衝撃!子どもが頭痛を感じたとき、約7割が親に伝えていない!?私たち親にできることとは…

2024/08/26

7歳から14歳の子どもの約4割が頭痛を経験し、そのうち約7割の子どもが「近くにいる大人に相談していない」(※)――そんな衝撃の事実をきっかけに、「こどもの頭痛」を考えるセミナー「意外と多いこどもの頭痛『こども頭痛プロジェクト』から学ぶ、親ができること」が開催され、多くのサンキュ!アンバサダーが参加しました。私たち親にできることとは?

週に1回、頭痛を感じている子も!

セミナー登壇者
シオノギヘルスケア 楠本あきのさん、サンキュ!アンバサダー 小田島真紀子さん、サンキュ!山本沙織編集長

セミナーは、サンキュ!山本編集長からのクイズで始まりました。

正解を見る前に、今回のテーマ「こどもの頭痛」について、どうしてこのような調査が行われることになったのか、そのきっかけをシオノギヘルスケア「こども頭痛プロジェクト」担当の楠本さんが話します。

「私は、シオノギヘルスケアで『セデス』という薬の担当で、長年『痛み』と向き合ってきました。そんな中、子どもの『痛み』にフォーカスしたときに、子どもにも頭痛が意外とあるんじゃないか、親も先生も気づいてなくて適切な対処につながっていないのでは?と。そこで『こども頭痛プロジェクト』を立ち上げました。『セデス』シリーズの中でも『新セデス錠』は7歳から服用できますが、どこで使うかは大人の判断になりますので、正しい情報を判断の一助にしていただければと思っています」(楠本さん)

さて、クイズの回答は……
7歳~14歳の子どもで、「頭が痛い、もしくはだるい、重いと感じることがあるか」の質問には約4割が「ある」と回答。頭痛の頻度については、子どもの約30%が「週に1回程度頭痛がある」と回答。一方、親に、子どもがどのくらい頭痛を感じていると思うかを聞いた質問では、親の約60%が「半年に1回程度」と回答。(※) 子どもの頭痛頻度と親が思う子どもの頭痛頻度には大きな開きがあることが見えてきました。

さらに気になるのが、頭痛を感じたときの子どもの行動です。
「学校生活で、頭が痛いときにどのような行動をとりますか」との質問には、約30%の子どもが「何もせず、我慢する」と回答。日常生活においても、24%が「何もせず我慢する」と答えています。(※) 頭痛を感じる子どもの約7割が親や周りの大人に相談できていないことも明らかに。この結果には、会場のサンキュ!アンバサダーたちもかなり驚いた様子でした。
※シオノギヘルスケア「こどもの頭痛実態調査」(2024年、対象人数1,200名)より

「実はうちの子にもそういうことがあって…」というのが、サンキュ!アンバサダー小田島さん。10歳と5歳のお子さんのママです。
「ある朝、しんどそうにしている娘にどうしたの?と聞いても黙っているので、やんわり聞くと、やっとボソッと頭が痛いと。少し休ませたあと自己判断で登校させましたが、やはり早退。頭痛に対して重要視していなかったので、焦ってしまいました」
頭痛を我慢してしまったり、伝えられなかったりする子どもがいるという実態が浮き彫りに。

シオノギヘルスケアでは、そんな状況を知ってほしいと動画を作成。会場で再生されると、その切ない動画に、皆さんシーンと見入っていました。

\「こども頭痛プロジェクト」アンバサダー・川口春奈さんに子どもたちが本音で語る。ショートムービーはこちら/

\子どもの頭痛や対処法についてもっと知りたい!/

親自身も頭痛を我慢しない!子どもにも頭痛を感じたら口に出す習慣を

では、子どもから「頭が痛い」と言ってもらうにはどうすればいいのか、また親としてできることは何か。会場のアンバサダーを交えて考えました。

「子どもが小1の頃から実施しているのが、学校から帰ったときに“楽しかったこと” と“困ったこと”を聞くこと。このときに体調面も確認しています」(ミワさん)
「親自身も体調不良を我慢しすぎないようにするのが大事かなと思っていて。頭痛があるときには、ママ、頭が痛いの、と言うようにしています。それで痛いときは痛いって言っていいんだよ、と伝えています」(マミさん)
「家にある常備薬を娘と一緒に見て、粒か粉末か、そして、どんなときに飲める薬があるのかを話すようにして、つらいときには対処法があることを一緒に学びます」(えりさん)

活用したい「こどものずつうもんしんひょう」

楠本さんから「ぜひ使ってください」と提案されたのが「こどものずつうもんしんひょう」。子どもが症状を伝えやすいように、シオノギヘルスケアが塙小児科医院 塙佳生院長の協力のもと作成したもの。会場のプロジェクターに投影されると、サンキュ!アンバサダーたちも興味津々。どこが痛いのかを知る質問では、子どもが指をさして痛い部分が伝わりやすいようなイラストが。ママやパパが子どもの症状を把握するのを大いに助けてくれそうです。

さらに、「こども頭痛プロジェクト」のサイトには、「こどもの頭痛対処法」など頭痛に関する情報が掲載されていることを紹介(セミナーではその一部を抜粋したパンフレットを配布)。
「『こんな症状があったら病院へ』の部分では、頭痛にはほかの病気が潜んでいる可能性もあることを紹介しています。いちばんの理解者であるお父さん・お母さんの、子どもの行動がいつもと違う、おかしいという直感を大事にしてほしいと思っています。また、『学校を休むべき?』では、病院に行きたいか、学校はどうするか、まずは、焦らずお子さんに聞いてみること。登校させる場合は症状や薬の飲み方などを学校の先生と情報共有してください」(楠本さん)

さらに、薬については、市販薬でも医師に処方された薬でも、用法・用量をしっかり守ること、日々の早寝早起き、適度な運動を心がけて頭痛になりにくくすることについても、紹介されました。

セミナーに参加したアンバサダーからは、
「思ったより子どもが我慢してることが多いんだなと…。薬をあまり飲みたがらない子なので、よけいに我慢してるかも」(harukamidoさん)
「小1の息子はあまり自分から話すほうではないので、痛みがあるときには楽になるように聞いてあげられたら。学校には元気に行ってほしいですよね」(塚本美帆さん)
といった感想が寄せられました。

「子どもの小さなサインを見逃さず、症状を聞き出してあげたいですね。家族と勉強したいです」という小田島さん。子どもが痛みを我慢してしまわないように、親も子どもと一緒に頭痛について知り、準備しておくことが大切だと学んだセミナーでした。

\子どもにもちゃんと伝えたい頭痛のこと/

提供/シオノギヘルスケア

関連するキーワード

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND