家の雰囲気を変えたいけど、重い腰が上がらず、何年も同じ景色のまま…さすがに飽きてしまった!このように感じることはありませんか?
物価高の影響もあり、リフォームや高額な家具の購入はできないし、かと言ってDIYをする気力も技量もない!でも、新鮮さが欲しいし、できることならオシャレに見せたい!
そんな方に、安価で手軽に実践できる方法をルームスタイリストのmiho_livingがお伝えします。今回ご紹介する方法は原状回復が可能なので、賃貸にお住まいの方にもお勧めです。ぜひ、試してみてくださいね。

執筆/: miho__living
サンキュ!STYLEライター。家づくりをもっと気軽に、もっと自分らしく!をモットーに提案するルームスタイリス...
⚫︎備えつけの「取っ手」を変えてみよう!
収納家具の備えつけである「取っ手」を新調してみましょう。一見目立たないと思われがちなパーツですが、家具の中央にあるので、実は重要な要素です。
木材や金属が使われることが多い「取っ手」ですが、素材を変えるだけで、家具自体の印象が大きく変化します。石や陶器・プラスチック等様々な形が販売されているので、お気に入りのアイテムを見つけるのも楽しい作業です。
また、安価で手に入りやすいことも魅力の一つです。インテリアショップや雑貨店はもちろん、100均やホームセンターにも販売されているので、選択肢の幅がぐんと広がります。
そして何より、ネジを回して入れるだけなので、不器用さんでもOK!簡単につけ替えることができます。
以下が我が家の実例になりますので、ぜひ参考にしてみてください。
実例1:リビング・ダイニング
滞在時間の長い、リビング・ダイニングでは、お気に入りのアイテムで気分を変えてみましょう!
我が家のリビングにあるブラックの収納棚は、艶感のあるシルバーの「取っ手」が備えつけでした。メンズライクなインテリアを好む筆者は、くすんだ真鍮素材を選び、形もどこか懐かしいビンテージ仕様のアイテムを選びました。結果、大正解!マットな色味に変更したことで、クールな印象になり、理想に近づけることができました。
また、ダイニングの収納棚には、3箇所全て異なるパーツをセレクト。ショップで一目惚れしたものの、色や形を選びきれず、半ば勢いで購入しました。内心ドキドキしましたが、取りつけた瞬間の高揚感は忘れられません!備えつけでは味わえない、遊び心と個性が生まれた瞬間でした。
リビング・ダイニングのようなワンフロアで「取っ手」を選ぶ際の注意点としては、どこか一つ連動する色や素材があると、異なるアイテムでも違和感なく馴染みます。我が家では真鍮色を取り入れることで、統一感を出しています。
このように「取っ手」という小さなパーツでも、自分の好みに合わせて選ぶことで、空間の印象を変えることができます。
実例2:サニタリー
洗面所やトイレは、生活感のあるモノが見えないように、扉つきの収納棚があらかじめ設置されている物件が多いため「取っ手」がある場合はぜひ試してみてください。
我が家は、築20年ほどの物件で、備えつけの洗面棚に古めかしさが目立つようになりました。リフォームやDIYをせずに垢抜ける方法を模索していた時に見つけたのが「取っ手」でした。
元は、シンプルなブラックの極小つまみでした。購入したパーツは、1つでも十分な存在感があるので、即、見た目が華やかに!自ずと「取っ手」に目線が行くので、棚全体の古さが薄まり、雰囲気が底上げされました。
また、セリアで購入したパーツも活躍中です。実はセリアはインテリアパーツアイテムの宝庫!筆者も来店するたびに、新作をチェックしています。プチプラアイテムを取り入れるコツは「単独使いではなく、複数使い」をすること。連帯感を出すことで、チープさが軽減されます。
水まわりは清潔にしておきたい場所。その分掃除を面倒に思う場所でもあります。だからこそ「好き」なアイテムで「好き」な空間づくりすれば、自ずと整えたくなる気持ちが芽生えますよ。
実例3:エントランス
お出かけ前の準備を円滑に進めるために大切なのが、玄関収納。そこで収納棚の「取っ手」に見た目だけでなく機能性もプラスして選んでみましょう。
長さのある「取っ手」選べば、汎用性のある掛け収納になります。
我が家では、子どものお迎えで使用するストラップを掛けたり、翌日絶対に忘れたくない荷物を掛けておくスペースにしています。靴や傘を取り出す時に目につく場所なので、忘れ物防止に役立ちます。
また、ネジの長さによっては、裏側にも掛けられます。インテリアの景観を崩してしまうような、見せたくないアイテムは隠す収納がオススメです。収納力が上がるだけでなく、スッキリ見えが叶い、狭い玄関でも広く見えます。
選び方次第で、見た目はもちろん、使い勝手が格段に変わります!使用する際の行動を想像しながらアイテム選びをすることも重要なポイントです。
少しの手間と出費でも景色は変わる!まずは気軽にトライ!
長年使用した家具でも「取っ手」を変えることで、見た目は変わります。
「自ら」アイテムを選び、「自ら」取りつけることで唯一無二の家具ができ上がるからです。見慣れた景色が一変し、また新たな気持ちで、愛着を持って家具を使い続けることができます。
そして、予算に応じて幅広い選択肢があるので、まずは安価なアイテムから試してみるのも一案です。例え、飽きたとしても、手間がかからず交換できるのも魅力!複数個あれば、各部屋でチェンジしながら使う楽しみもあります。
簡単にできる方法なので、気軽にトライしてみてくださいね。
■執筆/miho_living
家づくりをもっと気軽に、もっと自分らしく!をモットーに提案するルームスタイリスト・整理収納アドバイザー。
「好きがあるから暮らしは楽しい」をテーマに日々投稿中。インスタグラムは@miho__living
編集部/サンキュ!編集部