物が多い家だったのに「必要な物」がなくてガクゼン…災害から身を守る備え方

2022/09/03

不要な物を処分するのは大事なことだけど、地震や台風の被害に遭ったときに、必要な物がない!という事態は避けたいもの。被災経験のある片づけの達人に、日ごろから備えておくべき物を聞きました。

<教えてくれた人>
漫画家・エッセイスト ゆるりまいさん
著書『わたしのウチには、なんにもない。』が人気。東日本大震災で自宅が倒壊し、物を持たない暮らしに。

被災当時、物が多い家だったのに"必要な物"がなくてガクゼン…

東日本大震災のときは災害への備えをしていなくて、カセットコンロを使おうとしてもガスボンベがない、甘酒は大量にあるのに水がない、物はあふれるほどあるのに、命を守る物が何もないことにぼうぜん。その反省から、今は災害時に危険がなく、必要な物がすぐに取り出せる家を心がけています。

ゆるりまいさんの東日本大震災の被災経験から学んだこと

1 必要な物をすぐに取り出せる工夫を

わが家では、玄関脇の納戸を防災スペースに。いざというときに慌てないように、ヘルメットや防災グッズをひとまとめにしています。

2 水や食料は買いたしながら備蓄

賞味期限がある水や食料品は、ローリングストック制にして、消費しながら買いたして備蓄。重たい物は、下段に置くのがポイント。「災害時は本当にお店から物がまったくなくなるので、お店をストックにという考え方はせず、常に切らさないようにしています」。

3 非常時に売り切れる物を備える

カセットコンロ、懐中電灯、電池、ラジオなど非常時に売り切れがちな防災グッズは、頑丈なケースに収納。「充電器のジャックなど仕様が変更になることもあるので、ちゃんと使えるか定期的に点検を!」。

寝室にはできるだけ物を置かないことも大事!

地震の場合は就寝中の危険度が高いので、寝室はベッド以外、何もないのが理想的。ぎっしり詰まった本棚などを、ベッドまわりに置くのはとても危険です!

※『サンキュ!』17年10月号~22年4月号に掲載された記事を抜粋、加筆、再編集しています。名前、年齢、家計などについての情報は、取材当時のものです。
※名前は本人の希望により仮名を使用している場合があります。
※都道府県名、年齢、住居形態、間取り図は、事情により掲載していない場合があります。

参照:『サンキュ!』2022年8月号「捨て方事典」より。掲載している情報は2022年6月現在のものです。編集/サンキュ!編集部

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