【サンキュ!全農部】日本の食を体験して学んだ8年間を振り返る

2021/03/12

こんにちは、サンキュ!全農部のキャップを担当する、サンキュ!編集部の小竿です。

2013年にスタートし、現在までじつに8年間(口コミサンキュ!以前のサンキュ!本誌掲載時代も含めると10年)の超長期企画となっている全農とサンキュ!の取り組み“サンキュ!全農部”。

サンキュ!ブロガー、現在はサンキュ!STYLEライターたちが中心となって、我々の食卓を支えている国産食材の応援、そして食と農を通じて子どもたちのよりよい成長を叶える“食農育”に関する情報を発信し続けています。

毎月のおすすめ全農食材の紹介に始まり、親子での農業体験や、料理体験教室、近年はお米づくり(サンキュ!米としてイベント販売もしました)に商品の共同開発など拡大を続けてきました。

米・サンキュ!はイベントで販売も!(撮影/臼田洋一郎)

すべての取り組みにおいて大切にしていたいのは“体験”して学ぶこと。子どもはもちろん、親もいっしょになって体験することで、国産食材のこと、農業のことなどを忘れられない楽しい思い出とセットにして学んできたのです。

しかし、コロナ禍によって、サンキュ!全農部の核とも言える“体験”の機会を設けることが難しくなりました……そこで、事態が落ち着くまでのあいだ、サンキュ!全農部は一度充電期間へ入ることになりました。

一旦のお別れではありますが、この場をもって読者のみなさま、関係者のみなさま、そしてサンキュ!全農部の活動に関わってくれたブロガー&STYLEライターのみなさまにお礼申し上げます。

8年間、ありがとうございました!そう遠くないうちに、またお会いしましょう!


……と、終わりの挨拶をしてみたものの、長い歴史の中で私(小竿)が企画に携わった時間はそれほど長くありません。そこで、ここからはサンキュ!全農部に縁の深い方たちのコメントをご紹介します。

主婦が行うSDGsの先駆けだったサンキュ!全農部

●初代編集担当・タナカミユキ

「主婦とともに食の安全やその取り組みの理解を広げたい」という相談を全農さんから頂いて、まずは約10名のサンキュ!ブロガーたちに、全農さんが手掛けている国産食材を毎月お届けすることから始まったサンキュ!全農部。

どこでだれが作った食材で、どんな栄養価値があり、どう食せばいいのか、ということを届けた食材をもとにブログでレポートするという取り組みは、主婦たちが潜在的に抱いていた食への興味関心とマッチしていました。

これまでに発信されたレポートの数は累計で2000本以上。その1本1本に、食へのよろこび、気づき、新たなアイデア、家族と食の関係がつづられています。

口コミサンキュ!時代のレポートはいまでも読むことができます

もちろん、成長したのはレポートを書くメンバーだけではありません。それを読んでいる主婦たちの食への関心も一気に高めました。1本のレポートが数万PVを叩き出すことも珍しくなく、その影響力の大きさは私たちが考えている以上だったと思います。

食にまつわる数々のイベントも彼女たちと行いました。種から育てる「米作り」も行いました。田植えだけではなく、害虫駆除や収穫した米を梱包、販売まですべて本人たちが自発的にやるといった体験です。子ども料理教室では、小学生に包丁も火も使ってもらう本格的な料理教室でした。

これらの体験により、地産地消やフードロスに関するレポートも数多く登場することになりました。

全農さんとの長きにわたる施策は、主婦によるSDGsの先駆けだったのではないか……と思います。彼女たちが発信してきたことは、食の大切さ、健康、教育、消費と生産、そして継続。どんな教科書よりもリアルで、わかりやすく届くメッセージ。

生活の中心にいる「主婦」の発信は、本当に日本を変えるんじゃないだろうかと、今も本当に思っています。

日本の食材、農業のすばらしさを学んだ8年間

●サンキュ!全農部せんちゃん

全農さんのこの企画に参加して、8年が経とうとしています。親子でさまざまなことを体験させてもらった本企画、子育ての大半を全農の活動とともに過ごしてきた!と言っても過言ではないほどです。

3人の子どもたちは全員、本当に全農の活動が大好きで、現在高校生になった長女も親子料理教室や農業体験バスツアーには「絶対また行きたい!!」と言うほど。それだけ子どもたちの中でも印象深く、楽しく、勉強になる活動だったんだと思います。

都会に生まれ都会で育ってた私たち家族は、お米や野菜はスーパーでキレイに並んでいるものしか見たことがありませんでした。しかし、サンキュ!全農部として実際に農家へ足を運び、土に触れ、生産者さんにお話をうかがったことで、お米や野菜の本当の姿、そして日本の農業のすばらしさを知ることができました。

「人生で一番美味しい苺を食べた!」と長女

楽しいことばかりではなく雨の日の収穫の大変さを体験したり、台風や虫による被害で農産物が育たなく悲しい思いをしたことも、子どもたちを成長させてくれました。余談ですが、せっかくだから子どもたちひとりひとりに話を聞こうとしたのですが、みんな思い入れが強すぎてまったくくまとまらなくなってしまいました(笑)。

簡単に言葉では言い表せないくらい貴重な学びが沢山あって……本当にこの取り組みに参加できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

子どもの学業でも生きたサンキュ!全農部の活動

●サンキュ!全農部 臼井愛美

8年間もの長いあいだ、本当にお世話になりました。

サンキュ!全農部に参加したときは3歳だった末っ子(長女)が、いまでは11歳に!改めて写真を見返すと、彼女の成長は全農さんとともにあったんだな、としみじみ思います。

田植えや野菜の定植、収穫、田んぼに生き物など……都会に住んでいたら、なかなかできないことをたくさん経験させてもらいました。全農とともに成長した長女は、小学校で日本の食料自給率や食品ロスのことを勉強する際に、これまで体験したことがリンクしたと話します。

楽しみながら学んだことが、学業にも生かされたようで喜んでいました。

ちょうどサンキュ!全農部の活動を始めたころの長女。モニターでいただいたスイカといっしょに

私自身も米・サンキュ!やパックごはん、お総菜を作ったり、どれも本当に貴重な体験で、たくさんの思い出ができました。

サンキュ!全農部の活動は一旦の終了となりますが、今後も引き続き、この活動から学んだことを生かして生活し、情報配信していければいいなと思っています。

長いあいだありがとうございました!

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