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貯まる人が11月にやっていることって?お金の専門家がおすすめする年1回でOKの簡単貯めアクションを解説

2024/10/01

今年1年にかかった食費はどのくらいで、レジャーにいくら払ったか、あなたは把握していますか?節約アドバイザーの丸山晴美さんは、「貯まる家計にするには年に1回の家計の見直しがポイント」と言います。さらに、家計の見直しは11月にするのがベストとも。その理由について聞きました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2024年9月時点の取材情報を基にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「11月に家計見直しを」!

時間を確保しやすく収支も安定しているのが11月

2024年の年初に「今年は◯◯円貯金する!」「今年こそ冷蔵庫を買い替えよう」など、家計の目標や予定を立てた人は多いと思います。その目標や予定は、達成できましたか?

11月は、そうした1年の家計状況を振り返るのに最適な時期。今年の収支をチェックしつつ、無駄な支出をしていないか、節約できるところはないかなど、見直しをしましょう。

なぜ11月が最適かというと、12月は年末の準備や大掃除などやることが多くなり、家計の見直しどころではなくなってしまうため。それに比べると11月は時間を確保しやすく、収支も比較的安定している月なので、家計を見直すのに適しているのです。

10月末ぐらいから次年度の家計簿も発売されるので、意識も家計に向きやすいタイミングと言えるでしょう。

家計の見直しで、年末年始と来年度の準備もできる

11月に振り返り&見直しをしたら、あとどのくらい使えるかを確認しながら年末年始の予算を立てましょう。年末年始は1年の中で最も出費が増える時期です。その予算を再調整することで、赤字を出さずにより満足度の高い過ごし方をするにはどうしたらいいかを考えることができます。

また、今年1年を振り返ると、来年度にかかるお金の予想もつきます。子どもの進学にどのくらいお金がかかるか、旅行するにはいくら必要かなどを今年中に試算しておけば、それに備えて積み立てることもできます。

逆に、来年度は今年より出費が減る家庭もあるでしょう。浮いたお金を貯めるのか使うのか、他の予算に回すのかなど、いろいろな計画を立てることができるでしょう。

家計改善には「支出を減らす」だけでなく「収入を増やす」検討も

11月の見直しでもしも家計が赤字になっていたら、早めに手を打つことが重要です。今より支出を減らせるならいいですが、これ以上節約できないという場合は「収入を増やす方法」を考えることも必要です。

赤字にならないためにはいくら必要かを計算し、そのためにどんなことができるか調べてみましょう。
今はスキマバイトができる店も増えていて、いろいろな働き方が可能になってきています。パートやフルタイムの仕事を探すにしても、早めに動き出すことで希望に近い仕事を見つけやすくなります。

このように、11月に家計の実情を把握し改善することで、赤字家計も「貯まる家計」に変えていくことが可能になります。1年はあっという間に過ぎてしまうからこそ、家計を見直していち早くお金が貯まる仕組みを作ることが大切です。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)、「お金を活かす ハッピーエンディングノート」(東京新聞)「節約家計ノート2024」(東京新聞)steady.特別編集「知識ゼロでもまるっとわかるお金の基本」(宝島社)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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