キッチンで一緒に料理を洗うアジアカップル家族

なかよし夫婦の夫は「家事メン率」が高い!?なにもやらない夫に家事をさせる3つの方法

2020/12/15

家事の貢献度と夫婦仲には相関関係があるかも……?という興味深いアンケート調査が公開されました。一方で「家事をしない夫」に悩まされている妻も多いでしょう。恋人・夫婦仲相談所の所長である三松真由美さんに、「夫の家事問題」について解説してもらいます。

家事の貢献度と夫婦仲には相関関係がある!?

一緒に住む以上、夫婦仲はよいにこしたことはありません。しかし「なかよしであり続ける」のは「不仲であり続ける」こと以上に困難なのが現実です。なかよし夫婦にはどんな共通点があるのか?それは筆者にとって、永遠に探究すべきテーマと言えるかもしれません。

先日、興味深い調査データが発表されました。日本最大級のインターネット商店街「くらしのマーケット」を運営するみんなのマーケットによる「夫婦の家事分担」に関するアンケート調査。その結果によれば“家事の貢献度”と“夫婦仲”には相関関係があるというのです。

夫婦仲を左右する「家事の貢献度」、しかし現実は……

アンケート対象は「くらしのマーケット」会員497名。そのうち、未婚または別居中の方たちに対する「夫婦の家事分担はどんな割合が理想ですか?」という問いに、男性の約6割が「半々」と回答し、女性は約1/3が「半々」と答えました。一緒に住むならば、少なくともフィフティフィフティの家事負担でうまくいく、という考えが読み取れます。

また、結婚・同居している人を対象にした、パートナーの家事への貢献度に関する質問で「よくやっていると思う」と回答した人の60.5%は、夫婦仲が「とてもよい」と回答。一方、「全然やっていないと思う」と回答した人で夫婦仲が「とてもよい」と答えたのは20.4%と大きく差が出ました。

このことからも、家事の貢献度というのは夫婦仲を左右する重要な要素であることがわかります。

では現実はどうなのか?既婚者を対象にした、実際の家事分担割合を聞いたところ「半分以上やっている」と回答した男性は32.5%。一方女性で「夫が家事を半分以上やってる」と実感している人は23.1%という結果になりました。

「自分は半分以上家事をやっている」と思える夫が3割しかいないことはもちろん問題ですが、筆者が深刻に感じるのは、男女のあいだにある約10%の認識のズレです。

もし、夫だけが「自分は半分以上やっている!」と思い込んでいる家庭があったら……それは妻にとって耐えがたいストレスになるでしょう。実際、筆者は相談のなかでそういった声を数多く聞いています。その一部を紹介しましょう。


「食器を洗っただけで置きっぱなし。乾いたら軽く拭いて食器棚に片づけてほしいのに、そこまではしない。ゴミ捨ても必ず何か小さなものを残しているし……もう夫には期待しないことにしました」

「ネットで“名もなき家事”の記事を見て納得したのはいいんですが『僕は名もなき家事をちゃんとやっている』といちいちアピールするのが不快。シャンプーの詰め換えやペーパーの補填くらいで、いちいちいばらないでほしい。そんなの、気がついた人がやるもんですから」

「家事以前に、本人の生活習慣がグダグダ。洗面所を使ったあとタオルや歯ブラシを元に戻せないとか、布団の中でジュース飲んでシーツ汚すとか……まるで幼稚園児みたい。それで、休日に自分で料理をつくったりすると『家事ができる旦那でよかったな』と言うんです。もちろん、片づけは全部私ですけど」

……このように「家事分担」は夫と妻の温度差が出やすい、やっかいな事柄なのです。そして、この温度差はときに「まったく家事をしない」以上の不平等感を妻に抱かせることにもなります。

夫婦ラブラブ度を上げるために夫に家事をさせる3つの方法

最初に述べたとおり、理想的な家事貢献は良好な夫婦仲において欠かせません。どうすれば改善することができるのでしょうか?ここでは、筆者が考える3つの方法をご紹介します


1:家事のフローを書きだす
「自分は家事をやっている」と思い込む夫に対してまずやるべきことは“各家事のフローを書き出す”こと。

お風呂掃除のやり方、排水口ネットの交換方法、バス用洗剤の量、専用スポンジの説明……など、子どもに伝えるようにできるだけ具体的にするのがポイント。実際、夫側に話を聞いていると「雑巾など掃除用具がどこにあるかわからない」という“え、そこからですか夫”がかなりの数いるからです。


2:家事の模倣をさせる
続いてやることは、自分(妻)の模倣をしてもらうこと。夫の「完璧」と、妻の「完璧」が違うということを知ってもらうには、やって見せるのがいちばん早い。ただし、指導するような状態は避けましょう。夫婦で雑談でもしながら、楽しく進めるのがポイント。一緒にお風呂を洗う、一緒に汚れ物の漂白をする……など、細かなことも妻のやり方を見様見真似で覚えてくれます。


3:家事をミッション化する
上記をやってもうまくいかなければ、夫の家事を明確にミッション化してしまいましょう。たとえば、洗濯、ゴミ出し、玄関掃除は「夫の持ち分」と明確化し、できていなくても放置するくらいの心構えでいる。「あなたしかこれをする人はいないの」の気持ちでいましょう。

なお、上記のアクションをするうえですべてに共通するポイントは、「褒めて大目に見る」こと。不満の声も理解できますが、そこで怒っていては夫も前に進みません。愚痴らず褒める。食器の洗い残しがあろうと、洗濯物が生乾きのままクローゼットに置かれていようと、夫の家事参加にはまず笑顔で接して、「ありがとう」を忘れない。休日に完遂方法を伝えよう……くらいのゆったりした心構えでいてください。

平等を求めすぎないのも選択肢のひとつ

しかし、いくら丁寧にレクチャーをしても、できない/やらない夫というのはいます。その場合は「家事分担の平等を求めない」のも選択肢のひとつ。「7割は私がするから、そのかわり……」と家事以外での穴埋めを求めましょう。そうすればたとえ家事分担が平等でなくても「まあいいか」という心境になれます。

◆監修・執筆/三松 真由美
会員数1万3,000名を超えるコミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」所長として、テレビ、ラジオ、新聞、Webなど多数のメディアに出演、執筆。夫婦仲の改善方法や、セックスレス問題などに関する情報を発信している。『堂々再婚』『モンスターワイフ』など著書多数。

 
 

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