その使い方で大丈夫?実は間違えやすい日本語「姑息」の本当の意味とは

2020/10/27

みなさんは、いつも使っている日本語の意味を正しく理解できていますか?よく意味を調べないまま使っていると、とんでもない勘違いをしているかもしれません。たくさんの人が意味を間違えている言葉が、実はいろいろあるのです。

意味を間違えやすい日本語の言葉について、国語科教員免許を持つサンキュ!STYLEライターのdanngoさんが解説します。

「姑息」の使い方、どちらが正しい?

今回は、「姑息」という言葉の使い方について考えてみましょう。次の2つの例のうち、どちらが正しい使い方だと思いますか?

A.椅子の脚が折れたのを接着剤でくっつけたの?ずいぶん姑息な方法だね。
B.椅子の脚が折れたのを他人のせいにするなんて、姑息なやり方だなあ。

正解は……

答えはAでした!

「姑息」とは、本来は「一時的な」「その場しのぎの」といった意味の言葉です。漢字の「姑」には「しばらく」「一時」という意味があり、「息」は「わずかな時間」という意味を持っています。

「卑怯な」「ずるい」くらいの意味で使われることが多いのですが、それは正しい使い方ではありません。その場を間に合わせる一時的な手段は、卑怯なやり方にも感じられることが多いので、誤解されたのではと考えられます。

「姑息」という漢字から意味を推測しづらいので、より誤解が進んでしまったのかもしれませんね。

いかがでしたか?正しい意味で使えていたでしょうか。

世代間で理解度に差があることも多いので、年の離れた人に手紙を書くときなどはとくに気をつけたいところです。

とはいえ、長い歴史のなかで言葉の意味が少しずつ変わっていくのは自然なこと。勘違いされている意味も、「最近では」「俗に」という言葉を添えて辞書で紹介されることが増えてきています。正しい意味をふまえたうえで、間違った意味も受け入れていく柔軟さがあってもいいかもしれませんね。

◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターdanngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。

 
 

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