが、記者会見やインタビューでよく出てきたワードは「カタルシス」「サイダー」「痛快」でした。パク・シネ自身も「本作はサイダーアクションファンタジー」だと言っています。

さっそく配信された1話・2話を視聴。まず1話の冒頭で悪魔ユースティティアがビンナに憑依するまでの過程が描かれていますが、とんでもなく豪華なカメオ出演に思わず拍手してしまいました!

そしてなんと言っても悪魔役なパク・シネの、これまで見たことのない魅力が大放出!「美人」と褒められて上機嫌になったり、食べ物に釣られてしまったり、意外と単純なところも、上から目線の小悪魔的な態度も本当に可愛い…。
しかし不気味な笑みを浮かべながら冷酷に容赦無く犯罪者を裁くシーンでは、その姿にゾクゾクさせられました。激しいアクションもこなしています!監督の「もっとパク・シネを好きになる」という言葉に大納得です。

理不尽な社会や法に対して私たちが普段抱えている秘めた願望をかなえてくれるビンナを通し、サイダーのようにスカッと爽快で心が浄化される感覚を味わえる作品だと思いました。
今後動き出すであろうロマンス要素にも注目しながら、以降の配信を楽しみに待ちたいと思います!

■執筆/JUMIJUMIさん…韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間50作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極的に行う。ただ作品の内容を説明をするだけでなく、食や生活様式など文化面から掘り下げた解説を得意としている。インスタグラムはjumistyle99。

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