大人なら読めて当たりまえ!?「出納」はなんて読む?
2020/11/04
自分では読めているつもりだったのに、じつはずっと読み間違えていた漢字ってありませんか?もし、読み間違えたまま、言葉に出してしまうと恥ずかしい思いをすることに…。
この記事では、そんな赤っ恥をかかないように、読めているようで意外と読めていない言葉をレクチャー!漢検準一級を持つサンキュ!STYLEライターのdanngoさんに教えてもらいます。
「出納」という言葉、なんて読んでいますか?
「出納帳」「現金を出納する」といったときに使う、「出納」という言葉。
「しゅつのう」と読んでいる人が多いと思います。その読み方も間違いではないのですが、一般的な読み方はまったく違うんです。
なんと読むのでしょう?
正解を知りたいかたは、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正しい読み方は……
「すいとう」と読むんです!
「現金や物品を出し入れする」という意味で、会計の業務ではよく使う言葉です。「出納帳」は、収入と支出の明細を記録した帳簿のことですよね。
実はこの「出納」という言葉の起源は古く、平安時代。蔵人所という宮中の職務の中で、財物や文書の出し入れなどの雑務全般をになっていた職のことだったそうです。
古い言葉は、読み方がなじみのないものになってしまいがち。「すい」や「とう」の読みはたしかに存在するのですが、ほかの熟語ではほとんど見かけないものとなっています。知らなければ間違えるのも無理はありませんね。
なお、辞書を開くと別読みとして「しゅつのう」ともあるので、間違いではありません。でもせっかくなら、正しい読み方をしたいところですね。
なんとなく見ている漢字には、このようにむずかしい読みのものもたくさんあります。間違えて読んでいた人は、次から気をつけてみてくださいね!
■記事の修正とお詫び
「出納」の読み方について、当初「しゅつのう」は誤りとしていましたが、別読みとして「しゅつのう」も認められており、事実と異なる情報でした。誤った情報をお伝えしてしまったことを深くお詫びするとともに、該当箇所を削除・訂正させていただきます。
◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターdanngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。