先送りにしないで今、やりましょう!井田典子さんの『心がラクになる手放し方』

2023/07/02

「捨てる」のじゃなく、これからの人生に必要なモノを 「選ぶ」!軽やかに人生を生きていくために、40代からの心がラクになる手放し方を、整理収納アドバイザー&スーパー主婦である井田典子さんに教えてもらいました。

NHK「あさイチ」など各媒体で"スーパー主婦"として活躍。講演や各家庭への片づけ訪問も行う。『今やるのが、い...

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スーパー主婦・井田典子さんの40代からの心がラクになる手放し方

「教育費がかかるときって、家の中の物量も増えますよね。私の40代はお金のやりくりと家事、育児であっぷあっぷ。ゆとりはゼロでした。でも、その時期を乗り越えて身についた家事の筋力、"家事筋"は今の私の頼もしい味方です。忙しさのまっただ中にいる皆さんには『その大変さはいずれあなたの力になるから頑張って!』と伝えたい。モノの取捨選択も片づけも、先送りにしないで今、やりましょう。悪戦苦闘の日々は、きっと将来のあなたをラクにしてくれるはずです」。

玄関

「1階は夫と私、2階には娘家族が住んでいます。家は築30年の中古戸建てで玄関は共用。孫は8歳と5歳。昨日は下の子の誕生会でした」。

2階

娘家族と2世帯住居です。

「捨てる」のじゃなく、これからの人生に必要なモノを 「選ぶ」

「捨てなきゃ」と思うと心苦しくなる人は「今後の人生で必要だと思うモノを選ぶ」と考えては?「選んだモノだけに囲まれた暮らしは気持ちがいいです」。

思い出の品は1/10に厳選。重いアルバムは誰も見ないから

ピンボケや顔が切れている写真は外すなどして写真を選び直し、ポケットアルバムに移し替え。「3人の子どもたちそれぞれのベストアルバムを作りました」。

大切なモノこそ、ぎゅっとコンパクトにして手の届く場所へ

家族の思い出は、ダイニングテーブル横にある収納庫に集結。「思い出を箱にしまい込んだら最後、ほぼ見ません。気軽に見返せるように数も絞りました」。

家計簿は結婚1年目の1冊だけ残すことに。「原点」さえあれば十分

40年前の結婚以来、欠かさず毎年同じ家計簿をつけている井田さん。「家計簿も日記も、取っておくのは新婚1年目の1冊だけ。初心を忘れないように」。

大切なのは「モノの循環」。「枠」の中で新旧交代を

モノも情報も「ここに入るだけ」と入れ物の「枠」を決め、それ以上増やさないように。「新しく1つ入れたら、今、枠内にある1つを出して。入れ替えが肝心です」。

本も食材も「入りきらない」ときこそ中を見直すサイン

収納の枠を決めると「もうこれ以上入らない」のが一目瞭然で、それが中身を見直すタイミングに。「夫も『入らないなら』と大量の古本を手放してくれました」。

切り抜いたレシピはファイル1冊分だけにして中を更新する

料理レシピファイルは20年間同じ1冊。「保存するのは作っておいしかったレシピのみ。新しいレシピを入れたらもう作らないレシピは処分し、常に最新に」。

<教えてくれた人>
整理収納アドバイザー 井田典子さん
NHK「あさイチ」など各媒体で"スーパー主婦"として活躍。講演や各家庭への片づけ訪問も行う。『今やるのが、いちばんハヤイ!人生が整う「小片づけ」』(主婦と生活社)など著書多数。

参照:『サンキュ!』2023年7月号「大人の断捨離(R)のススメ」より。掲載している情報は2023年5月現在のものです。撮影/林ひろし 構成/竹下美穂子 取材・文/宇野津暢子 編集/サンキュ!編集部

 
 

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