かわいいけどちょっと怖い?難読漢字「百舌」はなんて読む?
2024/08/27
日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。
知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「百」と「舌」で「百舌」。もちろん「ひゃくした」とは読みません。
「二枚舌」だとうそつきということになりますが、「百舌」だとどういうニュアンスになるのでしょうね。
とんでもない大うそつきなのか、それともびっくりするくらいグルメなのか……。
いろいろな想像ができる漢字の組み合わせなので、あれこれ考えてみると楽しいですよ。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は……
答えは「もず」でした!
モズというのはスズメ目モズ科の鳥の名前です。
スズメより少しだけ大きい程度の鳥で、人家の近くでも比較的よく見られます。腹部が淡いオレンジ色で顔は丸っこくてかわいい印象ですが、肉食の鳥です。
昆虫やは虫類、両生類などの小動物を食べます。よく見るとくちばしの先がとがっていて、獲物をとるのに適した形になっています。
秋になると、つかまえた獲物を枝などにつきさしておく「はやにえ」という行動をよくおこないます。これがちょっと不気味な印象を持たれやすいところ。江戸時代は凶鳥とされていました。
詳しくはわかっていませんが、はやにえは冬の食料にするためにやる行動だという説があります。実際、はやにえは後で食べられることが多いそうです。
「百舌」という表記は、モズがほかの鳥の鳴きまねを取り入れてさえずることから。「百舌鳥」や「鵙」と書くこともありますよ。
早口で「キチキチ」と鳴くことでも知られ、この行動は「高鳴き」と呼ばれます。
というわけで、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。