ハウスオブジェクトとチェックリスト

被災したママに学ぶ!わが家の1日1防災カレンダー

2020/04/29

「防災」は大切ですが、一気に何もかもやろうとしても長くは続きません。いつ遭遇するかわからないからこそ、身の回りの物から少しずつ始めるのが肝心です。おうち時間が増えている今だからこそ、できることから始めてみませんか?

今すぐできる素敵なくらしのアイデアを毎日発信中。お金の貯め方から、時短掃除、洗濯、料理作りなどの家事の知恵、...

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<教えてくれた人>
アベナオミさん
宮城県在住。2男1女のママイラストレーター・防災士。東日本大震災をきっかけに防災意識が高まり、防災士の資格を取得。子育て中のママならではの視点で語る日常で実践しやすい防災アイデアが人気。『日めくり 被災ママが教える後悔しないための1日1防災』(PHP研究所)。

わが家の1日1防災カレンダー

東日本大震災による被災生活が終わったあと、私は防災中毒になりました。水や食品を必要以上に買い込んでしまい……。夫からは「家中段ボール」「食べ切れないし、家計は赤字!こんな防災続くわけがないだろ!」と。そこで「家計の負担にならなくて」「生活の邪魔にならない」「無理は続かない、習慣にできる」を試行錯誤してできたのが、1日1防災。忙しいママでも無理なくできる防災対策です。

Day1 ハザードマップを確認する

住まいの環境によって、起こり得る災害は違うもの。まずは身の回りの状況を把握して、考えられるリスクを確認して。

Day2 避難方針を決める

災害時は「避難を優先するのか」「自宅に残るのか」など、決めておくこと。

Day3 リビングに安全地帯をつくる

Day4 小型家電に滑り止めをつける

Day5 玄関にライトを置く

玄関は避難経路であり、自宅に入るための大事な入り口。懐中電灯などをつるしておくと停電時にも足もとが照らせて便利。

Day6 調理道具はしまうかつるす

キッチンは、なにかと物が多い場所。物は出しっ放しにしないことが原則。調理道具はつるす収納にすれば、揺れても落下しにくい。

Day7 まな板を使わずに料理してみる

水が充分に手に入らず、洗い物ができないことを想定し、まな板を使わずにスライサー、キッチンばさみなどを利用してみて。

Day8 子ども部屋の本棚を確認する

教科書、漫画など、本が多い子ども部屋。本がベッドに落ちてこないよう、配置を考えて。

Day9 寝室の家具をチェック

Day10 防災グッズを1つ試してみる

携帯用トイレなど、いざというときに使い方がわからない!というのはよくあること。買って安心、ではなく、家族で試してみる機会を設けよう。

Day11 お風呂に水をくみおきする

バスルーム
gyro/gettyimages

Day12 ペット用品を備える

ペット用の救援物資はなかなか手に入らないもの。フード、トイレ、必要設備などの備えを。

Day13 車をプチ避難所に!

カーナビでワンセグを見ることができ、充電ケーブルがあれば発電所にもなる。水、携帯トイレ、ライトなどをトランクに常備して。

Day14 ガソリンは半分になったら給油する

Day15 子どもに火を見せる

一度も火を見たことがないと、つい手を伸ばしてしまうことも。ロウソクやカセットコンロ、BBQなどで火を使う経験をさせ、危険であることを説明して。

Day16 スマホの防災アプリをチェック

スマートフォンは大事な情報源。アプリサイトで「防災」と検索してわが家に合うアプリを見つけておこう。充電器を用意しておくのも忘れずに。

Day17 携帯トイレを常備する

ビジネスマンの手は、アイコンとスタッキング木ブロックをアレンジヘルスケア医療, あなたの健康の概念のための保険
marchmeena29/gettyimages

Day18 1日3捨てですっきり暮らす

Brankospejs/gettyimages

Day19 子どもの通学路を散歩する

通学中に地震が起きることを考えて、一緒にチェック。ブロック塀、古い空き家、看板は要注意。マンホールは地面から隆起することもあるので乗らないように。子どもと約束をしておこう。

Day20 今日からローリングストック

あれこれ買い込みすぎず、いつもの味や愛用品を少しだけ多めに用意し、使いながらストックするのがおすすめ。常に消費するから期限が切れる心配もない。

Day21 ドライシャンプーにトライする

体は拭けても、ままならないのがヘアケア。ドライシャンプーを試してみよう。

Day22 メイク落としシートを買う

白にウェットワイプフローパック
Marat Musabirov/gettyimages

Day23 身近な災害から備えてみる

「大災害はめったに起きない」となかなか重い腰が上がらない人は、インフルエンザや胃腸炎など〝身近に起こり得る災害〞から考えてみて。

Day24 被災時の動きをリスト化する

家族がバラバラの場所で被災したとき、「帰宅はできるのか?」「子どものお迎えはどうする?」などお互いの状況をもとにシミュレーションを。園や学校の災害マニュアルもチェックして。

Day25 生理用品は余分に用意

Day26 パーソナルカードを作る

子どもや高齢者で、自分で身元を説明できない可能性があるときは、連絡先や個人の情報を書き込んだパーソナルカードを用意。一緒に家族の写真を持たせておくと確認がスムーズ。

Day27 ソーラーライトを用意する

乾電池が必要ないから停電が長期化した場合にも便利。ガーデニング用なら外に出しておけば、暗くなると自動点灯する。

Day28 チャックつきポリ袋で防水

衛生用品やスマートフォンなど、ぬれると使えなくなる物は、チャックつきポリ袋で防水。中身が見えるのもポイント。

Day29 大事な書類は高所で保管

大切な書類や家族の思い出が詰まったアルバムは、水没してしまうと元に戻すのが困難。2階の部屋や1階でもなるべく高い場所に保管して。

Day30 根菜3種をストック!

野菜は災害時の貴重品。じゃがいも、にんじん、玉ねぎなど、常温で保存できる野菜をストックして野菜不足対策を。

Have a try!

□周辺のハザードマップを確認してみる
□本棚や家具の配置が安全か考えてみる
□ローリングストックを始めてみる

参照:『サンキュ!』2020年5月号「わが家の毎日防災」より。

監修・イラスト/アベナオミ 編集/サンキュ!編集部

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