年子姉妹と賃貸暮らしの転勤族、整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターの山田なみです。
整理収納といえば、まずはものを減らすところから始まります。でもわかってはいるけれど、なかなか捨てられないし、ついつい買って増やしてしまう…。
今回はそんなかたにおすすめな、たった1つのルールでを守るだけで、ものが減ってかつ増えない収納方法をご紹介します。
キーワードは「上限管理」
例えば家計簿をつけるとき、会社で使う経費、お金のことだと上限を設定しますよね。何のためかといえば、使いすぎないためですね。
そう、上限を決めないとついつい「すぎてしまう」んです。これは整理収納でも同じ。上限を決めないと「持ちすぎ」るし「買いすぎ」てしまうんです。
整理収納への活かし方
上限が明確になれば、今自分が持っているものが多いのか、少ないのか判断することができます。
例えば溜まりがちな紙袋。まず家中に散在している場合は、すべて集めることが大切です。集めたものを数えて、自分が決めた上限よりも多い場合は、気に入ったものや必要なものから選択し、上限を超えたものは処分すればよいのです。好きなものから残すと、余ったものが処分しやすくなりますよ。
一度上限まで収めれば、あとはそれをキープするだけ。欲しいものがあれば入れ替えればよいし、できないなら買うのを諦めればよいのです。
ではその上限とはどのように決めたらよいでしょうか?
方法1 数を決める
例えばわが家では、食器やカトラリーを買うとき6という数を上限にしています。これは夫婦2人と来客4人、家族4人と来客2人など、わが家にありがちな来客を想定した数です。銘々皿やグラスなどつい買ってしまいがちなものも、上限を理由に購買意欲を抑えています。
もちろん大皿など6より少ないものもありますし、それ以上の来客があったときは使い捨て用品と割り切っています。
方法2 ここに入るだけ
よく子どものおもちゃを収納するときに、この箱に入るだけと決めますよね。大人も同じです。
最初の例の紙袋なら、わが家では15cmのファイルボックスに入るだけ。ピアスはケースの枠に入るだけ。本は本棚に入るだけ。できるだけわかりやすくシンプルなルールがおすすめです。
上限管理で大切なこと
最後に、数でも量でも上限を決めるときに大切なことを紹介します。
1.自分で決めた上限を守る
上限を決めるのは自分にあった方法で、根拠があってもなくてもどちらでもいいと思います。でも大切なのは決めたらきちんと守ること。そうしないと結局上限がないのと同じになってしまいます。
2.上限がわかりやすい方法で
衝動的にものを買いたくなることもありますよね。そんなとき、見なくても上限に達しているかどうか判断できないと困ります。だからわかりやすい方法が一番。数で決めるなら、せいぜい10個くらいが限界でしょう。
例えば洋服なら、最初に◯着と決めて処分するのはいいですが、同時にハンガーの数も合わせて、運用はハンガーにかかる分を上限にするとわかりやすいです。
さいごに
いかがでしたか?上限管理は個人的にはもっとも好きな収納方法で、つい長くなってしまいましたが…仕組みが単純でわかりやすいので、収納が苦手なかたこそぜひ試してみていただきたいです。
●記事を書いたのは・・・山田なみ
整理収納アドバイザー。年子姉妹のママで賃貸暮らし転勤族。普通の家で普通の暮らしを、合理的で効率的に。
※ご紹介した内容は個人の感想です。