お部屋をキレイにしたいけど、どうしても「片づけが苦手」と思っている人は多いのではないでしょうか?
私は整理収納アドバイザーという職業柄、片づけが苦手な方と関わることが多いです。そして自分自身も昔は整理は好きだけれど、片づけが下手でした。
今回は、元片づけ下手の整理収納アドバイザー、サンキュ!STYLEライターのきいろが、「片づけが苦手な人の共通点」と「改善のヒント」をご説明します。
片づけが苦手と思っている方はぜひ参考にされてみてください。
1.買ったものを未開封のまま放置してしまう
過去の私がそうだったのですが、買ったものをそのまま机の上などの置きやすい場所に置いていました。「あとで使う時に開ければいいや」と思っていたのだと思います。でもこれがチリも積もれば山となるです。
片づけが苦手な実家の家族がこの傾向があり、お片づけでお悩みのお客様のお家に伺った時も新品の使用していないものが出てきて、忘れられた存在となっていることがありました。購入したらすぐに使用できる状態にしておくと、ものも使われて活かされます。
2.宅配便で届いたダンボールを開けずに放置
片づいていないお家に共通するのが宅配便で届いたダンボールが家の中にあることが多いということです。「今時間がないからあとで開けよう」と思って後回しにしてしまったり、すぐに開けてもダンボールを家の中に放置している方が多いように思います。
メルカリで使用できそうだからダンボールを取っておこうという方もいるかもしれません。宅配便が届いたらすぐに開封して、ダンボールを捨てにいける用にまとめておく仕組みを作っておくといいと思います。
我が家ではダンボールの開封は玄関でするように、開封やダンボールをまとめるのに使用するカッター・ハサミ・紐などをセットにして玄関に置いています。
3.買い置きがダブってしまっている
片づいていないお家にありがちなのが同じストックがいくつも出てくることです。お得な時に買っておこう!大容量タイプを買うとお得ならそれを買おうなど、家の中にある在庫や収納する場所を把握せずに購入している方が多いかもしれません。
でも実際には家にはまだたくさん在庫があったりします。お得だったはずなのに使用期限を過ぎてしまい、泣く泣く捨てるというところを何度か見てきました。
また定期的に商品が届く定期便にも要注意です。家の中に在庫がいくつあるかを確認してから買い物に行ったり、定期便も見直さないとまだあるのに届いてしまうことがあるので見直しをおすすめします。こうすることで同じものがいくつも溢れてしまうことが防げますよ。
4.届いた郵便物(書類)が開封されずに積み重なっている
宅配便と同じように書類などの郵便物が開封されないまま、もしくは開封したけれど封筒に入ったまま積み重なっていることもありがちかもしれません。片づけが苦手な実家もそうでした。
「あとで開封しよう」という気持ちでそうなってしまうのかもしれません。気づいたらシュレッダーが必要な書類がたくさん溜まっています。大事な書類だけでなく、ただのお知らせのハガキなどもあることが多いです。
届いたらまずはすぐに確認することをおすすめします。そしてお知らせだけで重要でなければ処分、重要そうだけどチェックはまだ先で良さそうなものは他のお知らせの紙を取り除いて大事な書類だけを分類して保管しておく癖をつけておくとあとで楽です。
4つを改善すれば片づいた部屋に近づく
この4つは片づいていない部屋に共通していることが多いのですが、この4点を少し気にかけて気をつけるだけで習慣ができ、部屋が片づいていきます。
■執筆/きいろ
整理収納アドバイザー、クリンネスト。シンプル・サステナブル・整えるとテーマに暮らしの気づきや片づけのことを執筆している。
編集/サンキュ!編集部