整理収納のプロはあえて後でやる!捨てられない人が「最初に見直してはいけないもの」3選
2024/08/28
すっきり暮らすために、不要なものをおうちから出さなければならないと頭では分かっていても、いざ取りかかろうとすれば手がとまってしまうことも。じつはそういう人は、「ただ捨てられない人」ではなく、見直しする順番が間違っている可能性が高いとか。
元汚部屋住人で整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんに、くわしく教えてもらいました。
1.日常で使用頻度が多いもの
捨てられない人ほど、日常で使っている「ソファー」や「電子レンジ」、「炊飯器」などを捨てるかどうかを最初に悩みがちです。それは後々考えることとして、まずは物置部屋を部屋として機能させるなど、優先させるべき問題はたくさんあります。
使用頻度が低く、存在すら忘れていたようなものから取りかかると、捨てて後悔することも少なく、スピーディに判別が行えるようになるでしょう。
2.思い出のもの
「思い出のもの」は、一番後に残してもよいと言い切れるほど手をつけてはいけないジャンルのひとつです。判断力が磨かれている整理収納のプロでも難しいジャンルなので、最初から判別できないのは当然のことです。
もし、ほかのものと並行して整理をしたければ、同じショットの写真を間引くなどして、5秒以内に判断できることを条件に取り組むと、ダラダラすることなくスピーディに整理することができます。手をとめてしまったときには、後回しにするサインだと心得ておきましょう。
3.趣味のもの
「趣味のもの」は、今は使っていないものだったとしても過去には愛着を持って使っていたものです。見るだけで当時の思い出が蘇り、なかなか捨てられないという人も少なくはありません。まだ使える美品のものに関しては、趣味仲間に譲るのもひとつの策です。
また、時間が解決してくれる要素も多いので、そのときがくるまで気長に待ってみた方が納得して手放すことができるでしょう。
感情的になりやすいものは後回しにして!
ものと感情を切り離して考えることがポイントですが、ご紹介した3つのものは「ものへの愛着」がセットになりやすく捨てへのハードルも高いです。
まずは、賞味期限切れや使用期限切れなどの「明らかなゴミ」や「5秒以内で要不要を判断できるもの」から捨て、少しずつ判断スキルをアップした方がよいでしょう。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションでの家族4人のリアルな暮らしぶりを紹介するインスタグラムが人気。インスタグラムは@utatanenet_home。
編集/サンキュ!編集部