買い物の女性

やめると節約効果が高い年末行事4選 節約のプロがやめた年末恒例のこととは

2024/12/17

年末年始は1年でもっとも出費も増える時期。節約アドバイザーの丸山晴美さんは、不要な出費を抑えて計画的に年末を過ごすために、4つの年末恒例行事をやめたそうです。節約のプロがやめた行事とその理由を公開!

なお、今回ご紹介する情報はすべて2024年12月時点の取材情報を基にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「やめた年末行事4選」!

年末年始の買い物を「生活費」と考えるのをやめた

年末はクリスマスや忘年会、帰省など、いろいろなイベントや出費が重なります。気をつけていても、「年末年始にお金を使いすぎた!」と後悔する人が多いのではないでしょうか。1〜2月のクレジットカードの支払いのために、貯金の一部を切りくずしてしまう人もいます。

私も以前は年始のクレジットカードの引き落とし額にドキドキしていましたが、4年前からそれをやめました。年末年始のお金を月の「生活費」でまかなうのをやめ、「特別支出費」から出すようにしたのです。

特別支出費とは、冠婚葬祭や急な大型家電の買い替えなどに対応するための費用で、常に一定額をプールするようにしています。4年前からは、毎年12月初めに年末年始の予算を決め、特別支出費から支払っています。減った分の特別支出費は翌年、毎月少しずつ積み立てて元にもどします。

こうして年末年始の費用と生活費を別にすると、年末年始に何をするか、何が必要で、どう節約するかなどを見通せるようになり、計画的なお金の使い方ができるようになります。

年末セールの情報は見ない、聞かない、行かない

年末はセールがあちこちで行われますが、それにはいっさい行きません。家にこれ以上ものを増やしたくないのと、年末セールだから特別安くなるというわけではないからです。

それよりも、各ネット通販やお店が独自にやっている割引デーや、11月のブラックフライデーなどの際に必要なものだけを購入します。すると、ムダ買いや衝動買いを防ぐことができます。

コスメは12月に、好きなブランドの福袋を購入しています。コスメの福袋は中身がわかるのでハズレがありませんし、1つ買えば1年分持つくらいの量があるので、福袋以外でコスメを買うこともなくなりました。
年末セールは見ない、聞かない、行かないがマイルールです。

毎日掃除していれば大掃除もいらない

年末の大掃除も、洗剤や道具を買ったりして意外と出費につながるものです。だからというわけではないのですが、わが家では掃除を毎日のルーティーンに組み込んでいます。

入浴後に髪を乾かしたら、玄関からキッチンまで掃除機をかけ、水拭きをします。風呂とトイレは息子が担当で、それ以外が私の担当。レンジフードなども毎日拭いています。

毎日やればとそれほど汚れないので、一通り掃除しても15分程度で終わるのでラクですし、年末に大掃除をする必要がなくなりました。年末年始のいそがしいときに大掃除に時間を取られずにすむのでおすすめです。

年賀状も2024年を最後に終了に

2024年10月に郵便料金が値上がりし、ハガキが63円から85円になりました。年賀状の費用負担も増えることになりました。

それを見越していたわけではないのですが、私は2024年の年賀状に「これで年賀状はやめさせていただきます」と書いて年賀状終いをしました。

以前は仕事関係など200枚以上の年賀状を出していたので、お金だけでなく手間もかかりました。やめてみてつくづく、「以前はよく年賀状作りの時間をひねり出していたな」と驚いています。

今はSNSやメールなど、年賀の挨拶をする手段はいろいろあります。年賀状のやりとりが好きで続けているならいいのですが、しんどいと思いつつ続けているなら、年賀状終いを考えてみてはどうでしょう。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)、「お金を活かす ハッピーエンディングノート」(東京新聞)「節約家計ノート2024」(東京新聞)steady.特別編集「知識ゼロでもまるっとわかるお金の基本」(宝島社)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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