風邪をひいたり、体調を崩したりすると、病院代・薬代など意外と医療費がかさむもの。
「健康でいること」こそ、実は家計を守る最大の節約術なんです。
今回は、FP2級保持・元銀行員で“がんばらない家計管理”を実践中のライターしばが、お金にも体にもやさしい健康ルーティン8選をご紹介します。
忙しい毎日でも無理なく続けられる習慣ばかりなので、参考にしていただけると嬉しいです。
健康は「最大の節約」であり「未来への貯金」
家計の見直しというと、節約やポイ活を思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも実は、「健康でいること」こそ、いちばん確実にお金を守る“投資”なんです。
たとえば風邪で1回通院するだけでも1,000円前後。家族全員が体調を崩せば、あっという間に数千円の出費に。
さらに、仕事を休めば収入が減り、家事・育児の負担も増えてしまいますよね。
つまり、「健康を維持すること」は、家族の時間とお金を守る“見えない節約”。
早寝やバランスのとれた食事など、小さな習慣を続けることが、未来への“健康貯金”につながります。
体調を崩してから対処するのではなく、「健康を先取り貯金する」意識で、今日からできることを少しずつ続けていきましょう。
FPママが実践!お金と体を守る健康ルーティン8選
健康のために何かしたいと思っても、「忙しくて続かない」「お金がかかる」と感じる人も多いですよね。
でも、ちょっとした工夫を習慣にするだけで、体調も家計も整っていきます。
ここでは、毎日の暮らしに取り入れやすい「お金にも体にもやさしい健康ルーティン」を8つご紹介します。
どれも簡単・お金をかけずにできることばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. 早寝早起き
早寝早起きこそ、最高の健康術。十分な睡眠は体の回復だけでなく、集中力や判断力にも直結します。
夜更かししてネットショッピングや、お菓子をつまんでしまう“ムダ出費”も防げるので、お金と体のW節約に。
朝の静かな時間を活かして家計管理や読書などのやりたかったことをすれば、自己肯定感もアップ!充実した気持ちで1日をスタートできます。
早起きを続けるコツは、早めに寝ること!起きたい時間から逆算して、寝る時間を決めるのがおすすめです。
2. 肩まわりストレッチで肩こり予防
デスクワークやスマホ時間が増えると、どうしても肩がガチガチに。そのまま放置すると、頭痛や倦怠感につながり、整体やマッサージに頼りたくなってしまいます。
気づいたときに肩をぐるぐる回す、首を前後左右に動かすなど、簡単なストレッチを習慣にするだけでも、整体代・湿布代の節約になりますよ。
YouTubeで「肩こり解消ストレッチ」と検索し、気になるものをやってみるのもおすすめです。
3. シンプルな味付け・調理
味の濃い料理は、ついご飯を食べすぎたり、のどが渇いて飲み物代が増えたりと、意外と出費のもと。
「しょうゆ・塩・みそ」の基本調味料で、素材の味を楽しむシンプル調理を意識しましょう。
体にやさしいだけでなく、調味料の消費も減って食費も節約。
塩分を控えることで生活習慣病のリスクも下がり、長期的に見ても医療費の削減につながります。
4. キノコをたっぷり食べる
キノコは価格が安定していて、コスパ最強の健康食材!
食物繊維が腸を整え、ビタミンDが免疫力を高めてくれるので、風邪をひきにくくなります。栄養価が高く低カロリーなので、ダイエットにもおすすめ。
健康的なうえに、他の食材を邪魔しないので、毎日の味噌汁や炒め物のかさ増しにたっぷり使えます。
5. 具沢山味噌汁
忙しくて疲れているのに、手の込んだ料理なんか無理!そんなときは、具沢山の味噌汁で栄養補給しちゃいましょう。
冷蔵庫にある野菜・豆腐・卵などを入れて“具沢山”にすれば、1杯で主菜・副菜・汁物の役割を果たす万能メニューに。
発酵食品の味噌には腸を整える効果があり、免疫力アップにも◎。
「一汁一菜」を意識することで、食費を抑えながらも栄養バランスがとれるのが魅力です。
6. 朝食にヨーグルト+バナナ
朝食におすすめなのが、ヨーグルトとバナナの組み合わせ。実はこの2つ、組み合わせることで健康効果が高まる“黄金コンビ”なんです。
2つを組み合わせて食べることで腸内環境が整い、免疫力が上がって風邪をひきにくくなるだけでなく、肌の調子も安定します。
手軽で栄養バランスがよく、1食あたり100円程度でできるので、コスパも抜群。
「毎日同じだと飽きる」「ちょっと物足りない」という方は、きな粉・はちみつ・オートミール・グラノーラ・ナッツ・果物などを加えてみるのはいかがでしょうか?
これらを加えることで、たんぱく質や食物繊維、鉄分、ビタミン、ミネラルなどがプラスされ、よりバランスの取れた健康的な朝食になりますよ。
7. 水筒持参
外出時に自販機やコンビニで飲み物を買うと、1本150円ほど。これを毎日続けると、月4,000〜5,000円の出費になります。
水筒にお茶を入れて持ち歩くようにすれば、その分の節約はもちろん、冷たい飲み物を控えられるので体調も安定。
夏は麦茶、冬は白湯やルイボスティーなどを入れて、季節に合わせて楽しむのも◎。
お金を使わず体をいたわる、小さな習慣です。
8. フェイスマスク習慣
美肌維持には時間とお金がかかる…なんて思い込んでいませんか?
お風呂あがりに毎日フェイスパックをするだけで、簡単に美肌がキープできます。
お風呂上がりは肌が乾燥しやすく、美容成分が浸透しやすいタイミング。
肌がやわらかく血行も良くなった状態でフェイスパックを使うことで、水分と美容成分を効率よく補給し、うるおいとハリのある肌をキープできます。
フェイスマスクは高価なものではなく、1枚あたり数十円のプチプラタイプでOK。
肌の状態が安定すると高額スキンケアや美容施術、治療薬が必要なくなり、基本的なアイテムのみに絞ることができるため、美容費が大幅に削減できますよ。
小さな習慣で、お金も体も無理なく整う暮らし
健康を保つことは、「未来の医療費」を減らす最高の自己投資。
特別なことをしなくても、毎日の小さな積み重ねで体もお金も守ることができます。
完璧でなくていいから、できることから一歩ずつ。
今日からできる小さな習慣で、お金も体も無理なく整う暮らしを始めてみませんか?
◼︎執筆/しば
FP2級・元銀行員のライター。がんばらない家計管理と“仕組みでまわる暮らし”をテーマに、家計・子育て・暮らしの記事を執筆中。二児の母。Instagramは@shi_ba_1106。
編集/サンキュ!編集部