リビングに欠かせない家具といえば、リビングテーブルとソファ。しかし、家事代行サービスを展開するカジタクに所属する「片付け名人」の山口さんは、それらの家具は決して「マスト」なものではないと話します。その理由とは……?
■教えてくれたのは・・・片付け名人の山口さん
カジタクに所属する、予約半年待ちの「片付け名人」。定期家事代行、整理収納サービスの経験を活かし現在は新人スタッフの教育を行うトレーナーも担当。整理収納アドバイザー1級ほか、整理収納の資格を多数保有している。
じつは「マスト」ではないソファとリビングテーブル
私たちが「理想の我が家」をイメージするとき、まず思い描くのは「リビング」ではないでしょうか。お気に入りの家具を配置して、そこでくつろいだり、家族が集まったり、ときには友だちが遊びに来たり……。
そんなリビングに欠かせないものと言えば、ソファとリビングテーブル。実際、雑誌やモデルルームなどを見ると、必ずそこには立派なソファとリビングテーブルが置かれています。
しかし私は、それらが絶対に必要なアイテムとは考えていません。
ソファとリビングテーブルが不要な理由

リビングの役割は、大きくわけて以下の2つです。
・家族みんなが集う場所
・来客を迎え入れられること
そしてこの2つの役割は、実際には「ダイニングテーブル」が担っているお宅が多いなと、実感しています。
わが家も例外ではありません。
今の家に引っ越したときに、最初からソファとリビングテーブルは買わず、まずはダイニングテーブルと椅子だけを購入しました。ソファとリビングテーブルは、もちろん憧れでしたし、とても欲しかったのですが、一旦保留にしたのです。
そして、しばらく生活してみて、結局現在まで、リビングテーブルは買っていません。置くスペースが足りませんでしたし、そもそも必要性を感じなかったからです。リビングテーブルがない生活は、不便どころか、むしろ部屋が広く使えて快適なほど。一方で、ソファに関してはソファベッドを購入。これは来客時のことを考えたもので、来客用の毛布や枕も収容できるものを選びました。ただくつろぐためだけのソファであれば、リビングテーブル同様に部屋が狭くなるので、買っていなかったと思います。
雑誌やモデルルームの世界は、広さがあってこそ、ということもあります。自分の家の広さや、生活スタイルに沿った、リアルに必要な家具に囲まれて過ごすことが、本当にくつろげるリビングの秘訣かもしれませんね。
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