「ものを減らすと掃除がラクになる」とはよく聞きますが、実はそれだけではありません。
ものには“見えない家事”がつきまとっていて、知らず知らずのうちにあなたの時間や気力を奪っています。
今回は、整理収納アドバイザーで4児の母であるたみーが、ものを減らすことでラクになる“掃除以外の家事”について解説します。
「スッキリするだけじゃない」ものを減らすことで生まれる“本当のラクさ”をお伝えします。
- 1. 探しものが減る「把握という家事」からの解放
- 2. 手間が減る「管理という家事」からの解放
- 3. 気持ちの負担が減る「思考という家事」からの解放
- “見えない家事”から解放されると、時間も気持ちもスッキリ
1. 探しものが減る「把握という家事」からの解放
「あれどこだったっけ?」と家族に聞かれたり、自分でも思い出せなかったり…そんな経験はありませんか?ものが多いと、どこに何があるのかを“把握しておく”という家事の負担が重くなります。
たとえば子どものプリントや書類を「とりあえず取っておく」と、必要なときに探すのが一苦労。
数を減らすだけで管理できる範囲に収まり “探さない時間”が手に入ります。
把握いらず♪一目見ればわかる量へ整えていきましょう。
2. 手間が減る「管理という家事」からの解放
ものは、持っているだけで “管理”という家事を増やします。
たとえば衣類なら「季節の入れ替え・サイズチェック」、家電なら「掃除やメンテナンス」、日用品なら「ストック管理」。どれも、数が増えるほど手間も比例して増えていきます。
減らすことで、こうした“持っているだけで発生する仕事”をまるごと減らせる。
結果、家事がぐっとラクになり、心の余裕につながります。
本当にたくさんあった方が安心でしょうか?
管理するものの量を意識的に減らしていきましょう。
3. 気持ちの負担が減る「思考という家事」からの解放
「いつか使うかも」「高かったから…」と手放せないものは、持っているだけで心の中に小さなタスクを抱えさせます。考えていないようで、実は頭のどこかで “どうしようかな”と管理しているんです。
ものを減らすと、そんな“思考の家事”からも解放されます。
ここがいちばん大きなポイントかもしれません。
視界も頭の中もスッキリさせて、気持ちの余裕を取り戻していきましょう。
“見えない家事”から解放されると、時間も気持ちもスッキリ
ものを減らすとラクになるのは、掃除だけではありません。
「探す」「管理する」「悩む」
この3つの“見えない家事”を減らせば、時間も気持ちもぐっと軽くなります。
「持っているだけ」で消耗していることに気づいたら、まずはひとつ手放すところから始めてみませんか?
■執筆/たみー
整理収納アドバイザーであり、ミニマルライフを送る4児の母。家事の効率化や整理整頓に特化した実践的なアドバイスを提供。
特に無印良品の活用術が人気で、シンプルで機能的な収納方法を提案している。
Instagramは「@tamiii_refreshing.life」。ブログ「子は多くても、ミニマルな暮らし。」。
編集/サンキュ!編集部