棚、ボックス、フォルダ、緑の植物

買うときは要注意!じつは使いにくい収納グッズの特徴3つ

2022/04/10

さまざまなタイプの収納グッズが手軽に手にはいる昨今。種類が多すぎて迷ってしまいますよね。いったいどのような収納グッズを選べばよいのでしょう?

オシャレで素敵、憧れのインスタグラマーさんが使っているあの収納は本当に使いやすいのでしょうか?じつは使いにくい収納グッズの特徴を、整理収納アドバイザーの中里愛子さんに教えていただきました。

介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019...

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1フタつきスタッキングボックス

NosUA/gettyimages

積み重ねることができるフタつきの収納ボックスは、収納スペースを効率よく活かすことができます。しかし、重ねてしまうと下のボックスに入ったものをを取り出すときに上のボックスをすべて下ろさなければなりません。労力と時間を要することになるのです。

フタつきのボックスを使うときは、思い出の品や季節のお飾りなど日常の出し入れするものではなく、年単位で使わないものを収納するようにしましょう。

2整理トレー

誰もいないキッチン、引き出しの中のきれいな食器。
brizmaker/gettyimages

カトラリーや文具、化粧品などを収納するために整理トレーを使っていませんか?
一枚のトレーがあらかじめこまかく仕切られている収納トレーは小物がピッタリ収まると気持ちいいですよね。

しかし、現実は持っているものがその整理トレーにピッタリ収まることはなかなかありません。部分的にピッタリと収まる箇所があっても、別の箇所が狭すぎたり、広すぎたり、長すぎたりと、上手く収まらないことがほとんどです。たとえピッタリ収まったとしても、入れるものに変動があったときに対応できなくなってしまいます。

整理トレーにピッタリ収めるには、整理トレーに合わせて中に入れるものの種類や量を調整する必要があり、もののための収納ではなく、収納のためのものとなりがちです。

Kostikova/gettyimages

小物の整理には一枚トレーではなく、さまざまなサイズのトレーをいくつか組み合わせる方がおすすめ。収まりがよかったり、入れるもののアイテムや量が変わっても対応しやすくなりますよ。

3天然素材のもの

多くの異なるバスケットや樽と素朴なスタイルで部屋の装飾
Ekaterina Aleshinskaya/gettyimages

木製や籐製の収納グッズはナチュラルインテリアに欠かせないアイテムですが、天然素材のモノは湿気の多いところではカビてしまうことがあります。ホコリもつきやすく水洗いも簡単にはできないので、プラスチック製の収納グッズより衛生管理に注意が必要です。

また、木製のボックスは板の厚みがあるため収納力が落ちたり、大きいものだと重たくなってしまいます。そのため置く場所や入れるものが限られてしまいます。

収納グッズは、そのデザインだけではなく、置く場所、入れる物、入れる量、入れるものの使用頻度などさまざまなことを考慮して選びます。
そのため、いくら収納の専門家が自宅で使っている収納グッズを買ったとしても、同じようにきれいにスッキリ収めることはできません。ご自身のライフスタイルから収納グッズは選ぶようにしましょう。

■執筆/中里愛子…介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019年に「片付けサポートおうちPLUS」を起業。現在は、整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし、片づけサポートのほか、資格認定講師としても活動。インスタグラムはouchi_plus

 
 

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