約380軒を片づけてきたプロが提言!夏は「ずぼらな片づけ」でいい!手間も体力消耗も最小限の3つの特長
2022/08/18
夏は暑いし、子どもは家にいるし、3食作らなくちゃいけないし……片づけにまで体力も気力も回らない!だから片づけはずぼらでOK!整理収納アドバイザーで、3人の子のママがずぼらな片づけの秘訣を教えてくれました。
<教えてくれた人>
暑いの苦手な整理収納アドバイザー3人の子のママ 飯島真紀子さん
「ずぼらな片づけ」提唱者
長野県に住む42歳。夫(43歳)、長男(16歳)、二男(13歳)、長女(10歳)の5人家族。もともと几帳面でもきれい好きでもなく、長男の幼稚園時代に住んでいたアパートは汚部屋。ワンオペ育児がきっかけで整理収納を学び、長野県内の散らかりに悩む家を約380軒片づけてきた。片づけは最小限で済ませて、その分自分の好きなことに時間とパワーを使っていこう!という「ずぼらな片づけ」の提案が地元の主婦(夫)に熱く支持されている。
◎おうち DATA◎
持ち家一戸建て/5LDK/築10年
片づけなんてさっさと終わらせて、私がやりたいことに時間とパワーを使いたい
「整理収納アドバイザーが、"私はずぼら"なんて言っていいんだろうか?って迷いましたが、むしろ皆さんに共感していただけて……」と真紀子さん。使いたい物がすぐ取れること、しまうのがラクチンなことだけ気にして片づけを工夫します。だから「アレどこ?」と何度も聞かれたり、子どもの出しっ放しにイライラすることはありません。「片づけに時間もエネルギーも取られないから、空いた時間でやりたいことや好きなことができていますよ」。
片づけHISTORY
2003年(22歳) 大学卒業後、故郷(長野県)にUターンし、住宅リフォーム会社に就職。
2005年(25歳) 同僚(現在の夫)と結婚。専業主婦に。
2011年(31歳) 2歳違いの兄弟のワンオペ育児で3DKのアパートは物が雪崩状態に。
近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』に感動し「片づけ祭り」を始める。整理収納アドバイザー1級取得。
2012年(32歳) 整理収納アドバイザーの活動開始。長女出産。一戸建てのマイホームに引っ越す。
育児と仕事で忙しくなり「片づけはずぼらでOK」と割り切る。
2018年(38歳) 起業支援やママ向けワークショップの企画運営など複数の仕事や活動をかけ持つ。
2022年(42歳) 自宅でオルタナティブスクールを始める。
夏だから、手間も体力消耗も最小限に
真紀子さんのずぼらな片づけ3大特徴。
ずぼらだし、片づけなんかに時間をとられたくないし。「映え」より「ラク」を大切にしたら、こんな片づけになりました。
1 面倒だからふたをしない
ふたを取るのが手間、ふたをするのも面倒、中に何が入っているか分かりにくい。だから、ふたはしません。「入っている物が丸見えなくらいがいいんです!」。
取るのもしまうのも秒。
【パッと出せるサクッとしまえる】
2 我が家ではしまう=投げ込む
布類は畳みません。物は並べません。しまう場所をザックリ決めて、そこに戻せばOK。「日常的によく使う物は、きちんと入っていなくてもOK。この場所に入っていさえすればいいんです」。
畳まない方が取り出しやすい。
【整えるのはもうやめた】
3 映えないけどデカ文字のラベルを貼る
ラベルを堂々と貼ると、見た目はちょっとダサくなる……?!「見映えより使い勝手が大切だから気にしません。小4の長女でも『あれはどこ?』とは言わず、必要な物を自分で出しています」。
食品庫にラーメンあるヨ!で伝わる。
【「すぐ分かる」のが一番偉い】
参照:『サンキュ!』2022年9月号「夏は最小限の片づけでいいんです!」より。掲載している情報は2022年7月現在のものです。撮影/林ひろし 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部