ライフオーガナイザー®︎ でサンキュ!STYLEライター木村みずきです。
外出自粛が緩和され、少しずつ変わりつつある毎日をいかがおすごしでしょうか。
以前と同じようにはいかないことも多く、変化にお疲れのかたもいるかと思います。
ただ、先がよく見えない状況でがんばり続けていると、いつの間にか心身に大きな負担がかかっていることも。
今回は、そんながんばり屋さんなあなたに知ってほしい2つのモードについてお話しします。
私たちの日常は【doingモード】だらけ
突然ですが、私たちは1日に何回くらい考えごとをしていると思いますか?
なんと…6万回だそう!しかもそのほとんどが昨日と同じことやネガティブな思考だというから驚きです。
では思考を変えればいい。思考を変えるためにはどう考えどう行動したらいいか?
…と、ぐるぐる考え続けるわけですが、そんな理想を成し遂げようとがむしゃらな状態を【doingモード】と呼びましょう。
日ごろの私たちは『行動と結果』が重視されるこの【doingモード】に偏りすぎているといわれています。
これだけではやってもやっても心の奥底にある不足感は満たされず、漠然とした理想を求め続けてぐるぐるしてしまうのも無理ないのかなと思います。
今必要なのは【beingモード】
ではがんばってもうまくいかないとき、皆さんはどうしていますか?
以前の私は「限界までがんばる」でした。今では笑ってしまう回答ですが、心の悲鳴を無視して限界をどんどん引き上げた結果、心身ともにボロボロになりました。
何かを成し遂げないと価値がないと思っていたのですね。
できればそうなる前に、頭で考え行動する【doingモード】から心で『在り方』を感じる【beingモード】へとギアチェンジをしてみてほしいのです。
たとえ今がどん底だったとしても、必ず1つは「今あるもの」があるはずなのです。
たとえば「家族がいる」「健康な体がある」いろいろありますが、突き詰めるとだれしも「自分という存在がある」んですよね。
そしてその自分はがんばることもできるし、自分を満たしたいという気持ちも持っている。
この現状を「へ〜私ってそうだったのね」とそのままマルっと“よしよし”してあげる感じが【beingモード】です。
これはがむしゃらに行動しているときにはできません。だから立ち止まったってよいんですよ。
答えを急がないことが答え
そうはいっても働かないと生きていけないですよね。
だから【doingモード】も【beingモード】もほどほどがよいと思うのです。
【doingモード】に偏りすぎていると気がつけたら、意識的に【beingモード】に切り替える。
目を閉じて「今あるもの」「自分」を感じられる時間をすごしてみる。
これはまさに『今ここ』のマインドフルネスの考え方で、ヨガや瞑想で体感されてもよいかと思います。
一見答えが見つからず悶々としそうな【beingモード】ですが、見えなくなっていた今あるものに気づき、現状の自分を受け容れることでしか見えてこない、不足感の正体があります。
答えを急いで満たされなかった今こそ、【beingモード】に切り替えてみましょう。
この数カ月コロナ禍を乗り越えてきたあなたなら大丈夫。焦らない・慌てない・諦めない、ですね。
きっとどれだけがんばっても得られない『在り方』によって、すっと扉が開かれるときが訪れますよ。
■この記事を書いたのは・・・木村みずき
ライフオーガナイザー®︎(あたまとこころのやさしい整理術)
「家族の幸せはママの幸せから」役割が多すぎて自分を見失いがちなママが本来の自分らしさを取り戻し、夫婦と親子それぞれの幸せが見つかる生き方を応援します。現在コーチ・カウンセラーをめざして勉強中。
※ご紹介した内容は個人の感想です。