理解できない相手ほど最強の夫婦になれる…!?知られざる真相

2020/10/13

今日もお疲れさまです、ライフオーガナイザー(R)でサンキュ!STYLEライター木村みずきです。

季節の変わり目で何となくだるさを感じるこのごろ。体調の変化がストレスにつながりやすい時期とも言えます。そんな時に最も影響を受けやすいのが家庭。外で気を使う分、見えにくい家庭内での衝突が増えているようです。

今回は、そんな衝突し合う夫婦が「理解できない」から抜け出すヒントをお伝えします。

なぜ理解できないのか?

なぜ理解し合えない夫婦が多いと思いますか?

もちろん考えられる理由は一つではないのですが、その背景には元々生まれ持った価値観が異なるうえに、育ってきた環境による考え方も異なるということがあげられます。

例えば、家庭内で家事や育児をしているパートナー。その過程をしっかり見て評価してほしい人もいれば、汗水垂らしてがんばっている姿はスマートじゃないから、できた結果だけを見てほめてほしい人もいる。

さらに、その「ほめる」という行為さえも皆の前でほめてほしい人もいれば、大袈裟にほめられることを嫌がる人だっている。

これは「変えて」と言われて変えられるような類のものではありませんよね。夫婦が理解し合えないときはこの価値観でぶつかっていることが多くあります。

もし相手が家族でなければ「あの人、こういうところあるよね」ですむことも、相手がパートナーとなると一変。自分のことを誰よりも一番に理解してほしいという欲求が信じられないほど強くなっていることに普通は気がつきません。

だから理解してもらえないことに怒りすら感じるのですね。

タイプの異なる夫婦の衝突

例えば、《几帳面でよく気がつく妻》と《大らかで細かいことは気にしない夫》がいるとします。

妻はちゃんとしたい気持ちから、家の中でもいつもいそがしそうです。一方、夫は家の中が散らかろうがとくに気にしません。ということは片づけも掃除もきっと自分からはやらないですよね。

すると妻は不満を溜めますよね。「どうして私ばっかりやらなきゃいけないの?」と。自分がこんなにいそがしくしているのに、夫はソファで動かない。せめて自分の服くらい洗濯に出してよ!とお怒りの気持ち、わかります。

このとき、夫婦の間では「理解できない」がお互いに起きています。

妻はいっしょに家のこともやってほしい。(私の求めているレベルで)
夫はそんなにカリカリするくらいならやらなくていいのに。

この場合、夫にこまかく家事をやらせても反発や不満を生むでしょうし、妻が家事を減らすという選択をしたとしても、ちゃんとできない罪悪感やストレスを生んでしまいかねません。

夫婦にしかできないこと

では、どうしたらよいのでしょうか?私は「理解し合うことをゴールにしない」ことをおすすめします。もちろん、一番大切な人だからこそ理解してほしいというお気持ちは素晴らしいし、愛情があるからこそなのだと思います。

そしてせっかく愛情があるのなら、もっとよい方法があります。「夫婦で異なる部分を補い合う」ことです。これは夫婦にしかできません。

本当に理解してもらいたいのなら、価値観や境遇が似ている人に限る。これはパートナーでなくても、友人でも職場でもご近所さんでもOK!でも、お互いに異なる部分を補い合ってタッグを組むのは生活を共にするパートナーとしかできないのです。

例えば先ほどの夫婦の場合、妻は「夫はこまかい家事が自分よりも苦手なんだ」という事実を心に留めておく。「何でこんなこともできないの?」は心の中にしまっておく。
その言葉をぶつけて夫が傷つくことはあっても、あなたが満足することは決してないから。

そして自分が無理のない範囲で補えることは何かを考える。
このとき「なんで私があの人のために!」と過去の感情を引き出すと意味がないので、自分の感情の整理は別で行います。ここではビジネスライクにいきましょう。

同時に、自分が苦手な(あるいは気の進まない)ことで、相手が自分ほど苦ではないことは何かを考える。相手のよさも存分に使わせてもらいましょう。

たとえ今はどんなに役立たず!と思っているパートナーであったとしても、必ずあなたを補ってくれるものは持っています。だから結婚したのですよ。

二人だと幸せは2倍などと言いますが、それはただいっしょにいるだけではダメ。お互いに持っているものを惜しみなく持ち寄って、補い合ってこそ得られる幸せをぜひ夫婦で味わってみてくださいね。

この記事を書いたのは・・・木村みずき

この記事を書いたのは・・・木村みずき
あたまとこころのやさしい整理術を届けるライフオーガナイザー(R)。「家族の幸せはママの幸せから」役割が多すぎて自分を見失いがちなママが本来の自分らしさを取り戻し、夫婦と親子それぞれの幸せが見つかる生き方を応援します。

※ご紹介した内容は個人の感想です。

 
 

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