夫婦の家事分担「うまくできてる」が6割でも、半数以上が「不公平感」?

2018/06/10

夫との家事分担、うまくできていますか? 主婦400人にアンケートをとった結果、約60%が「できている」と回答。しかし「自分だけが負担を負っていると感じることはあるか?」の問いにも、半数以上が「ある」と回答。その真意を調べました。

6割以上が「夫と家事分担ができている」

家事と育児について、夫とうまく分担できているか

400人の主婦調査によると、夫婦で家事や育児の分担が「とてもできている」が17.2%、「ややできている」が最多の44.2%。6割が「夫と家事分担できている」と感じていました。

7割が「自分だけが負担を負っている」と感じている

家事で自分だけが負担を負っている、と感じること

しかし、同じ400人に「家事で自分だけが負担を負っていると感じることがあるか」聞いたところ、「ある」が34.1%、「たまにある」が36.9%。約7割が家事負担に不公平感さを感じていることがわかりました。

「自分だけが家事負担を負っている」と感じたとき、どうしているか?

自分だけが家事負担を負っていると感じたことのある人に、夫を責めたり文句を言ってしまったことはあるのか?という質問と、そのときの夫の反応を聞いてみました。

<文句を言ったことがある>

「家事を私がやるのが当たり前と思わないでほしいということと、手伝わなくてもありがとうの一言を言ってほしいと伝えたら、前よりも感謝の気持ちを言葉にしてくれたり、前よりも手伝ってくれる事が多くなりました。」

「『私も働いているのに!』と文句を言うと、一週間くらいは気にして手伝ってくれます。しかし、また忘れてくるので、怒っての繰り返しです。」

<文句は言わない>

「専業主婦なのである程度しょうがないかと思っています。仕事と育児を頑張ってくれるので、家事にノータッチでも文句は言わないです。」

「不十分なところはあっても、旦那なりに頑張ってくれているのはわかるし、感謝しているので。」

仕事、家事、育児。トータルで負担の帳尻が合えば満足?

「文句を言わない」と答えた人は、妻の方が家事負担を負っていたとしても、夫は仕事を頑張ってくれている、休みの日は積極的に家事・育児に参加してくれる、という回答が多くみられました。

「文句を言ったことがある」人は、文句や嫌味だけを言うよりも、「○○してほしい」ときちんと夫に要望を伝えたという人のほうが、状況が改善しやすい傾向にあるようです。

社会の働き方が変わっていくなか、家事の役割分担も見直されています。夫婦どちらも不公平さを感じることのない、家事と育児と仕事のちょうどいいバランスを見つけていきたいですね。

(文・田谷峰子)

*サンキュ!モニター400人アンケート調査 2018年3月実施

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