ほぼ毎日使うキッチンのキレイをキープするには、こまめな「片づけ習慣」がカギとなるそう。キッチンがキレイな人は、習慣を味方につけることでがんばらずに継続できる仕組みができているとか。
あれもこれも習慣にしようとせず、まずは3つのことだけ徹底してみると効果を感じられるそう。整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんにくわしく教えてもらいました。
習慣1.使う場所の近くにしまう
意外とできていない人も多いのは、「使う場所の近くにしまう」ということ。ボウルであればシンク下に、鍋や調味料はコンロ下収納にしまうなどです。作業の動線が悪いと、出し入れもめんどうになり放置癖がついてしまいます。
食器もできるだけ移動距離が少ない場所におくとしまいやすいですよ。引き出しを開けてさらにフタつき収納がある収納スタイルなどは、片づけ作業のハードルを上げてしまうので注意が必要です。
習慣2.コンディションに合わせて片づけ方法を変える
毎回完ぺきを求めてキッチンを片づけていませんか?キッチンがキレイな人は、その日のコンディションに合わせて片づけレベルも変えることをしています。たとえば、余力があるときには洗い物はふきんで拭き、余力がないときには拭きあげ作業はお休みして自然乾燥をするなど。
ふきんで拭かなければならないと思えば、めんどうで洗い作業までたどり着かないかもしれません。しかし、省いてもそこまで支障が出ないことは省くことで、片づけが滞りなくできる場合も多いのです。
習慣3.洗い物をするときはインプットも同時に行う
単調な食器洗いの家事は退屈に感じてしまうため、ムダな時間に感じやすい人も多いです。逆転の発想で、頭を使わずシンク前に立って洗うだけの作業には、「インプット」もセットにして行うと一気にはかどりますよ。
今まで時間がなくて学ぶことができなかったことでも、洗い物とインプットをセットにすることで勉強を習慣にすることができます。また、ドラマやYouTubeなどの娯楽系であったとしても、ストレス発散にもなり片づけも進み一石二鳥です。
自分に合った方法で取り組めるかがカギ
片づけは、終わりがないからこそ、苦痛に感じればどんなに習慣にしようとしても身につきません。ポイントは、自分に合った方法で長期的に取り組める仕組みを作れるかどうかです。
キッチンの片づけ自体をたのしめなそうであれば、インプットを行うように気を紛らわせることもひとつの策。とにかく苦手意識をなくし、ハードルを低く設定していくと片づけを習慣化しやすいです。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部