誰もがんばらなくても片付く家のヒミツ4
2019/09/23
家は小さく、収納も少なめ。「もっと物をしまう場所があったら、部屋がきれいに片づくのに」と思うことも……。しかし、タラレバを挙げればキリがありません。そこで、同じように収納が少なくても片づけられる家へと変化したおうちを取材。片づけの秘訣を聞いてみました。
<プロフィール>
後閑美砂さん(群馬県 37歳)
夫(41歳)、双子の長女・二女(小3)の4人家族。建設系の「男くさ~い会社」で唯一の女性パートとして経理を担当。フルタイムで週5日働く。休日の楽しみは家族全員でゲームをすること。インスタアカウントは「aiemigram」
元々インテリア好きの後閑さん。EC&リアル店舗「OURHOME」を主宰するEmiさんの本やインスタグラムで情報収集するのが楽しみでした。「とはいえうちは収納が少ないし、私は仕事と家事育児に追われバタバタ。おしゃれな家のマネをしたこともありましたが、わが家には合いませんでした……」。
そんな後閑さんがたどり着いたのは定番のグッズを使った、ごく普通の収納。「多くの人が使っている物には目新しさはありませんが、とにかく、揺るぎなく使いやすい。物自体にクセがないから、家をすっきり見せてくれるのも、小さな家にはありがたいです」
1:収納は、わかりやすく、 取り出しやすく、片づけやすく。
物の置き場所が明確で、全員が片づけやすいのが、後閑さんの家の収納の特徴。一目瞭然だから物のありかを聞かれることもなくなりました。
学校のロッカーをマネした収納
ランドセルはカインズの棚の上に置くだけ。長期休みの前に持ち帰る絵の具セットなどは無印良品の布製ボックスにざっくり収納。プールバッグなどは無印良品の3連ハンガーに掛けて。「学校のやり方のマネだから、娘たちも使いやすそうです」。机は地元のホームセンターで購入。
教科書やノート、ハンカチ、マスクも学校のお道具箱をマネして引き出し式収納に。無印良品の大小の引き出しを組み合わせて。
★POINT★
・ 子どもの手が届く高さ
・ ざっくり仕分け
・ 何の置き場かをラベリング
大切な書類やハンコ、 鍵の収納は、すべてラベリング
家の重要書類や何度も見返すプリント、鍵などは物置の上段に。「万一私が入院したりしても家族が困らないよう、ボックスや引き出しの中に何が入っているかをラベリングしています」。棚はホームセンターで木材を買い、自作!
毎日使う物は食卓の下にひとまとめ
本来はカトラリー収納の引き出しだけど、スマホの充電器や薬、子どもの集金に使う小銭など、毎日使う物だけをキュッとまとめて収納。「この引き出しのおかげで、夫の物の出しっ放しと、『あれどこ?』と聞かれるストレスがなくなりました」
学校のプリント置き場はあえて目立つ場所に
学校から持ち帰る配布物は、帰宅してすぐに無印良品のかごに入れるのがルール。「かごは子ども部屋の入り口の手前が定位置。部屋に入るまでの動線上だから必ず目に入るので、子どもたちも忘れずに入れるようになりました」
★POINT★
その日に分ける!
□要対応:記入/カレンダーに書くお金を用意 など
□捨てる:確認・対応済みのプリントや行かないイベントの案内など
□しまう:すぐ近くの収納に。箱いっぱいになったら不要な物を捨てる
2:人気グッズはやっぱりはずれがない
シンプルで置き場所を選ばないうえ、ザ・規格サイズで機能的。あれこれ試した末にたどり着いた後閑さんの家の収納グッズは、おなじみ無印良品とSeria、イケアのヒット商品でした。
スプレー類はセリアのフックで壁掛け
スプレーやソープのボトルは、直接置くと接地面がヌメって不衛生だし掃除が面倒。だから壁に無印良品のバーやセリアのフックをつけてつるして。こうすればシンクの掃除がラクに。
タイル、ガラス、鏡などの平らな場所にピタッと密着する特殊フィルムを採用したフック。フィルムもフックも透明で目立たない。「フィルムフック リングタイプ」¥108(税込)/ Seria
毎日使う物だから、安い<長く使える安心感を優先
「100均にも似た物があるけれど、無印良品のほうが強度があって長もちすることがわかりました」と後閑さん。毎日使うから安定感がなにより大事。買い替えの必要がないから、結局、コスパが高い。
1:サイズや形のバリエーションが豊富。収納する場所や用途に合わせて〝マイベスト〞が見つかるロングセラー。「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・A4用・ホワイトグレー」(幅10×奥行32×高さ24㎝)¥639/無印良品
2:「空間を仕切りつつムダなく使うには、この引き出しがベストでした」。「ポリプロピレンケース引出式・横ワイド・薄型2個」(幅37×奥行き26×高さ9㎝)¥1,102/無印良品
3:さまざまな形の文房具などを、分けて、立てて収納できるうえ、持ち手つきで運びやすい。「自立収納できるキャリーケース・A4用」(縦28(持ち手含む)×横32×厚さ7㎝)¥825/無印良品
無印良品の「あのソファ」に
通称〝人をダメにするソファ〞(笑)は、くっつけて使えばさらに居心地よし。さっとどかせるから掃除もラク。「枠のあるソファより省スペースで、重ねれば部屋が広くなるのも選んだ理由」
「体にフィットするソファ・本体」(幅65×奥行65×高さ43㎝)¥11,677、「体にフィット
するソファカバー」(幅65×奥行65×高さ43㎝)¥2,769 /無印良品
ティータオルで水きりかごを手放せた
シンクと調理台を広く使いたいから、水きりかごは撤去。洗ったあとの食器は大判のティータオルにのせて。「楽天で購入した北欧ブランドのティータオルは速乾性。使い終わったらつるしておきます」。調理台に置くのは山崎実業の収納グッズブランド「TOWER」のベストセラー、ポリ袋エコホルダーだけ。
すぐに片づけられない物は、「折れるかご」に
「家族の脱ぎっ放しのパジャマや遊びかけのおもちゃは、取りあえずリビングの隅のイケアのバスケットに突っ込みます。深くて中が見えにくいから安心」。どんな場所にもなじむデザイン。
3:「1つ増やす前に1つ減らす」 が約束です
収納場所が少ないから、物が多いとその分管理も片づけも大変に。子どもたちにも増やさないことを教えています。
自分の服とバッグを減らした
服は年間通して22着だけ。「〝本当に必要な服とバッグはどれ?〞と自問自答したら、出産前のやせていたころの服も、営業マン時代のバッグも今はいらないと思えて」。服を着倒して処分し、新しい服を買うのは気分がいい!とも。
★POINT★
週5日働いているけどワードローブはこれだけ
・ Tシャツとカットソー … 5枚
・ シャツ… 2枚
・ ニット … 3枚
・ アウター … 3着
・ ジャケット … 2着
・ スカート … 4枚
・ パンツ … 2本
・ 喪服 … 1着
減らした物はお金に換えてお小遣いに
遊ばなくなったおもちゃは親子でブックオフに持って行き、売れたお金は子どものお小遣いか、子どもの好きな物を買うことに。「このルールのおかげで、子どもたちは使わなくなった物を減らすのが楽しい習慣になったようです」
作品の「いるいらないまつり」は長いお休みの恒例行事
夏休みにはその前の春休みの、冬休みにはその前の夏休みの作品を見直し、収納からあふれる物を手放すのが習慣。「作品を持ち帰ってすぐ処分するのはイヤみたい。数カ月おくと子どもは冷静になり、すんなり取捨選択できます」
4:ほどほどでOKと割り切る
家の片づけでストレスがたまるのは、完璧をめざしてしまうから。ほどほど、そこそこでOKと割り切る後閑さんのテクを参考に。
休日は散らかってもOK。 寝る前だけ、そこそこ片づいていればよし
大人も子どもも平日はバタバタ。「休日くらいは片づけも忘れてゆったり過ごすことにしまし
た」。寝る前に一度、ざっくり片づけるのがルール。
夫の部屋には口も手も出しません(笑)
以前は夫の部屋の散らかりにイラッとしたけれど、今は気にしない、という後閑さん。「大人を変えるのは難しい(笑)。夫は元気に仕事さえしてくれれば充分と考えることにしたら、私自身がラクに」
掃除と片づけに値段をつけた
双子の娘も小3になり、片づけの戦力に動員。「とはいえ、いつも子どもたちがやる気満々なわけではないので、お小遣いを渡してやる気アップ! 一人当たり、月に約150円の支払いです(笑)」
Have a try!
□家族全員にわかりやすい収納にする
□人気グッズを使ってみる
□物をひとつ増やす前にひとつ捨てる
□片づけはほどほどでOKと割り切る
参照:『サンキュ!』10月号「それでも片づいている家のひみつを教えます」より。掲載している情報は19年8月現在のものです。
撮影/林ひろし 取材・文/宇野津暢子 編集/サンキュ!編集部
『サンキュ!』最新号の詳細はこちら!