塩代わりにガンガン使って、ワンランク上の味付けに!「塩麹」の魅力

2020/05/02

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかりです。料理を作ることはもちろん好きですが、それ以上に食べることが大好き!

実は、塩麹がブームになったころから、その使いやすさと料理のでき映えに惚れ込み、我が家の常備調味料となった塩麹。「簡単」とは聞きつつも、麹を入手して…から、手つかずだった自家製塩麹づくりに、初挑戦した時のことをご紹介します。

材料3つ!仕込み時間は3分足らず!

塩麹、ふだんから使われていますか?

出張料理の仕事で、今まで何十軒もの家庭へお邪魔していますが、冷蔵庫に塩麹が置いてあるのは1割くらい…ということからも、今はそれほど活用しいる人が少ない印象です。

我が家では、
★ 塩と違ったまろやかなしょっぱさ
★ 肉や魚の臭みが抜けてやわらかくなる
という料理の仕上がりに感激し、塩の代わりに使うようになりました。

以前は、袋に詰まった700gの大容量をプラスチック保存容器に詰めて使ったり、200g入りのスタンドパウチタイプを使ったりしていました。

2~3日に1度混ぜるのみ!

乾燥米麹…1袋(300g)、食塩…90g、水…450ml

手作りするための材料はこれだけ!
これらを清潔な保存容器に入れて混ぜ合わせ、ふたをゆるくのせて室内に放置するだけ。これなら、どんなに面倒くさがりでもできちゃいますし、子どもと一緒にも作れる簡単工程!そして、その後は2~3日に1度、全体を混ぜ返すだけ。


1週間で完成!!

1週間から10日で、できあがり!この時は待ちきれず、6日で使ってしまいました…
(せっかちさんには向いているのか、向いていないのか?)

使った料理というのが、

“鶏じゃが”です。午前中に買ってきた鶏むね肉に、重さの10%に相当する塩麹を表面にまぶして、夕食準備までの間、冷蔵庫で休ませたものを調理しました。

すると、gあたり60円くらいの安い国産鶏むね肉でしたが、やわらかく仕上げることができたのです。

しかも味つけは、にんにくを少し加えた以外になし!ここが、塩麹料理のうれしいポイント。肉だけでなく、魚、野菜など、その重さの10%にあたる割合で塩麹に漬け込めば、味つけも決まるということ!!ほかにも、骨つき肉(鶏むね肉よりさらに安いもの)も同じように漬け込み、グリルでこんがり焼いたものも絶品でしたよ!

塩麹は「味つけが苦手」という方にもおすすめできる調味料なのです。ちなみに、大さじ1杯=18g/小さじ1杯=6g、と覚えておくと便利ですよ。(表面がわずかに盛り上がる程度での目安)

塩分量は、表記のとおり仕込むと12%になります。メーカーによって、多少違いがあるかもしれません。これは味噌に近い数値なので、気持ちそれよりも少なめに調味料として使うとおいしく仕上がると思います!

ふだんは塩で仕上げるポトフも、代わりの塩麹でこんな風につくれますよ!麹のつぶつぶが混じるのも、アクセントになります◎

何でも塩代わりに活躍!!

麹は発酵食材で、日本酒・味噌・醤油など、昔から日本の食材づくりには欠かせないものとして使われてきました。その発酵力で、肉や魚に含まれているたんぱく質を分解して、旨味の素となるアミノ酸も生み出してくれます。ですので、料理のおいしさがワンランクUPするのも間違いないんです!

そして、うれしいことに、発酵食材は腸内環境を整えてくれる効果も期待できますので、美容・健康・ダイエットに気を遣う人は、ぜひ日常的に取り入れてみてはいかがでしょうか?

もちろん、腸内環境を整えることは、生活習慣病の予防にも欠かせないことですので、家族でおいしく食べながら、健康を目指していきましょう!!

★この記事を書いたのは・・・
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
4歳女の子のママ。保育園調理、セミナー講師、出張料理、料理教室、食育サイトの記事執筆などで活躍中。
食べること、料理することが好きなワーカーホリックです。

※ご紹介した内容は個人の感想です。

 
 

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