そのふきでもの、ただ者ではないかも!? お疲れママがなりやすい病気

育児や家事、仕事などで忙しい毎日を送っているママたち。疲れがたまっているときなどにくちびるやその周りにできる小さな水ぶくれ、実は＂口唇ヘルペス＂かもしれません。どのような病気なのかご紹介します！

【マンガで見る】まさか私が口唇ヘルペスに!?

“口唇ヘルペス”って何ですか？

ピリピリ、チクチク…。くちびるやその周りに小さな水ぶくれができたら疑って！
「あれ？ 口の周りがヒリヒリ、チクチクしてるなあ」と違和感をもった後、軽い痛みを伴ってできる水ぶくれが口唇ヘルペスです。水ぶくれは赤みをともなって複数個できます。

”口唇ヘルペス” のウイルスはもともと体の中に潜んでるってホント!?

ホントです！　感染後は症状が治まっても体内で潜伏生活をしています
原因となる単純ヘルペスウイルスは、ほとんどの場合子どもの頃に感染します。でもこのときは無症状のことが多く、気づきません。その後ずっと体内（神経節）に潜んでじっとしています。

どんなときに発症しやすい？

体力や免疫力が低下したときは要注意！
体内（神経節）に潜んでいたウイルスは、免疫力が低下したときに、活動を始めて悪さをします。風邪や疲労、ストレス、強い紫外線などにより、免疫力が低下しているときは要注意です。

もしもなってしまったら？

早めに病院へ！重症化することも…
多くの場合は1～2週間で自然に治癒しますが、症状が出てから早く治療を開始すれば、水ぶくれにならずに済んだり短期間で治ったりします。「え〜、水ぶくれぐらいで医療機関へ行くなんて…」と思わず、早めに受診してください。

どんな治療をするの？

治療は、飲み薬と塗り薬 飲み薬は医療機関でしかもらえません
ウイルスの増殖を抑えるお薬（抗ヘルペスウイルス薬）を使います。症状を軽減し、治癒までの期間を短くすることができます。症状が出たら、なるべく早く使い始めることが重要です。

何度もくり返すときは？

再発する口唇ヘルペス治療の選択肢が増えています
体内に潜伏しているウイルスを取り除く方法は、現在のところありません。いつ出てしまうのかと不安をかかえているかたは、一度皮膚科医に相談しましょう。

監修／マルホ株式会社　シニアメディカルディレクター（皮膚科専門医）生駒晃彦
協力／マルホ　フリーダイヤル　0120・122834（9:30 ～ 17:30　土・日・祝日・および当社休業日を除く）