片付け下手から整理収納アドバイザーへ!ルールが"見える化"されている家の整理術

2022/02/23

とにかくラクに出し入れできて、家族みんながわかりやすい収納にしています!生活感のある物が目につかず、スッキリ感もキープ。考えなくてもサッと片づくコツはシンプルな4つのルールでした。

<教えてくれた人>
akiさん(愛知県 37歳)
夫(43歳)、長男(8歳)、二男(7歳)の4人家族。著書『楽してキレイが続くシンプル収納』(あさ出版)が好評!インスタグラムID:shiroiro.home

◎House Data◎
持ち家一戸建て/5LDK(137平米)/築7年

いちいち「あれ取って」と言われない、「片づけて」と言わなくてすむ、ストレスのない家をめざしました!

結婚前は片づけ下手だったakiさんですが、17年に整理収納アドバイザーの資格を取得し、収納の達人に大変身!「今でもズボラで面倒くさがりなのは変わりません(笑)。だからこそ、とにかくラクに出し入れできて、家族みんながわかりやすい収納を心がけています」。そのために、「よく使う物は使う場所のすぐ近くに置くこと」「どこに何があるかひと目でわかること」を徹底!家中が"見える化"されているのに、生活感のある物が目につかず、スッキリ感をキープしているのは、死角になる壁面やテーブル裏などを活用しているから。「家族が片づけしづらそうな所があったら、『どうしたらやりやすい?』と聞いて、その都度改善。考えなくてもサッと片づくので、ストレスがたまりません」。

出す・しまうルール

【座ったまますぐ手が届く】
「ちょっとでも動くのが面倒なので、テーブルに座ったまま手が届く所にいかに収納するか工夫しました」。マグネットや両面テープなどを活用し、圧迫感のない収納に。

お絵描きしたら、テーブル下の引き出しにしまうだけ!

ここでお絵描きや宿題をする子どもたち。テーブル裏にファイルボックスとペンケースを貼りつけたら、使用後に「片づけて」と言わなくても、自分で戻してくれるように。

いちいち立って動かなくていいよう、テーブル横に必要な物を集約!

キッチンカウンターの側面には、毎日必ず使う物をまとめて貼りつけ。テレビのリモコンも、裏面に面ファスナーをつけて、簡単に着脱できるようにしています。

子どもの体温計セット

子どもたちは毎朝検温して学校に提出が必要。体温計とプリント入れ、ペン、裏面にマグネットをつけた印鑑をひとまとめに。

食後に飲む薬

二男とakiさんが毎日飲む処方薬は、マグネットつきケースに入れてシンクの横に。「水もすぐ出せるので、飲み忘れがなくなりました」。

テーブル下に「傘ホルダー」でスプレーを引っ掛け

100均の「傘ホルダー」を逆さにして、アルコールスプレー掛けに。「頻繁にテーブルを拭くので必需品ですが、テーブル下なら、出しっ放しでも目立たないし、サッと取れてラク!」。

【ワンアクションで出し入れできる】
よく使う物を棚や引き出しの中に入れると手間が増えて、出し入れがおっくうに。「マグネットで壁面収納にすれば、ワンアクションで取れるようになり、ストレスが減らせます」。

子どもが使うはさみ、ペンは、数字ラベルで元に戻しやすく

ランドセル置き場の収納スペース。扉の裏にマグネット板を貼り、数字をラベリング。はさみやペンにもそれぞれ番号をつけることで、子どもが「つい戻したくなる収納」に!

カトラリーは、マグネットつきケースで、シンク前に出しっ放しに

シンク前にマグネットを貼り、ケースで分類した箸やスプーンなどを出しっ放しに。「洗ったらすぐ戻せるし、取りはずしてテーブルに運ぶときも便利」。

はずしてこのままテーブルへ。

洗面台からサッと取れる洗濯機の横にヘア用品をペタリ

洗面台から右手ですぐ手が届く洗濯機の側面もフル活用。マグネットつきケースやトレーを組み合わせて、よく使うヘア用品や化粧品を配置しています。

仕切るルール

【同じケースでそろえる】
収納スペースに合わせて、同じケースで仕切ることで、見た目が整い、出し入れもラクに。 中身が見えないケースにはラベルを貼って、必要な物がすぐ探せるようにしています。

脱衣所で使う物は、人別にラベルで色分け

下着や靴下は、無印良品のソフトケースに入れ、夫=グレー、妻=ピンク、子ども=青、共有=白と色分け。「種類別に縦のラインでそろえているので、洗濯物をしまうときもラク」。

ネイル、アクセは道具箱で立て収納に

袖机の引き出しの下段には、たまに使うネイルやアクセサリーなどを道具箱に収納。「立てておけば、必要になったとき見つけやすく、箱ごと取り出しやすい!」。

アクセは、スポンジに差し込めばからまない!

道具箱にカットしたメラミンスポンジを収め、切れ目を入れて、ネックレスやピアスを差し込むだけ。からみにくく、見た目もキレイ!

たくさんある靴は、"重ね収納"で出し入れしやすく

「私も夫も靴好きなので、無理に減らしていません」。その分、ワイヤーで高さが調整できるグッズを活用し、重ねて収納量をアップ!引き出すだけで1足ずつサッと取れて便利。

【上から見てすぐわかる】
「深さがある引き出しは、重ねて入れると、いちいち動かすのが面倒なので立てて入れるのがマストです!」。ラベルやシールで、中身がすぐわかる工夫もプラス。

仕切りつきのカゴで袋物を立たせて収納

サイズや形がバラバラな食品ストックは、仕切りの位置が自由に動かせるワイヤーカゴで分類。「パッケージが見えるように立てて入れれば、簡単に在庫チェックできます」。

メイク用品がシールの色ですぐわかる

毎日使うメイク用品は、袖机の引き出し2段目に。クリアーケースで分類し、アイシャドウの側面には色分けシールを。「いちいち開けなくても、使いたい色がすぐ選べます」。

持ち手つきだから、テーブルへも移動OK。

ポーチの上部にラベルを貼れば、必要な物がすぐ出せる

通院で使う診察券やお薬手帳などを無印良品のジップポーチで仕分けして、ファイルケースに立てて収納。「ポーチは、目につきやすい上のほうにラベリングしています」。

捨てるルール

【学年末などの区切りで見直す】
どんどん増える子どもの物は、学年末や年末にまとめて見直しを。「一定量を保つルーティンを決めておけば、物がはみ出すことはありません」。

おもちゃや作品は、年末、春先に不要な物を処分

おもちゃや作品は、クリスマス前や学年末に中身を見直して、不要な物を処分。1階に置くのはケースに入る量だけに絞っているので、片づけるときもスムーズ!

折り紙作品は、袋がいっぱいになったら見直し。

折り紙好きな二男。「細々した作品はきんちゃく袋に収納するように。あふれてきたら、二男に確認して古い物を捨てています」。

学校のプリントは毎日チェック→残す物は1年保管

青=長男、黄色=二男で色分けしたプリント置き場。帰宅後ここに出し、akiさんが毎日確認して捨てる物は下のトレーに。保管が必要な物は蛇腹ケースに移し、1年たったら長期保存の物以外は処分。

学年末に不要な物を捨てる。

買うルール

【定番品で形をそろえる】
「エリアごとに種類を分け、いつでも手に入る定番の収納ケースでそろえるようにしています」。高さや奥行きが凸凹することがないので、見た目もスッキリ!

定番品なら、壊れても補充しやすい

キッチンの背面は、ニトリのNインボックスシリーズで統一。「もしボックスが1つ壊れても補充しやすく、サイズ違いでいろいろそろえられるのでおすすめ」。

食器は重ねてもじゃまにならない物を

出し入れしやすさを考え、重ねたとき厚みがない食器をチョイス。「子ども用の皿はプラスチック製に。雑に扱っても割れないので、ズボラな私でも安心です(笑)」。

投げ込んでも割れない!

【日用品は1年分をまとめ買い】
小まめにドラッグストアに買いに行く手間を省くため、洗剤や紙類などは1年分をネットでまとめ買い。なくなったときに慌てずにすみ、ストレスが激減!

洗剤、紙類の使用量をチェックし、年間でまとめ買い

「買い物前に、使用開始日を商品にメモし、どれくらいのペースで消費するか確認してから、年間で必要な分を購入しました」。洗剤類は床下に、紙類は脱衣所の引き出しに収納。

12枚のフェイスタオルを年1回まるっと入れ替え

バスタオルは使わず、入浴用、手洗い用を兼ねて同じタオルを12枚使用。「年末に新しいタオルを購入し、一気に入れ替え。古いタオルは切って掃除用にしています」。

参照:『サンキュ!』2022年3月号「いつもきれいな家が決めている4つの『整うルール』」より。掲載している情報は2022年1月現在のものです。撮影/大森忠明 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部

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