手帳の達人が教えます!スケジュールだけじゃなく自分の気持ちや思考も整理できる書き方
2024/12/07
1年間使うことになる手帳やスケジュール帳。ただ予定を書いて管理するだけじゃなく、自分の気持ちや悩んでいることも書いて整理できたらいいですよね。
今回は忙しい人でもマネしやすい手帳術を教えるゆるりんさんに、週間スケジュール帳の上手な使い方を3つ教えてもらいました。
*写真は2025年『サンキュ!』1月号(2024年11月25日発売)の付録「MAMBO 週間スケジュール帳」と同じデザインのものを使用しています。
1.予定を振り返りながら自己肯定感アップ!できたことリスト
週末に1週間を振り返り、今週できたことと来週やることを整理。小さなことでも大いに自分を褒めて、自己肯定感を爆上げしよう。
<こんな人にオススメ>
・書いても見返すのを忘れがち
・どうせ書くなら楽しく続けたい
<やり方>
ウィークリーに書き込んだやることを見ながら、その週の出来事を振り返ります。
そしてようやくできたこと、できてうれしかったこと・達成感を味わったことなどをピックアップし、書き出します。こうやって可視化することで、書く楽しさも産まれます。
ついでに来週やることも書き出せば、モチベも継続!
2.「決められない」をなくす!比較・決断メモ
頭の中で漠然と迷っていることを客観的かつ分かりやすく整理。
スケジュール帳の方眼メモ部分を使えば、キレイに書き出せるので、情報整理しやすくなります。
<こんな人にオススメ>
・いくつか候補があって決められない
・メリット・デメリットを整理したい
<やり方>
まず左上に「テーマ」を書き、その右側に比較する物事を記入。今回のテーマは「アウター選び」なので、購入を迷っているアウター3つを書きました。
そして左の縦軸に比較したい項目(アウターなら値段、カラーなど)を書き出します。
それぞれの内容を書き出したら、改めて検討。メリットやデメリットをまとめて可視化できるので、決める手助けになります。
3.「やりたいこと」を見える化!ふせんワーク
頭の中でこんがらがった思考を整理して「見える化」するのがゴール。
必ずしもこの場で何か決める必要はなく、書き出すことが大事です。
<こんな人にオススメ>
・優先順位がつけられないのを整理したい
・ネクストステップが分からない
<やり方>
今回は「今やりたいこと」を例にしています。
整理するテーマにもよりますが、最低2色のふせんを用意しておきましょう。4色くらいあるとなおよし!
やりたいことの内容を「1人でできる」か「家族や周りとやる」かで、ふせんの色を変えて書いていきます。
買い物やお取り寄せは「私1人でできる」ので黄色のふせんに記入。家具の買い替えや旅行は「家族や周りとやる」ことなので白いふせんに書きます。
頭の中の整理なので、難しく考えなくてOK。
最後に、すぐできる内容のふせんは左に、すぐできない内容のふせんは右に移動させていきます。すると漠然としていた「今やりたいこと」が見える化します。
あとはやりやすいことから手をつけていけばいいので、気持ちも軽くなるはず!
ワークで書いたふせんは、実際の予定に移動させるのがおすすめ。スケジュールに組み込んでいくことで行動に移しやすくなり、より実現度がアップします♪
もしその日にできなくても、ふせんなので別の日に移動させるのも簡単ですよ。
最後に手帳に関するお悩みにゆるりんさんが回答!
お悩み:最初は書くけど、そのうち続かなくなっちゃう。どうすれば習慣化できる?
答え:毎日書く時間と場所を決めるのが大切!
朝7時にダイニングで書くなど、時間と場所を決めてしまうのが習慣化の近道。
面倒な日は何も書き込まず、ただ手帳を開いて見るだけでもOKです。
そもそも自分がラクになるために書いているのだから、とりあえずハードルを下げましょう。
お悩み:インスタみたいにキレイに書けなくて、なんかヘコみます・・・
答え:キレイに整理して書く必要はまったくなし♪
自分さえ分かればいいので、殴り書きでもいいからまずは書いてみて。他人の目を意識する必要はナシ。
悩みを書き出してみるだけでも、意外とスッキリしますよ!
PROFILE:小4、小2、3歳の3児のママ。フルタイムで働く傍ら、副業としてインスタグラムで発信している手帳術&ノート術が大人気!
写真/片岡祥、ゆるりん 取材・文/杉澤美幸
©IZUMI SHIOKAWA / CLASKA