「遊説」の「遊」ってどういう意味?身近な漢字に隠された意外な意味とは

2021/02/19

みなさんは、「あれ、なんでこの言葉にこの漢字を使うんだろう?」と思ったことはありませんか?

よく使う漢字の中には、あっと驚く意外な意味が隠れていることもあるのです。

そんなちょっと面白い漢字のひみつを、漢検準一級を持つサンキュ!STYLEライターのdanngoさんが紹介します。

国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの主婦でライター。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です...

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「遊説」の「遊」ってどういう意味だろう?

「遊説」という言葉は、「地方を遊説する」という言い方でよく聞きますね。

「遊」は楽しいことをする時や、子どもが好きなことをしている時などに使う言葉。さして面白くもない、むしろまじめな雰囲気のある「遊説」の実態を考えると似つかわしくない字のような気もします。

どうしてこの漢字を使うのかわかりますか?

実はこういう意味がありました!

「遊」には「旅をする」「でかける」などの意味もあります。

外国や地方など、「よその土地に出かける」という場合に使われることが多く、「遊説」の意味もこれにあたります。

「遊」の部首である「しんにょう(しんにゅう)」には「道を行く」という意味があり、つくりの部分は「ゆれうごく」という意味を持つので、本来の意味は「ゆっくり道を行く」だそうです。

それが「きままにでかける」「たわむれる」と少しずつ変化し、現在の「あそぶ」の意味ができたと考えられます。「交遊」のように、誰かと「つきあう」という意味もありますよ。

いかがでしたか?想像とは違っていたでしょうか、それとも予想通りでしたか。

漢字の意味や成り立ちを調べると奥深いものを感じますよね。ぜひ、時間のある時に誰かに話して楽しんでくださいね!

◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターdanngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。

 
 

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