その思い込みがあなたを苦しめている!掃除・洗濯・料理の断捨離
2022/08/12
「こうすべき」「これが正しい方法」と、無意識に家事の手間と負担を増やしていませんか?「そんな思い込みも断舎離して」というのはやましたひでこさん。家事の断捨離で心の負担を取り除きましょう!
<教えてくれた人>
やましたひでこさん
断捨離®提唱者。1954年、東京都生まれ。子育てや介護を経験した後、ヨガの行法哲学から着想を得た「断捨離」理論を構築。著書は国内外累計発行部数600万以上。YouTubeも人気。
【掃除・片づけ】断言します。「収納」で家はきれいになりませんよ
「モノを収納できれば部屋は片づくと思っていたら、それは間違い」とやましたさん。たくさんあるモノを収納グッズにしまったり分類したりする必要にせまられて、よけいに片づける気がなくなります。収納する以前に、あふれているモノを減らす=断捨離が不可欠。ゴミ箱など一般的にといわれるモノも、汚れたら拭くなどの手間がかかり、家事を増やす原因に。それらを減らし床に何も置かないと、掃除がスイスイ進みます。
ニオイ、ヌルヌル、洗う手間を断捨離!
生ゴミはポリ袋に入れ、調理後に袋の口を縛てその都度捨てます。手入れが面倒な三角ーナーはなくても平気。ニオイもなし。
【洗濯】たたむ。しまう。「やんなきゃ」というストレス。これ全部、断捨離できます
忙しくて洗濯物がソファや床に山盛りなら、1枚1枚たたんだりきちんとしまう手間を断捨離してもいいのでは?シャツ類はハンガーで乾かしてそのままクローゼットへ。下着や靴下はふたのないかごにポンと入れるだけ。それだけで、洗濯にかける労力が小さくなります。バスタオルをやめてフェイスタオルを使うなど、洗う量やモノを減らすのも一案。後回しにしがちなシーツやカバー類は、週1で少量ずつ洗う習慣にすればOK。
たたむ、引き出しにしまう、探す&選ぶ手間を断捨離!
しわが気にならないものは、わざわざたたまなくてもいいじゃない?くるっと丸めてかごに入れれば、しまうのも選ぶのも簡単。
【料理】何かをまるごと調理して「トッピング」するだけ。ほら、献立ができました
やましたさんの料理は調理法も味つけもシンプル。野菜もお肉も、まるごともしくは大きく切って、そのまま出すか、煮る・焼く・蒸すだけとか。大きいほうが見栄えがよくおいしいので、切る手間も断捨離。大きな器に盛り、薬味やチーズなどのトッピングで豪華さを演出します。家族の好みを聞くのは疲れない程度にして、「自分軸」で考えます。食材のまとめ買いも必要なければしなくてOK。食材が少ないほうが管理がラクです。
調味料を量る、混ぜる、レシピを調べるを断捨離!
きゅうりなどをまるごと塩こうじでもみ、30分おいただけの野菜の「活き造り」。手間なしでも素材の味がグッと引き立ちます。
※『サンキュ!』17年10月号~22年4月号に掲載された記事を抜粋、加筆、再編集しています。名前、年齢、家計などについての情報は、取材当時のものです。
※名前は本人の希望により仮名を使用している場合があります。
※都道府県名、年齢、住居形態、間取り図は、事情により掲載していない場合があります。
参照:『サンキュ!』2022年8月号「捨て方事典」より。掲載している情報は2022年6月現在のものです。編集/サンキュ!編集部