【ルームスタイリスト体験談】子どもと一緒に家づくりを楽しむ!3つの方法

2024/05/19

5歳の息子と暮らすワーママ・ルームスタイリスト・整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターのmiho_livingです。

子どもと過ごす毎日は散らかっていることが当たり前。「インテリアを楽しむなんて無理!」そう思った時期もありました。しかし、家を購入したことがきっかけになり、家づくりに目覚めた筆者。トライアンドエラーを繰り返すうちに、わが家なりの答えが出ました。

それは「子どもを巻き込んで、一緒にインテリアを楽しむこと」。子育て中の方にぜひ試してほしい方法を体験談と共にご紹介します。

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1.子どもの好きを「ちゃんと飾る」

最初の方法は、子どもの好きを「ちゃんと飾る」こと。子どものオモチャでも美しく飾れば、部屋は雑然とした印象にはなりません。

わが家のリビングのフォーカルポイント(部屋に入った時に最も視線が集まる場所)には、息子のマイブームを飾っています。帰宅時に自分の好きが目に入ることで安心感を覚えてほしいからです。そして飾るのは本人!彼に伝えていることは「ただモノを置く」のではなく、好きをより味わうために「ちゃんと飾る」こと。

例えば、フィギュアだった場合、バラバラに並べるのではなく「整えて置くこと」。

・両端に高いモノを置き、中央は低いモノを置く
・三角形になるように中央に高さのあるモノを置く
・置き方にストーリーを持たせる

等々、飾り方の基本をレクチャーします。BEFOREとAFTERを子ども自身が感じることで、その必要性を体感してもらうことが狙いです。

「好きなモノを大切に扱うことは、自分自身を大切に扱うこと」だからこそ、好きなモノは「ちゃんと飾る」。息子に伝えたい筆者の考えです。

2.子どもに「インテリアを選ばせる」

次の方法は子どもにも「インテリアを選ばせる」こと。リビングは、どうしても親の好みが色濃く出てしまいます。しかし、子どもにも関わりを持たせることで、「家づくりに参加させる」ことができます。

闇雲に選ばせては、整えたインテリアのテイストが狂ってしまうことも。だからこそ、筆者が実践していることは、「選択肢は親が提示すること」なのです。

例えばクッションカバー。選んでほしいアイテムを3つほど用意します。どのアイテムでも部屋に合うような柄や素材を親が組み合わせ、その中から子どもに選んでもらう手法です。

選択肢を親が設定することで、インテリアのテイストは崩さず、子どもにも選ぶ機会を与える。子どもはそれだけで、家づくりに参加しているような気分になります。夫が帰宅すると、得意気に「僕が選んだんだよ」と報告する姿を見て、微笑ましく感じる筆者です。

子どもにもインテリアを選ばせることは「家づくりに参加させること」。無関心から関心へ移行させることができれば、整えようとする気持ちも育まれます。またその過程の積み重ねで、家が「自分の居場所」であることを実感してほしいと考えています。

3.子どもと「片づけの時間を決める」

「飾る楽しみ」「選ぶ楽しみ」が見出せたら、今度は、子ども自身が能動的に整える土台づくりをしていきましょう。それが「片づける時間を決める」ことです。

わが家では、食事の前、出かける前、寝る前はリビングで使用したおもちゃを片づける時間としています。こまめに片づけておけば、一回の負担は少なくなります。大切なのは、なぜ片づけた方がいいのかを「理由づけをして子どもに伝える」こと。

例えば「スッキリした空間で食事をとった方が美味しく感じる」「帰宅時や起床時、ドアを開けた時に見える景色は片づいた部屋の方が気持ちがいい」「現状の部屋で、自分のお気に入りのモノが輝いて見えるか」等々…こんな感覚を子どもと一緒に考え、体感してみることでより理解が深まります。

5歳の息子も、ようやく片づけが習慣化してきました。積極的に家づくりに関わる機会を親側が設けることで、片づけも「両親がやること」から「自分ごと」に捉えられる環境になります。まずは「時間を決める」ことからはじめてみませんか。

「今しか味わえない景色」を親子で楽しもう!

子どもがいると「インテリアは楽しめない!」。もちろん、一理あります。しかし、子どもがいるからこそ「今しか味わえない景色」があることも忘れないでいたいもの。

高価な家具や、素敵な調度品ばかりがインテリアではありません。家族の息遣いが垣間見える空間こそが「家」だと筆者は考えているからです。

大人が楽しむ空間から「子どもも巻き込んで、一緒にインテリアを楽しむ」からこそ、暮らしはもっと楽しく感じるし、その中で紡がれる日々が家族の歴史になると実感しています。

◆この記事を書いたのは・・・miho_living
ルームスタイリスト・整理収納アドバイザー
5歳児を育てる、ワーママ。『帰りたくなる家づくり』をテーマに投稿しています。

 
 

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