【この時期注意!】「保険書類」の保管でまちがってはいけないこと
2023/10/14
時短家事コーディネーター&整理収納アドバイザーで、サンキュ!STYLEライターのひろです。多くのご家庭でお悩みの「書類」。そのなかでもよく相談される「保険」の書類について、その種類と保管の必要度をまとめました。
郵便受けに届く 2種類の保険書類
夏の終わりから秋にかけて、保険会社からの書類が2種類届くかたが多いと思います。
これ、扱いを間違ったらとっても大変なので、保管の有無も含めて確認してくださいね。
まず8月ごろから届くことが多いのが「保険契約内容確認書」です。
これは、毎年「あなたこんな保険に入ってますよ」と保険会社がお知らせしてくれるもの。
契約書ではないので、これで何かができるわけではありません。
しかし、書類の片づけでお悩みのかた、この「保険内容確認書」を、大切に、何年も、それも封筒のまま(開けた形跡もなく)置きっぱなし状態を多く見ます。
これ、まったくの意味なし!
「保険だから大切なのかな?」とみなさんおっしゃいます。
が、大切なのは契約書で、これは「確認したら終わり」。そもそも確認もせずに封筒に入れて保管する意味はゼロです。
さらには、毎年届くので、過去年度のものを取っておく必要はまったくなし。
また、この保険内容確認書の封筒には、ほかにもいろいろ保険会社からのお知らせなんか入ってたりして、結構、ぶ厚かったりします。
それを何年分も保管しておいて、ほかの書類も合わせて山になって、わけが分からない状態になっているかたいませんか?
そもそも、書類は必要なものだけを残しておかないと、あとでとんでもないことになります。
さらにこれから届くのが年末調整に向けた「保険料控除証明書」こちらは、年末調整をされるかたにはとっても大切です。
これがないと、戻ってくるはずの税金が戻ってきません。
これも、届いたらすぐに封筒を開けて中身を確認し、すぐに提出できるような導線をつくっておきます。
間違っても、あとで見ようと書類の山に積んではいけません。保管するのはせいぜいひと月なので、すぐに提出できるように準備しておきましょう。
主な保険内容資料は下記のとおり
◆最初にもらう「契約書」→とっても大事!家族の皆がわかるように保管
◆毎年届く「契約内容確認書」→確認したら手放してもよい、何年も保管するのはまったくのムダ
◆毎年届く「年末調整」→提出しないと税金戻ってこないよ!年末調整まで短期保管
この時期は保険関係の書類を見直すいい時期です。
間違っても「保険は大切だからあとで見よう」「とにかくとっておこう」と判断を後にして封筒のまま書類の山に積むことは絶対やめましょう。
紙類は「1枚なら1分 積めば100分」時間だけでなく、金銭的に損をしてしまう場合があります。
◆この記事を書いたのは・・・ひろ
元家電メーカー開発職で、整理収納アドバイザー、管理栄養士。
ラクして快適に過ごせる暮らしの知恵をお届けしています。
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