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貯まらない人が年末年始にやりがちなこととは?節約の専門家が解説

2024/11/16

年末年始はイベントごとが多く、そのための食材も買いそろえる必要があるなど、ふだんより食費がかさみがち。食材が高騰している今、できるだけ出費を抑える買い方のタイミングと方法を、節約アドバイザーの丸山晴美さんに聞きしました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2024年11月時点の取材情報を基にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「年末年始の食材の買い方」!

食材は12月20日〜1月半ばまで割高になる

年末年始は食材の値段が割高になります。なぜなら、12月20日を過ぎるとスーパーマーケットなどはクリスマス用の陳列になり、商品の入れ替えや価格変更をするのが一般的だからです。

そこから年末に向かって食材価格が高騰していくので、節約したいならクリスマス用陳列になる前、12月20日以前に購入するのがおすすめです。

また、東京都中央卸売市場のカレンダーを見ると、食肉は2024年12月29日~2025年1月5日まで、水産物と青果物は12月31日~1月4日が休業となる予定です。この期間はスーパー側が仕入れができないため、食材の割高価格が続きます。
ふだんの価格に戻るのは、私個人の体感ですが、だいたい1月の2週目以降くらいでしょう。

つまり、食材の高値は年末年始だけではなく、12月20日〜1月半ばまでの1カ月近く続くということ。だからこそ、12月20日以前に食材を安く手に入れ、冷凍保存などして活用することが、年末年始の食費を抑える大きなポイントになります。

ブラックフライデーは食材を安く買えるねらい目ポイント

11月後半から12月にかけては、スーパーや百貨店、ネットショップなど、いろいろなところで大規模セール「ブラックフライデー」が開催されます。これも年末年始の食材を安く手にいれるねらい目の1つ。

イオンの2025年ブラックフライデーは11月22日からで、過去最大の過去最大の約2000品目が割安になるとか。
百貨店の高島屋は、例年ブラックフライデーのみ送料無料になってよりお得ですし、Amazonのブラックフライデーでは、米や乾物など幅広い食材が安く購入できます。

自分がふだんよく利用する店やネットショップがブラックフライデーを行うか、早めにチェックしておきましょう。
ただし、ムダなものを買う必要はありません。必用なものをあらかじめメモに取っておき、必用なものを必要な分だけ計画的に買うのがおすすめです。

ふるさと納税や福袋も食材調達に利用可能

ブラックフライデーを逃しても、まだ食材を安く手に入れる方法はあります。
たとえば、ふるさと納税の返礼品のなかには、申し込み後1~2週間程度で発送してくれるものにあります。それを利用してすき焼き用の肉やカニといった年始の食材を手に入れるのも一案。

確実に年末年始に用意したいときは、「〇日以内発送」「年内配送は12月15日まで」といった表示にも注意して申し込むようにしましょう。

また、最近は年内に受け取れる福袋も多く、これも食材をお得に買うチャンスの1つ。百貨店の福袋にはワインや牛肉、チーズ、オードブルなど高級食材が割安で手に入るものもあるので、クリスマスパーティー用やお正月用に手に入れるのも良いでしょう。

私が申し込む予定なのは、カルディの福袋です。去年、5,000円程度の福袋が抽選で当たったのですが、1万円を超える商品が入っていてかなりお得でした。このように、自分がよく利用する食材店の福袋を買うのもおすすめです。

家族みんなで年末の買い出しに行く家庭は貯まらない!?

逆に、年末年始の食材の買い方でいちばんよくないのは、年末近くになって家族でスーパーや市場に買い出しに行くこと。これをすると、年末年始のお祭り気分も手伝って、必要でないものまでたくさん買い込みがちです。

買い物は、買い出しに行かなくていいように12月20日ぐらいまでに計画的にすませましょう。
もし買い出しが必要な場合は、ネットスーパーにするなど可能な限り行かなくてすむ方法で対応するのがおすすめです。

年末はいくら時間があってもたりないくらいいそがしく過ぎてしまいます。買い物だけに時間を取られないよう、効率よく早めの行動が節約につながります。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)、「お金を活かす ハッピーエンディングノート」(東京新聞)「節約家計ノート2024」(東京新聞)steady.特別編集「知識ゼロでもまるっとわかるお金の基本」(宝島社)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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