片づいたリビング

【「捨てる」からはじめない片づけ】 捨てなくてもスッキリ暮らせる3つのルール

2025/06/19

「片づけって、捨てること」だと思い込んでいませんか?
もちろん、使っていないものを手放すのは大切。
でも、実はもっとラクに、自分に合った“暮らしの整え方”があります。

今回は、整理収納アドバイザーのおだけみよさんが、自身の失敗や気づきも交えながら、「捨てなくてもスッキリ暮らせる3つのルール」をご紹介します。

介護士として、認知症の方が共同生活をおくる介護施設に勤務しながらライフオーガナイザー、整理収納アドバイザーと...

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1. 最後まで使いきる習慣をつける

空のクレンジング

汚部屋時代の私は、洗剤や調味料、コスメなど、使いかけのものが家のあちこちに点在している状態でした。

・ちょっと香りが好みじゃなかったシャンプー
・気分で買ったけど、使いきれなかったリップ
・安かったからと試した洗剤や調味料

新しいものを試すのが好きで、気づけば「中途半端なもの」がどんどんたまっていく……。
けど、色々試してみても、結局はいつも使っているものに戻ってしまう…。
それで、ある時ふと、「いつものものをきちんと最後まで使う」ことを意識してみました。
すると、ムダが減って、自然と家の中がすっきりしてきました。
「あるものを使いきる」だけ。それだけで家も気持ちもすっきり軽くなりました。

2. 「今、本当に必要なもの」だけを買う

「安いから」「送料無料になるから」…そう思ってつい、必要以上の買い物をしてしまった経験はありませんか?
私も以前は…

・タグ付きのまましまい込んだバーゲン品
・収納スペースを圧迫する日用品のストック
・お得だからと買いすぎた食品(→使いきれず廃棄)

こんな失敗を何度もくり返してきました。
少しの“お得”が、大きな“ムダ”になることも多々ありました。

今は、「これは“今”必要?」と一呼吸おいてから買うようにしています。
すると、レジに向かう回数もグッと減り、無駄な出費やものが減り、家計も気持ちもラクになりました。

3. ストックは“持ちすぎない”が正解

レトルト食品
よく使うものは最小限を目安に常備

「どうせ使うから」と、まとめ買いすることってありませんか?

わたしも昔は、洗剤やトイレットペーパーをどっさりストックして、収納がパンパンに…。
でも結局、どれくらいで使いきるのかをちゃんと把握していなかったんです。

そこで、ストックの量を見直してみました。
食材は生協を利用し、1週間で使いきれる量を目安に日用品は1カ月分だけと決めて購入。

「これくらいで十分」と分かってくると、ムダ買いも減り、収納もスッキリ。
ストックが整うと、暮らしの見通しもクリアになります。

捨てるより、「どう持つか?」を考える

片づけは、つい“ものを減らすこと”に意識が向きがち。
でも本当に大切なのは、「自分がこれからどう暮らしたいか」に合わせて、ものの持ち方を見直すことだと感じています。

「捨てられない自分」を責めなくてOK!
“今の自分”に必要なものを、必要な分だけ持つ。
無理に捨てなくても大丈夫。
ちょっとした工夫で、心地いい暮らしに近づいていきます。

■執筆/おだけみよ…汚部屋住人から片づけのプロになった整理収納アドバイザー。
片づけのプロ歴10年目。コロナ禍以前は個人宅の片づけ作業サポートや片づけ講座開催などを中心に活動。現在は執筆作業中心にオンラインでの情報発信を行う。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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