通算1万5000麺を食すカップ麺マニア直伝!激ウマちょいたし4選&裏技3選
2020/03/06
そのまま食べてもおいしいカップ麺だけど、味を変化させるちょいたしルールや裏技を知れば、さらにおいしく味わえます!カップ麺マニアの大和イチロウさんに、食べ方のコツやカップ麺にまつわる豆知識を教えてもらいました。
<教えてくれた人>
大和イチロウさん
食文化研究家。1日1インスタント麺で三十数年、通算1万5000麺を食す(2019年現在)。テレビなどで活躍するほか、著書に『偏愛的インスタントラーメン図鑑』(世界文化社)などがある。
火がなくても、水だけでカップ麺は食べられる!?
「もちろん熱湯がおいしいけど、火が使えない災害時など、やむを得ない場合は水でも大丈夫。なぜなら、インスタント麺は胃に消化されやすい状態にすでに調理ずみだから。水、またはペットボトルのお茶や炭酸水(無糖)を注いで20~30分待てばOK!」。(大和さん)
カップ麺は地域によってカスタマイズされている!
実は最も地域差があるのがきつねうどん。汁と油揚げのしょっぱさor甘さの好みが複雑で、各社苦労の跡が。
東洋水産「赤いきつねうどん」には北海道、東日本、関西、西日本の4つが。
東日本向け(右)と西日本向け(左)のパッケージを比較してみると、汁の色が微妙に変化。
おいしさのポテンシャルを引き出す3つの鉄則
日本人の舌は80℃以上のものをおいしく感じるようになっています。だから100℃に近いお湯を使うのが鉄則!
鉄則1 必ず沸騰したお湯を使う
保温ポットは再沸騰をかけて。ぬるいと湯もどりが悪く、のびやすくなります。
鉄則2 後入れスープは温めておく
スープの油分においしさが凝縮。油分を残らずカップに注ぎ込めるよう、必ず温めて溶かしておきましょう。
鉄則3 途中で一度混ぜる
待ち時間の3分の2で(3分だったら2分のあたりで)、一度箸を入れて混ぜて。まんべんなく麺に湯が当たってさらにおいしく。混ぜたあとはもう一度ふたを閉めることを忘れずに!
ちょいたしルールでもっとおいしい!!
失敗知らずのルールを押さえていつもの味を大変身させましょう♪
[味変化のルール]
辛みをたすと…刺激的になり食欲が増す
苦みをたすと…香ばしさとこくが出る
甘みをたすと…口当たりがよく食べやすい
酸味をたすと…さっぱりしてキレが出る
私が試しました!(サンキュ!アンバサダー せんちゃんさん)
【味変1】しょうゆラーメン+ケチャップ
流行りのトマトラーメン風。うちの子どもも喜んで食べていたのでお子さまにもおすすめの味。
【味変2】みそラーメン+ピーナッツバター
ピーナッツバターのこくが、みそと好相性。いつものカップ麺が本格担々麺の味になります。
【味変3】塩ラーメン+梅干し
ほのかな梅の香りと酸味がプラスされ、上品でさわやかな京風に。食欲がないときにいいかも。
【味変4】とんこつラーメン+パンプキンスープ
クリーミーでまろやか、そしてほんのり甘い女子ウケしそうな、ポタージュスープにチェンジ!
参照:『サンキュ!』3月号「背徳のカップ麺2020」より。掲載している情報は20年1月現在のものです。構成・文/松崎祐子 編集/サンキュ!編集部
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