ミニマリストのキッチンを大公開!取り入れたいアイデアが盛りだくさん!
2023/09/09
今使わない物は手放して前へ進むというミニマリストの尾崎さん。男の子3人を育てるとは思えないほどのスッキリした暮らしぶり!キッチンには厳選された物ばかり。1つで多機能に使えるグッズなど、お気に入りを教えてもらいました。
<教えてくれた人>
ミニマリスト 尾崎友吏子さん(大阪府)
夫、長男、二男、三男の5人家族。建設コンサルタントに勤務。ブログ「小さく整う暮らし」。著書『ミニマリストの持ちもの帖』(NHK出版)。
◎HOUSE DATA◎
3LDK(約70平米)/分譲マンション
暮らしも自分の年齢も変化するから、「今」使わない物は手放して前に進みます
家の中の物を、ずっと変えずに暮らしていくのは不可能です。なぜなら子どもの成長によって、必要な物や数は変わるし、自分の年齢によっても、使いやすい物や似合う物は変わっていくからです。生活を続けるために、新しい物が必要になるのは当たり前。だからこそ、使わない物を手放さないと、物はどんどん増えてしまいます。この先も必要かを考えるのは大変だけど、「今」必要かの理由は「今」の自分の中にあるはず。物を持つ基準は「今使うか」、これだけならシンプルに決められます。
機能が重複している物は持ちません
多機能の物を選べば、物の量がミニマムになりコンパクトなキッチンでも広々使えます。物を多くそろえなくても、暮らしに不便はありません。
5人分の皿は、75×60cmの棚に入るだけ
【皿】割れても買いたせるから白い業務用の皿をセレクト
セットでそろえていた柄物のブランド皿が1枚割れて、残った皿を家族で使う機会が減ってしまった経験から、「皿はいつでも買いたせて、どんな料理にも合う白い業務用の物」だけにしました。
【耐熱グラス】温冷両用だから、カップとグラスの数を減らせる
温かい飲み物にも冷たい飲み物にも合う耐熱ガラスの容器なら、カップやグラスをたくさんそろえなくてもOK。シンプルだから、お客さま用にも◎。
●好きな物は、所有しなくても見るだけでも楽しめる
器は、量を持っていても全部を使いこなせるわけじゃありません。雑誌などで眺めたり、好きな器を使っているお店で食事をしたりするのも、楽しみ方の1つです。
元々は食器大好き。
【鍋】何でもできる「クリステル」の鍋を5つ
多様な専用鍋はそろえず、どんな料理にも、炊飯にも使えるステンレス多層鍋を愛用。取っ手が取れるので、収納はもちろんオーブンや食洗機に入れやすくて便利。
【最近買いたした物】コッフェル
フライパン、皿、保存容器、やかんにもなるアウトドア用鍋
アウトドア用の小鍋を、家の食事でも使用。子どもが大きくなり食事時間がバラバラになったので、1人分の料理を温めるのに大活躍。取っ手をとじれば、スタッキングも可能です。
●【鍋帽子】保温調理器具を手放せる時短グッズ
鍋にかぶせれば、余熱で保温調理ができる手作りの鍋帽子。煮ものはゆっくり熱を通せるからおいしくできて、光熱費の節約にも◎。布なので、収納もコンパクト。
【小さいまな板】さっと洗える、"ちょっとした物"を切る用
大きいまな板とは別に、パンや果物など、"ちょっと"切るときに活躍する小さいサイズも愛用。「洗い物の負担も減り、切ったらそのまま皿としても使えて便利です」。
軽くて頑丈で機能的な"アウトドアグッズ"は、暮らしも自分も身軽にしてくれます
数年前、登山が趣味に加わった尾崎さん。「1つで多機能、軽くて丈夫に設計されているグッズに感動しました。家の中でも、よりラクに、より長く使える物を選んでいきたいです」。
参照:『サンキュ!』2021年10月号「物が増えない家徹底解剖スペシャル」より。掲載している情報は2021年8月現在のものです。撮影/片岡祥 構成・文/出下真紀 編集/サンキュ!編集部