毎日がんばって片づけているはずなのに、いつの間にか散らかってしまう。そんな経験はありませんか?
整理上手な人は、「ついで整理」で片づけに対するハードルを下げているとか。
整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんに、ついで整理のアイデアを教えてもらいました。

1.洋服を選ぶついでに服を「手放す」
クローゼットの「全部出し整理」に挑戦してみたものの、結局時間と体力を消耗し挫折…。上手くいかなかった経験はありませんか?そんな方は、洋服を選ぶついでに1着だけ手放すことを意識してみてください。
「たった1着で何が変わる?」と思いがちですが、1カ月毎日見直し続ければ、約30着の服を手放すことができます。
整理が苦手な人こそ、時間を味方につけて着実に減らしていきましょう。
2.部屋に入ったついでに1つ以上捨てるか片す
約500人の方にとったアンケートによると、約半数の人が物置部屋があると回答。物置部屋とまではいかなくても、散らかっている状態の部屋もあるのではないでしょうか。
そんな時は、部屋に入ったついでに1つ以上捨てるか片すことを意識してみましょう。もちろん余力があれば、2つ3つと増やしていっても良いです。
終わりが見えない作業でも、物は有限だという事実に気づけば、継続のきっかけにもなるでしょう。
3.新品をしまうついでに古い物を捨てる
新品の衣類や日用品をしまう時、ぎゅっと押し込んではいませんか?
整理上手な人は、入ってきた数だけ不要な物を都度手放しています。特に、靴下や下着などの小物は、必要な数が決まりやすいので、ついで整理もしやすいです。
不要な物を手放してお気に入りアイテムの指定席を作ってあげると、物に対する愛着も深まるでしょう。
4.書類を見直したついでに全ページめくってみる
ためやすく煩わしい書類整理も、時間をかけずついでにやるとラクです。
書類を見直そうとファイルを手にとったついでに1冊だけ見直してみましょう。全ページをめくるといっても、パラパラとめくれば1分程度で済みます。
たとえ数枚でも減らすことができればOK。いつの間にかたまりやすい書類は、今以上に増やさない意識が大事です。
5.休憩するついでに持ち物の必要性を考えてみる
整理整頓は、体を動かすこと以前に「頭で判断する思考力」が必要です。
整理の手順で判断して捨てることはセットですが、必ずしも同じタイミングでやる必要はありません。
休憩するついでに視界に入る物を「これは必要かな?」と考えてみるだけでも良しとしましょう。
たとえその時は捨てられなくても、回数を重ねていくうちに手放せる物も出てくるはずです。ついでに考える癖を身につけておけば、判断力も今まで以上にスピーディになるでしょう。
整理上手はついでにやっている
整理上手な人こそ、「ついで」にやっています。
がんばらないとできないことは継続しづらいので、むしろがんばらなくてもできる程度にハードルを下げることがポイントです。
ついで整理をゲーム感覚で楽しめると継続力が身につき、がんばらなくても片づくようになるでしょう。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションでの家族4人のリアルな暮らしぶりを紹介するインスタグラムが人気。インスタグラムは@utatanenet_home。
編集/サンキュ!編集部