大人なら読めて当たりまえ!?「琴線」はなんて読む?
2021/02/10
自分では読めているつもりだったのに、じつはずっと読み間違えていた漢字ってありませんか?もし、読み間違えたまま、言葉に出してしまうと恥ずかしい思いをすることに……。
この記事では、そんな赤っ恥をかかないように、読めているようで意外と読めていない言葉をレクチャー!漢検準一級を持つサンキュ!STYLEライターのdanngoさんに教えてもらいます。
「琴線」という言葉、なんて読んでいますか?
「琴線にふれる」という表現でよく登場する言葉ですね。もしかして「ことせん」と読んではいませんか?それは間違った読み方です。
本当はなんと読むのでしょうか。
正しい読み方は……
「きんせん」というのが正しい読み方でした!「心の奥に秘められた感動し共鳴する心情」といった意味の言葉です。
そもそも「琴線」というのはペンなどで引く線ではなくて、「琴の糸」をさしています。
「琴線にふれる」という表現は心情を琴の糸にたとえ、琴の糸にふれると音が鳴るように「感動し共鳴する」という意味を表しています。
ちなみに「逆鱗(げきりん)にふれる」という類似表現もあり、こちらは「目上の人の怒りを買う」という意味で使います。混同しやすいので、注意してくださいね。
なんとなく見ている漢字には、このようにむずかしい読みのものもたくさんあります。
間違えて読んでいた人は、次から気をつけてみてくださいね!
◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターdanngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。