雲みたいに白くはないよ!難読漢字「雲丹」はなんて読む?
2024/10/13
日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。
知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「雲」と「丹」で「雲丹」。
「雲」という字があることから考えると、白くてふわふわとしたものをイメージするかもしれませんね。
でも実際は白くないもののようです。
「丹」という字も併せて考えてみましょう。難しい漢字ではなく誰しも見覚えのある字だと思うのですが、意味はと聞かれると困ってしまうのではないでしょうか。
この字がどんなところで使われていたか、思い出してみてください。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は……
正解は「うに」でした!
全然白くない、むしろ黒いと思った人もいることでしょう。
「雲丹」の字は生きもののウニを塩などで加工したもののことです。食べられる状態になっているものなのですね。
そのため「雲」の字は、外側の黒くとげとげした部分ではなく、内側の部分のイメージだと考えられています。
そして「丹」には「赤い」の意味が。「丹塗り(にぬり)」といった言葉を思い出せればわかりますね。
赤みがある雲っぽいもの、ということなのでしょう。
そういえば私達がおいしく食べている部分は、いったい何なのでしょうか?
腸や肝臓などにも見えますが、じつは卵巣や精巣なのだそうですよ。味が濃いのも納得ですね。
ちなみに、生きものとしてのウニは「海胆」「海栗」などと書きます。「海栗」は見た目そのままでわかりやすいですね。
「棘皮動物(きょくひどうぶつ)」の1つで、ヒトデに近い種類の生きものなのですよ。
というわけで、難読漢字クイズでした。ぜひご家族やお友達に「知っている?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。