手帳をつけるだけで、人生がうまくいく! 何を書くのが効果的? 書き続けるコツも聞いてみました
2024/09/25
デジタル時代にあえてアナログな手帳がひそかなブーム。気持ちの整理や家計管理に「書き出す」ことが重要なのだそう。
では、どのように「書き出す」のが効果的? 手帳の達人インスタグラマーさん5人に雑誌『サンキュ!』の付録の手帳を使って、どんなふうに活用するのがよいか提案してもらいました。
読んだら思わず書きたくなるかも。初心者さんにも、毎年三日坊主の方にも。役に立つヒントがいっぱいです。
*写真は2024年『サンキュ!』11月号(2024年9月25日発売)の付録と同じデザインのものを使用しています
家計簿の収支は「ざっくり」がコツ 楽しむことが最優先
続けられずに挫折する手帳と言えば「家計簿」。達人はどれほど完璧につけているのでしょうか?
じつは、しっかり書き留めることがコツではないよう。家計の収支はざっくり書くだけ。それよりも自分に必要なお金の使い方ができているのか深掘りできる工夫がポイントとか。
自分が"ワクワク"するお金の使い方を書く
目標になりそうなことを書いておく
ただ収支を書くんじゃなくて、目的をもって家計簿を書くことが大切と言うkanaさん。
京都に旅行したい、マイホーム建てるなら書斎が欲しい。etc…
やりたいこと、家族と叶えたい事を、手帳に写真を貼って具体的にイメージ。イメージすることでより叶えたい気持ちになり、自然とお金の使い方も変わるそう。
手帳を開くたびにこのページを見てモチベアップ! なるほど!
楽しかったことを記録する
家計簿にマンスリーページがついていたら、それは絶対活用した方がいい。
のきさんは、欲しい物&やりたいことをTO DOリストに書いて、実現した日をマンスリーページに書き込み。予定表というより記録的な使い方です。「お金を使えて幸せだった」と思えるようにしたいから、タイ料理ランチなど、自分が満足したお金の使い方を記録します。
写真にあるNMDはノーマネーデー、買い物をしなかった日をわかるようにしています。1カ月のメリハリが一覧できる使い方です。
お気に入りのシールを貼るだけで節約できる⁉
ノーマネーデーのご褒美シール
貯蓄〇〇円…みたいな数値目標だけでなく、ちょこちょこ達成できる小さな目標も同時に作っておくことも、モチベ維持のポイント。
買い物をしないノーマネーデーのシールを週に3つ貼れたらOK!とか。
お気に入りのシールで遊び要素を入れてモチベアップしている達人が多くいました。シールを貼りたいからノーマネーデーを増やすぞ!という気持ちになり、自然とムダな買い物がなくなり、節約につながるのだそう。
まずは予定を楽しく書き出す
家計簿も手帳も楽しんで続けることが大切というMaiさん。
1年の家計簿初めの下準備として、年間イベントを書いてみます。お楽しみ感覚でシールを貼ったり文字をデコレーションしてワクワク気分を盛り上げます。この後、かかる出費を計算していく流れなら、楽しくお金の計画が立てられそうです。
家計簿にルール無し。自分流にアレンジできれば、つけるのも楽しくなる!
毎日書かなきゃいけないの? 費目は分けなきゃダメ? 集計は……。そんなルールは自分流でいいんです。達人たちの自由さを見て参考に!
出費を振り返って、自分の価値観と向き合う
ただお金を使った記録ではなく、満足できるお金の使い方ができているか?
多くの場合は「食費」「日用品費」……などと費目分けをしがちなところに、「消費」「浪費」「投資」の項目に分けて1か月の出費を記録しているというまれさん。
家計簿をつけるたびに「このお金は必要だったから使ったか」「ちょっと無駄に使ってしまったか」「自分への投資なのだ」と考えて、自分の価値観を深掘りすることになります。向き合うたびに発見がありそうです。
予定と予算を連動させる
手帳を何冊か使いこなしているみすずさん。
スケジュール管理用の手帳は別にあるから、家計簿のマンスリーは旅行やフェス、記念日など、特別にお金を使いたいイベントのみ記入。年間出費の予定を書く欄と併せて使えば、事前の準備は完璧です。
先の予定だから、決まったらその時書き込めばいい。その気楽さもポイントのようです。
マンスリーページは、手帳が複数ある場合使い方が分からなくてそのままになっている人も多いからと、いろいろな使い方を提案しているみすずさん。生理周期や通院歴などヘルスケア日記にしたり、ひと言育児日記などなど。考え始めると書きたいことはたくさん浮かびそうです。
「できた」OR「ちょっと反省」をひと目で
まれさんのマンスリー活用法の特徴は、ひと目見てお金の使い方の良し悪しがわかること。
割引クーポンで化粧品を15%オフで購入できた、家族とイルミネーションを観に行ったなど、満足できる使い方ができればピンク、逆にムダ遣いしちゃったなっていう反省すべき日はブルーでマーク。
パッとみて振り返りができるし、日記感覚で楽しめそう。
フリーページこそ、計画的に使うと楽しい!
手帳の後半にあるフリーページって何を書けばいいんだろう、活用法に悩む人も多いはず。適当にメモ帳のように使うのも惜しいですよね。
手帳の達人たちの使い方を、ここで一挙公開します!
今年、どこに行った?がひと目で
1カ月ごとのふりかえり日記
総資産をグラフで見える化!
続けるコツは、3日坊主を何回も繰り返すこと
達人の皆さん曰く「書ける日に書けばいい、書けない日があってもOK。でもやめなければ続けられるんです!」。なんとも心強いお言葉。
フォーマットをぜんぶ埋めなきゃとか、完璧に書こうとしないこともポイントなのだそう。自分に必要なところだけ書く。出費はいっさい書かなくてもとりあえず貯蓄額だけ毎月書いてみるなど。
手帳も、家計簿も実は自由なものなのですね。
かわいい文房具に頼るのもアリ、推しの写真も効果大⁉
手帳や家計簿って、「毎日書かなくてはいけないもの」ではなくて「書くのが楽しみになるもの」「自分と向き合う貴重な時間をくれるもの」と考えたらいいのかもしれません。
お気に入りのシールや文具を揃えて、楽しんでいるうちにお金の使い方が整って、お金も貯められちゃった!なんてことになったら最高ですね。
2025年は達人たちのヒントを参考に、それを目指してみませんか?
写真/インスタグラマーの皆様 取材・文/西田有紀(サンキュ!編集部)