年賀状を出していなかった人から年賀状が届いてしまったとき、返信はいつまでにするもの?

2018/11/24

元日に届く年賀状は、毎年うれしいもの。でも、「あ、この人に出してない」なんてあわてることも……。そんなとき、年賀状で返信していいのか、寒中見舞いがいいのかなど、冠婚葬祭アドバイザーの中山みゆきさんに教えてもらいました。

年賀状で返信していいのは1月7日まで

年賀状を出していなかった人から年賀状が届いたら、すぐに返信すること。年賀状は、一般的に1月7日の松の内までです。つまり、相手に1月7日までに届くということです。7 日までに届かないと思ったら、寒中見舞いにしたほうがいいでしょう。

年賀状が遅れたお詫びの言葉は?

年賀状をいただいたお礼や、年賀状を出すのが遅れてしまったお詫びのひと言を添えると印象はかなり違うものです。また、「書き忘れた」などの言葉は相手に失礼になる場合もあるので注意してください。遅れた場合の例文を挙げておきます。

【上司へ】
・年賀状をいただきながらごあいさつが遅れまして申し訳ございませんでした
・新春のご祝詞をいただきながらごあいさつが遅れ、まことに申し訳ございません

【親戚へ】
・新年のごあいさつが遅れ申し訳ありません

【友達へ】
・年賀状をありがとう! あいさつが遅れてごめんなさい

遅れた場合は寒中見舞いで改めてご挨拶をしてもよいでしょう。相手との関係を考えて使い分けしてもいいかもしれませんね。

寒中見舞いは関東は1月7日以降、関西は1月15日前後から

寒中は1月5日ごろから2月4日ごろまでのことをいいます。松の内(門松を飾っておく期間)は、関東圏では1月7日まで、関西圏では1月15日まで。ですので、寒中見舞いを出すのは、関東では7日をすぎたころから、関西なら15日前後に出すのがよいと思います。

返信はメールやラインでもいい?

相手がメールやラインで新年のあいさつを送ってきたのなら、同じようにメールやラインで返信しても大丈夫です。相手から年賀状をいただいたのなら、年賀状や寒中見舞いなどのはがきで返すべきです。

一般的に、メールやラインでの新年のあいさつは親しい友人はOK。それ以外はマナー違反です。

余寒見舞いって何?

余寒見舞いは、寒中見舞いと同じで寒い時季に相手の健康を気づかうお便り。立春をすぎてもなお寒さが続くときに送ります。また、寒中見舞いを出せなかった場合に、余寒見舞いとして出します。2月4日の立春以後から2月下旬ごろまでに出します。

まとめ

年賀状はいただいたら返信するのがマナー。海外や実家などでお正月をすごした場合は、あわてずに寒中見舞いや余寒見舞いなどで返事を出しましょう。


教えてくれたのは・・・中山みゆきさん
冠婚葬祭アドバイザー。All Aboutで冠婚葬祭サイトの運用に携わる。現在は、その知識を生かして冠婚葬祭関連のアドバイス活動を重ね、「思いやり」の心を大切にした情報を発信中。

取材・文/有馬未央(KIRA KIRA)

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