冬の加湿は何%を目指せばいい?乾燥と湿潤の長所・短所を見極めて!

2023/01/20

乾燥が気になる季節、ついつい加湿することばかりに気が向きがちですが、実は加湿しすぎることにはリスクが。
今日は、気象予報士と料理人の2足のわらじを履くサンキュ!STYLEライターの植松愛実が、室内の湿度に注目して解説します!

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加湿しすぎはNG!

太平洋側の地域を中印にこのさき2月頃にかけて晴れの日が圧倒的に多くなり、湿度の低さを肌で感じる日が増えていきます。
そこで加湿器をフル稼働させてできるかぎりの加湿を……と思っていると、そこには落とし穴が。

実は、加湿は最大限やれるだけやればよい、というものではないのです。
乾燥した状態と湿った状態それぞれの長所と短所を知っておく必要があります。

乾きすぎている部屋の欠点

空気が乾燥してまず困るのが、肌や喉が乾燥してしまうこと。
人によっては目も乾燥で痛くなったり、あるいは静電気に悩まされることもあると思います。
そして、目には見えないものの、乾燥していれば乾燥しているほどインフルエンザなどのウイルスが空気中で生き残りやすくなります。
そもそも乾燥によって喉の粘膜の防御機能が下がっているところにウイルスが生き残りやすくなると、余計に病気にかかりやすくなってしまいます。

湿りすぎている部屋の欠点

ではできるかぎり湿度を上げれば解決するかというと、そうではありません。
湿りすぎている部屋ではダニやカビが増えやすく、それに伴う病気にかかってしまうリスクも高まります。
加湿しすぎには注意が必要なのです。

目指すは50~60%!

乾燥によるリスクも湿潤によるリスクもできるだけ避けるためには、部屋の湿度は50~60%に保つのが理想的。
これは人が室内で快適に過ごせる湿度でもあります。

部屋を加湿するときは、加湿器の湿度表示を見たり湿度計を使ったりして調整しましょう。
湿度が測れる温度計は100円ショップでも売っています。
加湿器に湿度の自動調整機能がある場合は活用を。
また、加湿器の水は毎日替えると衛生的です。

◆この記事を書いたのは・・・植松愛実
本業の気象予報士と副業の料理人、2足のわらじを履く主婦。サンキュ!STYLEでは、身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を中心に発信。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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