お米の価格が高止まり。食費を少しでも抑えたい…と思う方は多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめしたい業務スーパーの食材があります。白米と混ぜるだけで手軽に節約と栄養アップ!
業務スーパー歴10年以上、物価高騰でさらに通う頻度も増えたという整理収納アドバイザーで、100均を始めとしたプチプラアイテムにも詳しいライターの山岡さくらさんに教えてもらいました。

発芽玄米
業務スーパーの定番人気といえば発芽玄米。価格は以前より少し上がったものの、それでも1kg972円は他店と比べても割安で、まとめ買いにもぴったりです。しかも北海道産米100%なので、安心して食卓に出せるのもうれしいところ。
発芽玄米の魅力は、栄養価の高さ。通常の玄米よりも発芽させることで酵素が活性化し、GABA(ギャバ)や食物繊維、ビタミン・ミネラルなどが効率よくとれるのが特長です。健康や美容目的で取り入れる方も多く、人気のアイテムです。
また、玄米は硬くて食べづらいと感じる方も多いのですが、発芽玄米ならふっくら炊き上がり、白米と一緒に混ぜても違和感なく食べられます。クセが少なく、毎日の食事にも無理なく取り入れやすいのが魅力です。
胚芽押麦
さらに節約効果を高めてくれるのが、胚芽押麦。1kg265円という驚きの安さで、大容量なのに家計にやさしいのが、業務スーパーならではの魅力です。もともと比較的手頃な価格の食材ですが、ここまでコスパが良いのはなかなかありません。
大麦の持っている自然の栄養素を損なわないよう、胚芽をそのまま残した胚芽押麦。食物繊維がなんと白米の20倍!栄養を無理なく手軽にとれるだけでなく、最近はお米の値上げ対策として「かさまし」目的で購入する人も増え、一時は店頭から姿を消すほどの人気ぶりでした。
ぷちぷちとした独特の食感があり、白米に混ぜるとアクセントになるのも魅力。炊き込みご飯やスープ、リゾットに加えても相性が良く、食感が楽しい一品に仕上がります。料理の幅が広がるのも押麦のいいところです。
最近は再び安定して入荷するようになったので、ぜひ見かけたら試してみてください。健康と節約、両方を支えてくれる頼れる存在です。
おすすめ割合
パッケージに記載されている混ぜる分量としては、白米2:発芽玄米1。胚芽押麦は白米1合に大さじ2。ですが、かさまし目的の場合は、胚芽押麦を増やすのがおすすめです。
胚芽押麦は入れすぎるとお米のおいしさが半減してしまいます。いろいろ試した結果、白米2:発芽玄米1:胚芽押麦1が食べやすく、かさましも叶えてくれるバランスでした。発芽玄米も胚芽押麦も加えると味や食感が変わるので、お好みで調節してみてください。
値上げの時代をおいしく乗り切る、ご飯の新習慣
発芽玄米と胚芽押麦を取り入れると、お米代の節約(かさまし効果)、栄養価アップ、おいしく食べやすいというメリットが。特別な手間は必要なく「いつもの白米に混ぜて炊くだけ」で取り入れられる手軽さです。
値上げが続く今だからこそ、日々のごはんを工夫することで家計の負担を減らしつつ、健康も守れる。そんな新しい食習慣として、発芽玄米と胚芽押麦をぜひ取り入れてみてください。
■執筆/山岡さくら…元汚部屋出身、面倒なことは大嫌いなずぼら整理収納アドバイザー。無印良品、ニトリ、100均、3COINSなどのシンプルでプチプラなアイテムを活用した収納を得意としている。
編集/サンキュ!編集部