【放り込み式】で大らかになれた。家族のための、頑張らなくていいお片づけ。

2021/06/29

7歳9歳の母で収納アドバイザー。サンキュ!STYLEライターのayaです。

自分の持ち物やスペースはお片づけが出来ても、家族のものとなると自分に都合よくはいきません。

子供の物は片付けても片付けてもまたすぐに散らかる、夫はポイポイと物を置く、親の物は簡単には手出しできない…、

というようなことは、どの家庭でも起こりうることだと思います。私はお片付けは大好きですが、片付けても片付けても散らかる状況が繰り返されれば、いくら好きでも心は穏やかではいられなくなります。神様ではありませんので。いや、神様でも神聖な場所を汚されたらお叱りになると思います。

そのイライラに体に良くはありませんね。家族とはいえ、お互いの気持ちは口にしなければわかりませんし、性格も性質も皆違います。出来るだけイライラしない方法を見つけ出すことは、決して逃げではなく、家庭の平和と家族の健康を維持するために大切なことです。

私のイライラしない策は、「見て見ぬふり」ではなく、「見ても気にならない、家族を気遣わない」方法、ずばり【放り込み式】でした。

こんなところは【放り込み】で大丈夫!と感じた、我が家の【放り込み式収納】している場所をお教えします。

夫の靴下

この引き出しに入っている夫の靴下は、シンプルでほぼ色も形も同じです。
決して畳みにくい靴下ではないので、畳んでしまう方がスペースは取りませんし、見た目に美しいので夫は喜ぶものとわかっています。

ですが、靴下は毎日洗い、こちらに戻さねばならないアイテム。毎日の畳むことが【手間】で放り込みにしています。畳んだ方が良ければ自分で畳むでしょうがそれをしないということは無理に畳まなくても良いという事だと受け止めています。

注:伝えるべきところは伝えましょうね。

子供の靴下、下着。

子供の靴下や下着は、小さく畳みにくいものです、というのは言い訳ですが、子供は一日のうちで靴下を履き替える事もありますし、子供の人数の分、洗濯物の量も多いです。ですが、この引き出しに収まる程の数しか持ち合わせていませんので、何があるかは畳まずとも把握できています。子供の靴下、下着は放り込みで大丈夫です。

注:畳む習慣を子供に付けさせたい方はこの限りではありません。

マスク。

毎日洗って何度も使うマスクは、靴下・下着等と同じく、やはり引き出しにそれぞれのものを紙袋でざっくり仕切って放り込み式です。毛玉が付いてきたり傷んだものは即処分するので、ここから溢れることはありません。

キッチン、収納ケースの中身。

キッチンは箱などを使って枠を作り、大まかに収納していますが、中身はと言うと、ざっくり放り込み式の場所が多いです。

吊り戸棚や引き出しを開けますと、ケースに収まっていることで一見整えて見えますが、案外中はいい加減だったりします。それでも使う時に困ったことはありませんので、放り込みできるものはそれでも良いのではないかと思っています。

子供の物。

これはマジックですが、細かくケースで仕切って整えることは、子供スペースにおいてはほとんどしていません。細分化し過ぎず、適度なサイズの箱(箱はティッシュの箱でもお菓子の箱でも何でも良し。)で仕切ったら、後はポンポン投げ込み式。

子供は自分で物を捨てることはしませんので、時折親が物の量を見直してあげることは必要ですが、普段の物の管理はどこまでも、子供がラクに戻せるような収納にすることが、子供も親もゆったりとした気持ちで過ごせるコツです。

コード類。

家電の位置が定まっていたり、リビングなどの視界に入りやすいところのコード類は美しく整えた方が良いと思いますが、そうではない所(死角や模様替えの多い家)のコードは、使っていない鞄などを利用して放り込んでおいても構わないと思います。

100均などで買えるコード類ケースもありますが、買ってみたけど小さくて収まらなかった!なんてこともありますよね。逆に大きすぎたり…。
かと言ってコード剥き出しではホコリも溜まりますし、コードがごちゃごちゃと出ている様は気持ちよくはありません。

仮置きではありますが、おすすめの方法です。

洗濯ネット。

洗濯ネットは大中小とサイズも形の種類もありますので、区分けする方が良い方もいらっしゃると思いますが、我が家では大小ありながらも数は多くありませんので、ボックスは一つで十分使いこなせます。
もちろん畳んだりもしません。かごに放り込みです。

洗濯ネットは生活感の出るものなので、出来れば隠す収納にする方が恰好は良いと思いますが、毎日使うものでもありますので、すぐ使えてさりげなく隠れているというのがベストです。

最後に…。

家事は家族みんなが関わることが理想です。家族みんながラクなシステムを作ることで、理想に近づきます。

片づけにおいては、多くの人は畳むことは得意でも好きでもないと思いますし、今より美しく整える意識は、外では出来ても家庭では持ちにくいものです。
「来た時よりも美しく」
「使った後はきれいに」
は家では忘れてしまっていませんか?

また家では散らかっていても気にならないという方も、キレイに片づいている部屋は無意識にも気持ちが良いと感じることでしょう。

片付けは、生きている限りは「食べること寝ること」と同様の生活習慣です。自分ばかり片付けてしんどいならば、家族の行動に目を向け、どうすれば家族がラクに片づけるか、またどうすれば自分がまわりのことばかり気にしてイライラしないのかを考えてみるという創意工夫も必要です。

私の解決策は、【放り込み式】という、適当でいい加減に見えるけれど、私も家族も無理しないお片づけに結び付く方法でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。
記事を書いたのは、
収納アドバイザーayaでした。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND